「野菜が安いの、いつまで続く?」2026年6月の夏野…
2026.05.30
市場情報
「野菜が安いの、いつまで続く?」2026年6月の夏野菜の最新事情

この時期のあしらいは
「青もみじ」が一押しです。
お料理にそっと添えてみて下さい。
和洋中問わず、季節感がグッと上がりますよ。
是非ともお試しください。
今週の大田市場、野菜相場は“やや下げ”です ☔
直近の好天の影響もあり、今週の大田市場は全体的に少し野菜が買いやすくなってきました。
特に、
・キャベツ(▲23%)
・玉ねぎ(▲19%)
・じゃがいも(▲15%)
・レタス(▲11%)
など、春先に高かった野菜が落ち着いてきています。
実際、市場を歩いていても「量が出てきたな」という印象。特に果菜類(きゅうり・トマト・ナス系)は、気温上昇とともに産地の生育が進み、売場にもボリューム感が出てきました。
一方で、まだ高値が続いている野菜もあります。
●価格が高めの野菜
・キャベツ(平年並みに戻りつつあるが前年比高め)
・大根(前週比+20%)
・白ネギ(高止まり継続)
・トマト(品質良好だが平年比122%)
特に白ネギやトマトは、飲食店さんの引き合いも強く、しばらくは大きく下がりにくそうです。
そして、玉ねぎは6月から完全に「新玉ねぎ」へ切り替えになります。
少しずつ乾いてきていますが、通常の“ヒネ玉ねぎ”に比べると水分量が多め。炒め物では少し火の入り方が変わったり、歩留まりが変わることがあります。
「乾いた玉ねぎが使いやすい!」というお客様には、中国産ムキ玉ねぎもご案内しています。価格も比較的安定しており、加熱用途ではかなり使いやすいですよ🥗
この先の入荷インフォメーション
・蓮根 → 新物切替につき、この先は高値見通し
・里芋 → 新物への移行で相場上昇気味
・クレソン → 花の時期に入り、欠品リスク高め
・アボカド → 円安影響で価格上昇中
特にクレソンは、毎年この時期から「欲しい時に入らない」が起こりやすくなります。ご使用量の多いお客様は、少し早めのご相談がおすすめです。
こだわり野菜のご案内です🥦
今週も、大田市場には“夏の始まり”を感じる野菜がたくさん入ってきています。
気温がぐっと上がってきたことで、飲食店様からも
「冷菜に使える野菜が欲しい」
「季節感のあるメニューを作りたい」
「彩りの良い野菜を探している」
というご相談が増えてきました。
今週は、初夏〜梅雨時期に特におすすめしたい旬野菜を中心にご紹介します🌽
ナマ食できる南瓜「コリンキー」

“生で食べられるかぼちゃ”として人気のコリンキー。
クセが少なく、シャキシャキした食感で、暑くなってくる今の時期にぴったりです。
・薄切りにしてサラダに
・浅漬けやピクルスにも◎
・軽くグリルして前菜にもおすすめ
黄色い色味が華やかなので、盛り付けのアクセントにも使いやすいですよ。
「ピュアホワイト」入荷スタート🌽

白いとうもろこし、**ピュアホワイト(ホワイトショコラ系)**が今年もスタートしました!
まだ“初荷”のタイミングなので若干欠品リスクはありますが、甘みが乗り始めています。
例年の流れでは、
茨城産 → 北海道産へバトンタッチ
という形で、7月中旬頃に一時的な端境(入荷空白)が出る可能性があります。
・そのまま生食OK
・焼きとうもろこしにもおすすめ
・水茄子と合わせて「野菜のお刺身」にも◎
毎年人気商品なので、使われる店舗様は早め確保がおすすめです。
オクラ|今の国産は“やわらかい”

一年中あるイメージのオクラですが、出始めの国産オクラは別物。
とにかく柔らかく、香りも良いです。
・さっと湯がいてサラダに
・天ぷらや揚げ浸しに
・冷製パスタや薬味使いにも
今の時期は、色味も鮮やかで非常に使いやすいですよ。
「皮付きヤングコーン」は最盛期

今がまさにピーク!
6月いっぱい限定の旬野菜です。
・皮ごと炭火焼き
・フリットや天ぷら
・前菜や付け合わせにも◎
冷凍品では出せない“皮付きの季節感”は、やっぱり強いです。
皮を開く演出もあるので、ライブ感を出したい業態にも人気です🌿
黄色ズッキーニ|“映える”夏野菜

ズッキーニもこれからが旬。
中でも黄色ズッキーニは、料理に彩りを出したい飲食店さんから人気が高いです。
・グリル料理
・マリネ
・パスタやラタトゥイユ
・バーニャカウダにも
見た目は華やかですが、味はちゃんとズッキーニ。
油との相性が良いので、オリーブオイル系の料理に特におすすめです✨
フルーツが美味しい季節になってきました🍈
気温が上がってくると、野菜だけでなくフルーツの味もぐっと良くなってくる季節。
最近では、
「デザートに季節感を出したい」
「ドリンクメニューを強化したい」
「フルーツを使った前菜や冷製メニューを増やしたい」
そんなご相談も増えてきています。
今週は、“今がちょうど美味しい”フルーツをピックアップしてご紹介します。
今週は「肥後グリーンメロン」を特売中🍈

今週のイチオシは、熊本県産・肥後グリーンメロン。
この時期のメロンの中でも、味の濃さ・香り・果汁感はトップクラスです。
そして実は…
メロンって、大きい方が美味しい。
メロンの大部分は水分なので、サイズが大きいほどジューシーさが増し、味がしっかり乗る傾向があります。
そのため今週は、大玉サイズを特売価格でご用意しています!
・カットフルーツに
・ジュースやスムージーに
・パフェやデザート盛りにも◎
「季節感のあるデザート」を考えているお店さんには、かなりおすすめです。
ちなみに、肥後グリーンの次はアンデスメロンへバトンタッチ予定。こちらも毎年人気ですよ。
佐藤錦(さくらんぼ)🍒

市場にも、少しずつさくらんぼが増えてきました。
中でも王道は、やっぱり佐藤錦。
まだ“はしり”の時期なので、価格は1パック1000円前後と少し高めですが、見た目の華やかさは抜群です。
・グラスデザートに
・パンナコッタやアイスのトッピングに
・季節感を出す“ひと粒添え”にも◎
6月中旬頃から、少しずつ価格も落ち着いてくる見込みです。
アメリカンチェリー

こちらもシーズンイン。
国産さくらんぼに比べると、
・色が濃い
・果肉がしっかり
・酸味がやや強め
という特徴があります。
そのため、
・デザートのあしらい
・焼き菓子
・ドリンクメニュー
などに使いやすいフルーツです。
チェリーサワーやカクテル系にも相性良いですよ。
小玉スイカ🍉

「スイカ=夏本番」と思われがちですが、
実はこの時期、大玉より“小玉スイカ”のほうが甘いことも多いんです。
理由はシンプルで、今の時期は小玉の方が糖度が安定しやすいため。
これから6月後半に向けて、鳥取産のスイカもおすすめになってきます。
・カット提供
・スムージー
・サワーやジュレ系にも
夏感を出したいメニューにはぴったりです。
アメリカ産いちごへ切り替わります

6月より、国産いちごは終了 → アメリカ産へ切替となります。
アメリカ産いちごは、
・色が濃い
・果肉がしっかり
・酸味強め
という特徴があり、製菓用との相性が抜群。
ショートケーキ、タルト、ソースづくりなどには使いやすいです。
「夏いちごが欲しい!」という方には、国産夏苺のご案内も可能ですが、供給量が非常に不安定なため、欠品リスクは高めです。
トロピカルフルーツも増えてきました

暑くなってくると、南国フルーツも人気です。
現在ご用意しているのは…
・ドラゴンフルーツ
・マンゴスチン
・パッションフルーツ
・ライチ
・マンゴー各種
など。
“夏感”を演出したいお店さんにはかなりおすすめ。
特に最近は、インバウンド需要で南国フルーツ系の反応が良い印象があります。
編集後記|市場で“巨大メロン”を見つけました🍈
今週、市場を歩いていたら、3Lサイズの肥後グリーンメロンが山積みになっていて、思わず足を止めてしまいました。
「もうそんな季節か〜」と、ちょっと夏を感じる瞬間。

今週の特売、この時期の熊本産・肥後グリーンメロン、実はかなりおすすめなんです。
メロンって、大きければ大きいほど美味しい傾向があります。
ほとんどが水分なので、サイズが大きい方が果汁感も強く、味が濃くなりやすいんですよね。
今週は特売もしているので、デザートやドリンク、カットフルーツなど、ぜひ試してみてください😊
さて、市場を歩きながら最近よく思うことがあります。
「なんで野菜だけ、まだそこまで高くないんだろう?」
お肉も高い。
魚も高い。
醤油や油、お酒も値上げ。
物流費も人件費も上がっています。
飲食店の皆さまからも、
「もう何もかも高いよ…」
なんて声をよく聞きます。
でも、野菜相場って、意外とまだ頑張っている。
もちろん天候に恵まれて出荷量が増えている影響もあります。
ただ、産地では
・肥料代
・燃料費
・箱代
・人件費
・運賃
…全部、しっかり上がっています。
つまり、生産コストは確実に上昇中。
だから個人的には、
「野菜が今みたいに安く買える時代、いつまで続くんだろう?」
と少し考えてしまいます🌿
卵って、少し前までは「100円くらいで買える」が当たり前でしたよね。
でも今は、
「昔は安かったよね」
という話になりつつあります。
もしかすると数年後、
「キャベツって昔は安かったよね」
なんて会話をしているかもしれません。
だからこそ、旬の野菜が安いタイミングをうまく使って、利益を作る。
これからの飲食店経営では、そんな“仕入れ力”がますます大事になりそうです。
野菜の仕入れや業務用野菜のご相談、相場感などもお気軽にどうぞ!