大田市場の野菜ニュース(2024年8月19日版)

2024.08.20
野菜通信
大田市場の野菜ニュース(2024年8月19日版)
毎度有難うございます。
日差しが強いですが、空気はほんのり秋を感じるようになってきました。
お盆の連休が明けた今週は長く続いている酷暑の影響により入荷が激減。
毎年のことですが、ここから9月前半までが難しい時期です。
目次
お盆明けの大田市場、野菜相場はモガいてます!
相場もジワジワ上がっていたのですが、
こんな大変な時期にお値段が高くなってしまい心苦しい限りですが、
少しでもお安く出来るように仕入担当も大田市場内を走り回っております。
ご不便をおかけしますが、ご理解いただけると幸いです。
高くなった野菜
・万能ねぎ
・小葱
産地のグレードを下げれば、いくらか安い品物はあるのですが
品質が良くないものが多いので難しいところ。
長葱や人参は中国産のものがあるので、
仕入れ価格を下げたい方には輸入品の野菜がおすすめです。
この先の野菜価格の見通しについて
この先どこまで相場が引き上げられていくかは読みにくい状況ですが
今週が相場の天井になり、来週以降は相場が下げてくる見通しです。
「端境期」が要注意ポイントです。
今週のおすすめ野菜
今週は美味しい野菜を特集してご案内させて頂きます。
まずは定番の「カラフル野菜BOX」

お盆休み明けで野菜の入荷も不安定です。
内容が大幅に変わる可能性がありますが、カラフルな野菜をセレクトしております。
サラダやグリル野菜でお楽しみくださいね!
いが栗と銀杏
まだ少し早いかなと思いつつ…
新物の銀杏は入荷しています。
出始めは300gのパックになります。
新銀杏はキレイな翡翠色が特徴です。
イガ栗は飾り用です。
大黒しめじ
コロリと可愛い形が特徴のキノコです。
香りが強く、シャキシャキした食感が美味しいと人気です。
パスタ、バターソテーなどに◎
特大エリンギ
1本100gもある特大サイズのエリンギです。
形を生かして焼き物や天ぷらにいかがでしょうか。
今年は松茸が異常に高いので、代替としておすすめです。
中国産まつたけ
今年は中国産の輸入松茸が高い高い。
例年ですと、この時期は1kgの箱で1万円もしないのですが
現在の相場では2万円もしています。
高すぎるので、ご使用検討の際は事前にお声がけしてもらうことを
おすすめしております。
とうもろこし
北海道産のとうもろこし。
終盤となってきましたが、糖度も高く美味しいです。
盆明けとともに旬の果物が続々入荷しています

相変わらずの高級品ですが、人気NO1です。
皮ごと食べられて、種がないので
製菓用としての需要が強いです。

黒ブドウは味が濃いのが特徴です。
比較的リーズナブルで、10月頃まで安定入荷しています。


ここからが旬ではあるのですが、日により4玉入と5玉入が混在しています。
大長なす 150円
ピオーネ 750円
シャインマスカット1300円
ご了承ください。
大田市場の競り人からの野菜相場情報
■大根が高い
青森・北海道の収量減少と今年はさんまが安い為に引き合いが強く、高値になってくる
■キャベツは安い
嬬恋順調、雨や台風の影響なし
■長ネギは順調
東北昨年より夜温も低く、順調だが中国が不作で入荷量が少ない為、国産長ネギの引き合いが強い
■フリルレタス・サラダ菜、減少中
千葉の産地が暑さで大幅に出荷減少中
■パクチー高値 1束500円相場
暑さで出荷減少中
■新生姜
高知産は今月末で終了。
和歌山産は9月第3週までの入荷。
千葉産が8月下旬から始まる。
■レンコン
茨城産がメインの入荷。入荷は順調。
■菌茸類
需要少ないが、入荷も多くない。
そろそろ量販売り場も秋仕様になり、変化の兆しは出てくるだろう。
■ほうれん草
痛み若干見られるところあり
産地問わず、とろけなどが見られているため、暑さの関係により注意が必要となる
■小松菜
他の葉物と比較すると数量はあるが、そこまで多くはない
■チンゲンサイ
今のところ痛み等は出ていないが、絶対量が少ない
■さつまいも
大きな台風の影響はなし。
しいて言えば、ハウスの台風被害を防ぐための作業に人手がさかれ出荷作業ができなかったところもあるため入荷が少なくなると思われる。
■にんじん
台風で物流に乱れはあったが豊作傾向。
■ごぼう
青森の新物が9月から鹿児島も後半に入り、8~10月はやや品薄感あり
■国産パプリカ、京野菜
高温の影響で少ない
■しょうが
ヒネの在庫少なく全国的にもがき
■トマト・ミニトマト
共に入荷減少傾向で、日々の入荷数量が不安定な状況。
価格も高値安定で売込みは注意が必要。
■胡瓜
A品少なく、下等級が多い。この状況は9月上旬まで続く見込み。
■ピーマン
岩手メイン。出きったため、少しずつ減少見込み。
福島元々多くないが減少。茨城相場高め。
■こねぎ
190円まで高騰。もがき収まらず
フルーツの相場
【メロン】
山形終了、北海道は6割の進捗で、現状は玉のびせず計画の1,2割がけ。
青森は台風の影響不透明だが、小玉傾向の為、こちらも計画の1,2割がけ。
【梨】
茨城の幸水は9割終了。26日から豊水スタート、同時に恵水も。
豊水は昨年高温障害あったが、今年はカメムシ被害のみ。去年の1,2割増。
新潟は8月いっぱい幸水で今週からピーク。9月から豊水になる。
【岡山ぶどう】
高温障害で色づき悪く、ピオーネ、シャインマスカットともに昨年より少ない見込み。
【茨城くり】
8月下旬に1回入荷。落果とうの話は出ていないが、年々市場外流通が増えているため、市場入荷は減少見込み。
こちらは玉葱です。
収穫適期になるとゴロリと横に倒れてきます。
今期の北海道産の玉葱については、降雨が多いようですが
現時点では概ね平年作の模様のようです。
また晩生品種に
棚持ちが悪いのではないかと懸念しております。
一方で、価格的な動きは年内10月から11月が底値と見ており
や
飲食店さんが大量にお使いになる玉葱は
加工用から皮むき、大玉、小玉まで幅広く取り扱っております。
様々な食材の原価が高くなっている今だからこそ
ベジクルのスケールメリットを生かしてお客さまにコストダウンを提供できるよう
最善を尽くしていくつもりです!