大田市場の野菜ニュース(2023年8月19日版)

2023.08.19

野菜通信

大田市場の野菜ニュース(2023年8月19日版)

毎度有難うございます。
日差しが強いですが、空気はほんのり秋を感じるようになってきました。

お盆の連休が明けた今週は長く続いている酷暑の影響により入荷が激減。
毎年のことですが、ここから9月前半までが難しい時期です。

今週の大田市場、野菜相場はモガいてます!

 
お盆前後の天候不順の影響が出てきております。
相場もジワジワ上がっていたのですが、
連休明けには、ほぼ全ての品目で野菜が品薄に…
 
入荷時点で品物が悪く、状況によっては欠品させていだだいた品目もございます。

こんな大変な時期にお値段が高くなってしまい心苦しい限りですが、
少しでもお安く出来るように仕入担当も大田市場内を走り回っております。
ご不便をおかけしますが、ご理解いただけると幸いです。

高くなった野菜

・長ねぎ
・人参
・大根
・万能ねぎ
・小葱
・ほうれん草
・九条ねぎ
 
冬系野菜のほとんどが高くなってしまいました。
産地のグレードを下げれば、いくらか安い品物はあるのですが
品質が良くないものが多いので難しいところ。

長葱や人参は中国産のものがあるので、
仕入れ価格を下げたい方には輸入品の野菜がおすすめです。

 

この先の野菜価格の見通しについて

来週以降は「レタス類」の相場が高くなる予想です。
野菜の高値は「業務用」が形成しています。
 
レタス類や葉物野菜は外食産業での需要が大きく
相場を押し上げていくパワーが弱いのが現状です。

この先どこまで相場が引き上げられていくかは読みにくい状況ですが
今週が相場の天井になり、来週以降は相場が下げてくる見通しです。

 
しかし、9月の中旬にある夏の産地から秋の産地に切り替わる
「端境期」が要注意ポイントです。
切り替え直前のタイミングでは少し野菜相場が高くなる可能性があります。
 
 
 

今週のおすすめ野菜

夏の野菜の一部が終了となりつつ、秋の野菜も増えてきています。
今週は美味しい野菜を特集してご案内させて頂きます。

まずは定番の「カラフル野菜BOX」

お盆休み明けで野菜の入荷も不安定です。
内容が大幅に変わる可能性がありますが、カラフルな野菜をセレクトしております。

サラダやグリル野菜でお楽しみくださいね!

 

いが栗と銀杏

まだ少し早いかなと思いつつ…

新物の銀杏は入荷しています。
出始めは300gのパックになります。
新銀杏はキレイな翡翠色が特徴です。

イガ栗は飾り用です。

 

大黒しめじ

コロリと可愛い形が特徴のキノコです。
香りが強く、シャキシャキした食感が美味しいと人気です。
パスタ、バターソテーなどに◎

 

特大エリンギ

1本100gもある特大サイズのエリンギです。
形を生かして焼き物や天ぷらにいかがでしょうか。
今年は松茸が異常に高いので、代替としておすすめです。

 

中国産まつたけ

今年は中国産の輸入松茸が高い高い。
例年ですと、この時期は1kgの箱で1万円もしないのですが
現在の相場では2万円もしています。

高すぎるので、ご使用検討の際は事前にお声がけしてもらうことを
おすすめしております。

 

とうもろこし

北海道産のとうもろこし。
終盤となってきましたが、糖度も高く美味しいです。

 

盆明けとともに旬の果物が続々入荷しています

シャインマスカット

相変わらずの高級品ですが、人気NO1です。
皮ごと食べられて、種がないので
製菓用としての需要が強いです。
 
 
ピオーネ

黒ブドウは味が濃いのが特徴です。
比較的リーズナブルで、10月頃まで安定入荷しています。
 
 
なし(幸水)
酸味が少なく糖度が高く、果肉は柔らかくジューシーです。
甘くて水分たっぷりなので、アイスクリームに添えたりタルトにするのもおすすめです。
 
いちじく
雨に弱いので、天気予報を見ながらハラハラしています。
ここからが旬ではあるのですが、日により4玉入と5玉入が混在しています。

 
 
今週の特売
 
とうもろこし 180円
大黒しめじ  180円
大長なす         150円
なし(2個PK     500円
ピオーネ   750円
シャインマスカット1300円
 
※特売はベジクルメンバーのお客さま限定となります。
ご了承ください。
 
【編集後記】
北海道から産地レポートが届いています
 

こちらは玉葱です。
収穫適期になるとゴロリと横に倒れてきます。

 

今期の北海道産の玉葱については、降雨が多いようですが
現時点では概ね平年作の模様のようです。

また晩生品種においては降雨が多いことから、
棚持ちが悪いのではないかと懸念しております。

一方で、価格的な動きは年内10月から11月が底値と見ており
やもすると中国産より下げが見られることも考えられます。

飲食店さんが大量にお使いになる玉葱は
加工用から皮むき、大玉、小玉まで幅広く取り扱っております。

様々な食材の原価が高くなっている今だからこそ
ベジクルのスケールメリットを生かしてお客さまにコストダウンを提供できるよう
最善を尽くしていくつもりです!