大田市場の野菜ニュース (2022年8月27日版)

2022.08.27
野菜通信
大田市場の野菜ニュース (2022年8月27日版)
毎度ありがとうございます。
お盆明けからレタス類を中心とした葉物野菜の入荷が激減しており
久しぶりにモガイているなと感じております。
モガキというのは市場業界の用語でして、
商品の入荷量が全然足りなくてもがきまわるというのが語源のようです。
今週、バイヤーは産地に行ってきました。
野菜が品薄になる際には産地に足を運ぶことを大事にしています。
現場で何が起きているかを届けるのがベジクルの仕事。
こちらの農園では水菜やハーブ類を中心に生産していますが、
高温多湿の影響で虫や病気が発生しているようです。
傷みが多く畑での廃棄が増えているので少し厳しい状態が続きそうです。
今週の大田市場、野菜相場は高くなっています。
夏の後半に差し掛かり、蓄積されたダメージが出ています。
暑さに弱い根菜や葉物野菜だけでなく
来週はトマトが品薄になってきています。
品物の確保に追われて、大田市場内もピリピリとしたムードを感じます。
モガキの時こそ八百屋としての本質が試される時。
期待以上の仕事ができるよう最善を尽くします。
高い野菜
・ほうれん草
・水菜
・春菊
・トマト
・長ねぎ
・ハーブ類
今週は価格の変更がない野菜もありますが
来週以降は少し状況が変わりそうな雰囲気。
・サニーレタス
・グリーンカール
・レタス
など幅広い品目が品薄になる見通しです。
この先9月に入ると産地の切り替えも控えており
2週間程度はこの状態が続く可能性があります。
価格、品質とご不便ご迷惑をおかけしますが
ご理解いただけると幸いです。
一部の野菜は少しですが安くなっています。
ご安心ください。
・玉ねぎ
・大根
・れんこん
高値のときは中国野菜
毎年この時期から野菜が高くなります。
一部商品ではございますが、中国の安めの野菜がありますので
ご検討してもらえると幸いです。
価格は国産品の半額近くでお出しできるのですが、
やはり品質は国産から比べると劣る部分があります。
小さな傷があるケースが多いのですが、原価率削減にはお役立ちできるので
お試しになってください。
・中国産ムキ玉葱 1kg 150円
・中国産人参 1kg 100円
・中国産長ねぎ 1本 50円
(来週のみの特別価格です)
秋の味覚が続々と登場してきました!
毎年大人気の銀杏も入荷してきました。
2L、3Lとお客様のご要望に合わせたものをご用意しています。
9月後半になると藤九郎という大粒系の品種が入荷してくるので
そこがピークです。
イガ栗は飾りです。レジ脇に置くとお客様とのコミュニケーションに使えるんだよね。
と毎年ご注文を頂戴しています。
食べられないけど野菜を使ったコミュニケーションに是非
茄子が美味しい時期です。
生食ができる「水なす」をはじめ、イロイロな種類の茄子が揃っています。
今週のおすすめは「赤なす(ヒゴムラサキ)」
約30センチの大ぶりな茄子です。
柔らかくアクがないので使いやすい茄子です。
焼き物や揚げ物、パスタなどに幅広く使えるのでおすすめ。
特売をご用意しております。
今年は松茸が高い
中国産で1pk3000円を超えておりますので、今年は積極的にご案内はいたしません。
もし使いたいというお客さまは直接ご連絡をいただけると幸いです。
電話、LINEどちらも対応可能です。
果物は人気のシャインマスカットといちじくを特売ご用意いたしました。
これからが旬の「いちじく」は香りが良いのでデザート以外にも
天ぷらやサラダも相性いいいです。
・紅しぐれ大根 1本150円
・水なす 1本150円
・赤なす 1本150円
・新銀杏2Lサイズ PK 800円
・いちじく PK 400円
・シャインマスカットPK 1500円
コストダウンに中国産の野菜も特別価格でご用意しております。
・中国産ムキ玉葱 1kg 150円
・中国産人参 1kg 100円
・中国産長ねぎ 1本 50円
編集後記
いよいよ、季節の変わり目。
夏→秋の切り替わりでは「キノコ」が人気につき品薄になります。
ベジクルは約20種類のキノコを取り扱っておりますので
来週以降はどんどんご紹介していきます!
ピンクのキノコや黄色いキノコ、色や形が個性的なものから定番品まで。
興味があればカタログもありますので遠慮なく申し付けください。
洋梨の入荷がスタートしました。
有名なラフランスはまだ入荷ありません。
今の時期のものは取り扱いが難しいので、ラ・フランスの入荷次第
特売をご用意させていただきます。
北海道産へ野菜の産地視察いってきました。
玉ねぎの状況を確認しに北海道まで行ってきました。
今年は前半は好調、年明けてからの後半に少し懸念ありですが
昨年のような異常な高値はなさそうで一安心。
見渡す限りの畑で、数キロ先までが見通せる十勝平野。
写真は大豆の畑です。
こちらの背の高い茂みは、長芋の畑。
10月頃に収穫を予定しているそうです。
ジャガイモや玉葱はほとんど収穫済みで、農家さんの倉庫内に
300kgの鉄コンテナに入っております。
収穫期にけっこうな雨が降ったので、乾燥させても、
その後に影響がでる可能性があるようです。
晩成品種は注意が必要との見通しです。