野菜相場と仕入れ戦略|梅雨〜夏に備える業務用提案【2…
2025.06.20
野菜通信
野菜相場と仕入れ戦略|梅雨〜夏に備える業務用提案【2025年6月第3週】
毎度ありがとうございます。ベジクルです!
東京はここ数日、蒸し暑く不安定な天気が続いています。晴れ間が出たと思ったら急な雨に見舞われたり、気温も高く湿度もマックス。いよいよ“本格的な梅雨”がやってきたな…という体感ですね☁️

この時期は例年、湿気により葉物野菜を中心にカビや軟腐病といった病気が発生しやすく、特に長雨・曇天が続くと品質の劣化が目立ってきます。実際に、トマトや茄子といった果菜類では「色づきが鈍い」「実が締まらない」などの症状が出ているとの報告もあり、市場でも検品の声が増えています。
ベジクルではこうした状況に対応すべく、通常の2倍体制で検品スタッフを配置。大田市場および提携仲卸との連携をさらに強化し、出荷前の鮮度チェックを徹底しています。いつも通り、安心・安全・高鮮度な野菜をお届けできるよう、スタッフ一同で頑張っております!
野菜の相場は落ち着いています
今週の大田市場は、ここ最近の好天・気温上昇により各地からの出荷が活発で、全体として「入荷量が豊富=価格は下落傾向」となっています。
ただし、「量が多い=良品が多い」とは限りません。とくに梅雨入り直後の今時期は、“表面はキレイだけど中がスカスカ”“鮮度感が弱いロット”も出やすいため、現場での目利きが問われるタイミングでもあります。
それでも、春先から高値が続いていた野菜がここにきて手頃感を取り戻してきているのは朗報です。今が仕入れのチャンスともいえます。
現在、相場が落ち着いている代表的な品目はこちら
・キャベツ
・レタス
・トマト
・きゅうり
今後の見通し:6月末〜7月にかけては注意が必要です
今週時点では野菜相場が比較的落ち着いていますが、安心できるのは“今だけ”かもしれません。例年の傾向から見ても、6月下旬〜7月上旬にかけては価格が上昇しやすいタイミング。今年もそのパターンに入る可能性が高まっています。
その背景には以下のような要因があります。
・梅雨による日照不足で光合成が不十分になり、果菜類の着果・着色が進まず収穫が遅れる
・連日の高湿度・降雨で葉物野菜に病害が発生しやすく、選別・廃棄ロスが増える
・全国的に物流が不安定になり、入荷予定がずれ込むケースも散見される
このような「供給不安」は、価格上昇につながる一因です。
とくに、以下の野菜は入荷量の減少・品質劣化による品薄リスクが高い品目です
・水菜
・ほうれん草
・小松菜
・茄子
・ベビーリーフ
ベジクルではこうした事態を見越し、大田市場・豊洲市場の仲卸との連携を強化。契約栽培や前倒し手配など、現場に影響が出る前の“先回り対応”を進めています。
「突然仕入れられない…」という状況を避けるためにも、早めの情報キャッチと注文相談をおすすめします!

入荷インフォメーション:供給不安・品質変動にご注意を
この時期は、品目によって「在庫確保が難しい」「品質が不安定」といった声が増えています。現場での急な欠品や、仕込み段階でのロスを減らすためにも、以下の食材については事前のご相談・代替案の確認をおすすめします。
・クレソン・パクチー
どちらも香味野菜として人気ですが、現在は収穫量そのものが減少しており、手配数量が限られている状態です。ご注文状況によっては欠量・代替対応となる可能性がございます。
・そら豆
春の人気商材もいよいよシーズン終了へ。品質のばらつき・実入りの不安定さが見られ、価格も急騰傾向にあります。使用量が多い業態の方は早めの切り替えをご検討ください。
・アボカド
現在、新物(ニュークロップ)への切り替え時期を迎えております。この時期のアボカドは、色味が薄く、オイル分が少ない品種が中心。
「柔らかさが出ない」「ねっとり感が足りない」と感じるケースが多いため、仕込みや提供前の熟成管理が重要になります。
ベジクルでは、アボカドの熟度・用途に合わせた使い分けのアドバイスも可能です。お気軽にご相談ください!
今週の特集:茄子バリエーション、揃ってます!
夏といえば茄子。焼いて良し、揚げて良し、蒸しても煮ても最高な万能野菜ですが、今年は“ちょっと珍しい茄子”が勢揃いしています!
市場にも出回りにくい品種を中心に、飲食店の差別化メニューに役立つラインナップでお届け中。ご希望に応じてロット調整や組み合わせ対応も可能です。
大長茄子(熊本産)
その名の通り、35cmクラスのロングサイズ。皮はしっかり目ですが、中はふんわり柔らかく、煮浸しにするとお出汁をよく吸って最高です。
1本で通常の茄子3本分のボリュームがあり、ロスの少なさ・歩留まりの良さから、リピーターも多い一品。

お出汁をよく吸うので煮浸しにお勧めです。
1本で普通の茄子3本分くらいの大きさがあります。
太さも均一なので、たくさんお使いになるお客さまにご好評です。
赤茄子(熊本産)

熊本の伝統品種「ヒゴムラサキ」は、その名の通り赤紫がかった濃い皮色が特徴の中長ナス。見た目は大ぶりで少し無骨な印象ですが、調理してみるとまったくの別物。
果肉はきめ細かく、とろけるような柔らかさ。火を入れると甘みがぐっと引き立ち、焼き茄子にするとジューシーさとコクが際立ちます。皮も薄くて火通りが良く、仕込みの時短にもつながります。
ボリュームもあり、焼き・蒸し・揚げとどんな調理にも対応しやすい万能選手。厚めにスライスしてグリルしたり、半分に割ってチーズをのせて焼いたり…とアレンジも豊富。加熱調理で美味しさが引き立つため、洋食・和食問わずご利用いただけます。

賀茂茄子

京都の伝統野菜として名高い賀茂茄子。丸くコロンとした見た目が特徴で、果肉がぎっしり詰まっており、崩れにくく食べ応えも抜群です。焼いても煮ても煮崩れしにくく、料理に立体感を出したいときや、見た目重視の盛り付けにも最適。
特におすすめなのが「茄子田楽」や「くり抜き料理」。中身をくり抜いてミンチを詰めたり、味噌やチーズを乗せてオーブン焼きにしたりと、一皿で満足感のある演出が可能です。
夏場はスポットでの入荷も多く、特売対応も計画中。インパクトある一品を探している方はぜひお試しください!
水茄子

「茄子って生でもこんなに美味しいんだ」と驚かれることも多い、水分たっぷりの人気品種。皮が薄く、果肉がやわらかいため、加熱せずそのまま浅漬けやサラダに使えるのが魅力です。
特に夏場は冷たい一品メニューとして重宝され、バーニャカウダや前菜盛り合わせにもぴったり。繊細な甘みとみずみずしさが、お客様の記憶に残る味わいになります。
すぐに売り切れてしまうことも多く、在庫が安定しづらい人気商品なので、ご希望の方は早めのご予約を!
青茄子

青茄子の入荷が始まっております。
一見して茄子とは思えない、淡い緑色の皮をもつ個性派。「見た目が違う=味も違う」と思わせる、プロ好みの珍品野菜です。
火を入れると驚くほどトロトロになり、果肉も柔らか。皮の色味はそのまま残るため、白い皿に映える料理に仕上がりやすいのもポイント。ラタトゥイユやグリル、フリット、パスタのトッピングにも相性抜群です。
市場価格は高め(1本300円〜)ですが、「他と違う野菜を使いたい」という店舗様にはとっておきの1本
【その他の品種も続々!】
・米ナス(ステーキナス)
・丸ナス(煮びたしやグリルに)
定番〜珍品まで、用途に合わせてぜひご相談ください。
カラフル野菜BOX
夏のカラフル野菜も続々と入荷しています。

・白ナス
・カラフルミニトマト
・紅くるり大根
・マイクロリーフ
・スイスチャード
・黄にんじん
・皮付きベビーコーン
白なすは加熱して食べるのをおすすめしています。
フリットやパスタ、天ぷらにも◎
トロトロの果肉が美味しいです。
新入荷野菜です
市場でも着々と夏の野菜が増えてきています。
なかでも毎年人気なのがコチラ
新入荷情報:夏の風物詩「そうめんカボチャ」始まりました!

夏の定番・そうめんカボチャ(別名:錦糸瓜)の入荷がスタートしました!
茹でると果肉がまるでそうめんのようにホロホロとほぐれる、ユニークな野菜。シャキッとした食感と淡い味わいが、暑い季節にぴったりの一品です。
まだ出始めのため“きれいにほぐれない”ケースも一部ありますが、乾燥が進む7月に入ると品質が安定してきます。
調理法も多彩で、
・冷製パスタ風にしてランチメニューへ
・ごま和えや中華風サラダにアレンジ
・素揚げや天ぷらなどの変わり種としても
など、夏の「さっぱり・つるっと」メニューの主役にも副菜にも使える便利素材です。


こんなイメージです。
パスタのように調理したり、ごま和え、サラダと
夏のさっぱりメニューにいかがでしょうか。
果物も夏モードに!冷やして美味しい“旬果”ぞくぞく入荷中
夏のデザートやドリンクアレンジに欠かせない季節のフルーツが続々と入荷しています!
冷蔵庫のスペースが限られている飲食店様にも扱いやすい“小玉サイズ”を中心に、仕入れやすくて美味しい品目をラインナップしました。
小玉スイカ

夏の定番フルーツ・スイカの中でも、飲食店様に特に人気なのがこの「小玉スイカ」。甘みがしっかりした産地ものが出回り始め、サイズ感・扱いやすさ・コスパのバランスがちょうどいいと評判です。
大玉スイカは冷蔵庫の場所を取ったり、カット作業の負担が大きいのに対し、小玉は包丁ひとつで使いやすく、余らせにくいのが最大の魅力。
・グラスデザートに小さくカットして
・ドリンクやカクテルのトッピングに
・シャーベットやスムージーに加工しても美味!
「量はそんなにいらないけど、季節感は出したい」そんなニーズにぴったりです。
さくらんぼ(佐藤錦)

6月下旬〜7月上旬に旬を迎える、山形を代表する高級フルーツ「佐藤錦」。今年も2Lサイズの大玉・高糖度品を中心に安定入荷中です。
可愛らしい見た目で、ちょこんと添えるだけで“上品な華やかさ”を演出できるため、
・和洋コースの前菜に
・ガトー系やプリンへのアクセントに
・ゼリー寄せやコンポートにも応用可能
など、アイデア次第で多用途に活躍します。色づき・ツヤも良く、視覚インパクトと甘さのバランスが両立している果物です。
店内での写真映え、SNS発信にも貢献してくれる“旬の一粒”です。
大石プラム

ほんのり赤みを帯びた果皮が特徴の「大石プラム」は、常温で数日置くだけで一気に甘さが増すのがポイント。出始めの青い状態で仕入れ、店舗で追熟してから使うのがおすすめです。
・サラダにスライスしてアクセントに
・シロップ煮にしてコンポートに
・赤ワインやスピリッツで漬けて“自家製プラムサワー”にも!
実際にお客様の店舗で提供されたプラムサワーは、「見た目も味も抜群」と大好評。フレッシュフルーツ系ドリンクやクラフト系アルコールメニューとの相性も◎です。
“加工して美味しい果物”を探している方は、ぜひ今の時期にご検討ください!
小話:冷凍食品の生産額が過去最高に。外食産業との関係性は?
2024年、国内の冷凍食品市場が過去最高の8,000億円を突破したというニュースをご存知でしょうか?日本冷凍食品協会の発表によると、特に業務用冷凍食品の需要が伸びており、その背景には外食・中食の回復と、物価高への対応としての「手間の省力化」「ロス削減」のニーズがあるようです。
注目すべきは、冷凍野菜の輸入量も過去最多になったという点。これは裏を返せば、「国産で供給しきれないほど需要が高まっている」証でもあります。
ベジクルでも実際に「冷凍と生のハイブリッドで使い分けたい」「規格を揃えた冷凍野菜を導入したい」というご相談が増えてきました。
この先も、生鮮と冷凍を上手に組み合わせる提案は必要になると感じています。
「原価を下げたいけれど、品質は落としたくない」そんな現場の声に、私たちは今後も真摯に向き合っていきます。
まとめ|仕入れの“読み”が結果を変える6月末、7月の準備は今がチャンス!
天候・需給の変動が大きいこの時期は、先を読んだ仕入れ戦略が鍵になります。
梅雨入りの影響で葉物の病害リスクが高まる一方、果菜類の色付き・実入りも遅れがち。価格が安定している「今のうち」に、使い勝手の良い野菜をしっかり押さえておくことが、7月以降のメニュー安定化にもつながります。
また、今回ご紹介した茄子のバリエーションやカラフルBOX、季節の果物などは、「お店の個性」を出すための仕入れ材料としてご活用いただけます。
ベジクルでは「日々の仕入れが、ちょっと楽しみになる」ような情報と商品を、これからもご提案してまいります。
気になる商品がありましたら、お気軽にLINE・電話・FAXにてご相談ください!
数量限定品もありますので、ご注文はお早めにどうぞ!