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ベジクルのたてのです。

今回の旬の話題は「水なす」です。
私の地元和歌山でも盛んに作られていますし、お隣の大阪は水なすの本場として全国的に有名です。

皮が薄くて水分を多く含んでいるのでとても瑞々しくジューシーです。
絞れば水が滴り落ちてくるようなナスなので、生産者さんが農作業中の水分補給のために作っていたとの説もあるほど。
アクが少なく甘味があるので生食用のナスとして特に夏には人気の品種です。

浅漬けやぬか漬けがメジャーな食べ方です。
オリーブオイルなどとも相性が良いのでサラダや生ハム巻きなど洋風のメニューにも使われます。
最近では加熱調理にした際の美味しさにも注目が集まり、トマトソースのパスタや麻婆ナスに使われる事もあります。
素材としてはとても素直な性質なのでどのような料理にもお使いいただけます。

生で食べるときは包丁で切るよりも、手で裂くようにするのがオススメです。
裂いた水なすにポン酢と梅肉を和えて「水なすタタキ」にすれば初夏にピッタリな一品になります。
裂くことで調味料がよく馴染み美味しく頂けますのでお試しを。

少しぶつけただけで破れるほど皮が薄いので取り扱いにはご注意くださいませ。