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ベジクルのたてのです。

今回の旬の話題は「ピーマン」です。
ピーマンはトウガラシの仲間ですが辛味成分であるカプサイシンを含まないので辛味はありません。
苦味はありますが、これは完熟を待たずに生育途中で収穫するため。
ピーマンは完熟すると赤ピーマンになり、甘味が増して苦味や青臭さは少なくなっていきます。
最近ではこどもピーマンなどの苦味を減らした新品種など、新しい特徴を持った新品種がたくさん開発されています。

春先に出回るピーマンは春ピーマンとも呼ばれ、食感が柔らかくて苦みも穏やかなのでサラダなどの生食でも食べやすくてオススメ。

調理の際には繊維の方向に気をつけると料理に合わせた風味が得られます。
繊維の方向に沿って縦に切ると苦味は穏やかに、横方向に輪切りにすると苦味を感じやすくなります。
縦方向に細切りにして塩昆布と和えるだけでとても美味しい一品になるのでお試しを。
ヘタとワタ、種を取り除いて調理するのが一般的ですが、最近ではワタと種に含まれている栄養素が注目されていて丸ごと調理するのもトレンドになりつつあります。

子供の頃は苦くて食べにくかったピーマンも、大人になると苦味も旨味として感じるようになりますよね。
暑い時期にピッタリな野菜なのでアレンジを楽しみながら活用してみて下さい。