大田市場の野菜ニュース(2022年9月10日版)

2022.09.10
野菜通信
大田市場の野菜ニュース(2022年9月10日版)
毎度ありがとうございます。
すっかり秋ですね
過ごしやすい気温が続いていて安心してます。
少しずつですが、秋のあしらいも入荷がスタート。
「青いちょう・赤もみじ」
赤紅葉はまだ色ムラがでている物が多いのでご理解いただけると幸いです。
さて、9月に入り猛暑の後遺症で野菜相場は荒れています。
特売の野菜を探すのも一苦労。
こういう時は、基本に忠実に「良い産地」の品物を抑えています。
秋冬の野菜は体温を上げてくれる効果があります。
充分な睡眠と、旬の秋野菜による栄養補給で
コロナに負けずに頑張りましょう!
目次
今週の大田市場、野菜の価格は高値!
相場は乱高下している状況で、先週少し安くなったと思いきや
今週は高くなっています。
毎年この時期には産地の切り替え時期「端境期」にあたるため
野菜の価格が最も高い時期です。
値段が高いだけなら良いのですが品物が悪くて困ってしまいます。
価格が高値圏の野菜
大根
人参
パプリカ
サニーレタス
にら
しめじ
えりんぎ
大きく目立つのは「根菜」です。
大根・人参は冬の野菜なので、この時期はかなり厳しいです。
代替で「カット大根」「輸入にんじん」をご用意しています。
どちらも100点満点の品物ではありませんがコストダウン野菜として
ご活用いただけると幸いです。
また、パプリカは円安の影響やロシア問題が絡んで品薄。
1玉300円近くになってしまい、困っています…
ほとんどの野菜が高値圏ですが、例年よりは安くなっています。
ご理解いただけると幸いです。
野菜の産地の切り替え時期は野菜が高い!?
野菜の価格変動には天候などの外部要素が多くを占めているのですが
産地の切り替え時期は定期的に野菜が高くなる傾向にあります。
端境期とは、四季ごとに産地が切り替わっていく
「切替え時期」なのですが
特に〈夏→秋〉と〈冬→春〉は高値になる傾向があります。
夏の産地である東北、北海道、長野から
秋の産地である茨城、群馬など北関東産に切り替わります。
終了になる産地では出荷数量が減る傾向にあり
新しい産地では出荷が始まっていないという状況です。
野菜の相場価格は需給関係にて変動します
入荷が増えれば安くなり
入荷が減れば高くなります。
商品需要が高まれば高くなり
商品需要が下がれば安くなります。
今の時期は全体的に需要が弱いので入荷量が少なくても
ある程度で止まってくれているように見受けられます。
この先の野菜価格の推移は入荷量により大きく変動があります。
しかし、秋の産地が始まる9月中下旬には落ち着くので安心して下さい。
この高値は毎年のお決まりパターンで、例年ですと9月の3週目まで続く傾向があります。
少しでも安心してもらえる環境を作るために最善を尽くします。
ご不便おかけして心苦しい限りなのですが何卒宜しくお願い致します。
旬の野菜、旬の果物のご案内
松茸
残念なことに今年PK4000円超えと高値です。
お問い合わせを多数いただいているのですが高すぎてオススメしておりません。
輸入松茸ですが、中国産が残り僅かとなってきておりした。
この先産地がアメリカ、カナダ産に切り替わる予定です。
写真左が中国産、右がカナダ産です。
見た目が少し丸っこいのですが香りは良いのでご安心ください。
国産は少しずつ増えてきているので予算感を教えてもらえると
狙って仕入れるので前日までにご注文をいただけますでしょうか
新銀杏
新物の銀杏は秋の演出にはピッタリの野菜です。
11月くらいまでの入荷の品物は、色が薄緑色をしており
加熱するとキレイな翡翠色になります。
塩炒りするだけで一品にもなりますし、コスパ◎
むかご
ようやく入荷が増えてきました。
「むかご」とは山芋の葉の付け根にできる芽の一種。
コロコロとした見た目が可愛いのですが、香りがしっかりあるので
炊き込みご飯や素揚げで美味しく食べられます。
さつま芋
新物の「さつま芋」が入荷しています。
収穫して間もない今の時期よりも
貯蔵して少し乾燥させた冬の時期が美味しくなります。
1番美味しい時期は、、、真冬の1月、2月です。
安納芋も紫芋も少量ですが入荷スタート。
1本からお出しできますのでお気軽にご注文下さいませ。
梨は秋の品種「豊水」へ
水分たっぷりジューシーです。
梨のハイボールにいかがでしょうか
今週は特売でもご用意しております。
人気のぶどう シャインマスカット
皮ごと食べられて香りも◎
自家製デザートにいかがでしょうか
種無しピオーネです。
定番の黒ブドウ。
こちらは皮は食べられませんのでご注意下さい。
皮ごと食べられる黒ブドウ「ナガノパープル」も
取扱ありますので是非
秋の果物「いちじく」は少し品薄。
断面がきれいないちじくはデザートに大活躍。
天ぷらやサラダで使うお店さんも増えていますね。
雨風に弱いので、台風シーズンは少しリスクある商品。
サイズや規格を変更する場合がございます。
今週の特売をご案内いたします
・さつまいも 1本200円
・新銀杏 1PK800円
・霜降りひらたけ 1PK130円
・大黒しめじ 1PK198円
・種無しピオーネ 1PK480円
・梨(豊水) 1PK280円
[今週も中国野菜を特別価格でご用意しました]
・中国産ムキ玉葱 1kg 150円
・中国産長ねぎ 1本55円
・中国産人参 1本 50円(1kg170円)
国産野菜を売っていきたい気持ちはあるのですが、
少しでもコストダウンに貢献できるようご用意しています。
編集後期
毎年9月はレタス類の相場が大暴れする傾向です。
長野県産の野菜はレタス類で9/20頃、
白菜だと10/20頃まで供給が予定されております。
レタス類は雨が多く湿度が高い今の時期ですと、
水腐りをしてしまう傾向にあるのでかなり厳しそうです。
また昨年のこの時期は「長野」では雹が降り
野菜に穴が空いてしまう被害が出て入荷が激減しました。
穴が空いたところから劣化するため回復は見込まれず次の産地までは厳しい状況が続きました。
今年は何も起きないと良いのですが、心配しています。
こんな大粒の雹が降ってきているので車にも傷がついてしまうようです。
ロメインレタスも同様に穴から傷みが広がっているのが見受けられます。