春野菜で仕入れもコストもスマートに!最新相場とおすす…

2025.02.22
旬の情報
春野菜で仕入れもコストもスマートに!最新相場とおすすめ食材情報
目次
✨毎度ありがとうございます。ベジクルです!
2月も後半に入り、春がちょっぴり顔をのぞかせていますね。とはいえ寒波が来たりと、まだ寒さが油断ならない日も続きます。早く安定して暖かくなるのを期待しつつ、今回は今が旬の春野菜と最新の市場相場をミックスしてお伝えします。
昨年から引き続き春野菜に注目が集まる一方、カット野菜業界などの流通サイドでは価格変動や原料不足など、気になるニュースもたくさん! ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
春野菜の魅力:苦味と香りで春の訪れを実感
「春の皿には苦味を盛れ」という言葉があるように、春野菜の特徴である苦味や香りは新陳代謝を促し、冬に縮こまっていたカラダを目覚めさせる効果があると言われています。今回は、使い方が限られてしまう山菜でなく、アスパラやお豆をご提案させてもらいます!
市場にも春を感じさせる野菜や、“あしらい”にぴったりな枝物が増えているんですよ
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桃の枝
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桜の枝
今年の東京の桜の開花予想は3月25日で、平年より2日ほど遅いそうです。実際の満開が待ち遠しいですね!
3月の気温が想定以上に低い予想が出ているそうで、寒波の影響は大きそうです。
今が旬!豆野菜いろいろ
そら豆、絹さや、スナップエンドウ、グリーンピースなどの豆野菜は、これから春にかけて一番美味しいシーズンを迎えます。
今週のイチオシ:愛知県産スナップエンドウ
バイヤーいち押しの愛知産スナップエンドウは、肉厚でプリプリなのが特徴。中の豆がしっかり育ってから収穫しているので、さやごと甘みが凝縮されていて食べごたえバツグンです。
調理するときは、熱湯で約2分サッと湯がくのがおすすめ。パリッとした食感が残って、とってもおいしいですよ。
今週のイチオシ2:グリーンピース(実えんどう)
最新の市場相場:今週の動きは?
ここからは、青果市場全体の動きや相場感、さらにカット野菜業界の動向などをまとめてお伝えします。
先週比で価格が上がった野菜
- 白ネギ
- 大根
- 白菜
- キャベツ
- すだち
- 玉ねぎ(やや上げ傾向)
特に最近の寒波の影響で、白菜・キャベツ・白ネギあたりの価格上昇が顕著です。農水省のデータによると、たとえば白ネギは34%も急騰しました。また、キャベツや白菜は3月後半〜4月に品薄となる可能性も示唆されており、今後も相場がやや不安定になる見込みです。
要注意の野菜:すだち
- すだちは間もなく入荷終了。品質が下がってきており、価格が高騰しています。3月後半頃に新物へ切り替わる予定ですが、それまでは欠品も発生しやすいので要注意です。
寒波の影響と春産地への切り替え
先週まで順調だった相場も、このところの寒波で一部の野菜が高騰しています。ただ、もう2週間ほどすると「春の産地」からの入荷が増えてくるため、今よりは落ち着くとの見通し。気温の上昇とともに露地野菜が増産されれば価格面でも少し安心できそうですね。
一方、じゃがいもや玉ねぎは3月に新物へ切り替わる見込み。貯蔵品の在庫が少なく、価格が下がる可能性は低そうです。さらにメークインは栽培が難しく収穫量も少なめなため、今年は高値が続くとの声もあります。
春にぴったり!おすすめ野菜いろいろ
アスパラガス
アスパラガスは春が旬! 現在は輸入品がメインですが、3月以降は国産品に切り替えてご用意します。国産アスパラは見た目も鮮やか、さらに香りや甘みも強くて美味しいんです。ぜひお試しください。
ホワイトアスパラガス(輸入)
先週は国産ホワイトアスパラを特売してみましたが、「輸入品が欲しい!」という声も多かったので、輸入ホワイトアスパラもしっかりご用意しました。輸入品はまとまった数量が手に入りやすく、大量仕入れしたい方には特におすすめです。
ホワイトアスパラはほろ苦い風味と上品な甘みが魅力で、春の食卓にちょっと豪華な彩りを加えてくれます。ソテーやホイル焼きなど、シンプルな調理でも美味しく仕上がるので、ぜひメニューに取り入れてみてくださいね。
ホワイトアスパラガス(国産)
ようやく安定入荷は始まりましたが、今年は少し高いです。上で紹介した輸入がコスパよくおすすめです。
皮付きヤングコーン(レア野菜!)
皮付きヤングコーンは、とうもろこし栽培の副産物として季節限定で入荷します。3月下旬から比較的安定して入荷し始める見込み。バーニャカウダや焼き物、フリットなど調理法はいろいろ楽しめます。4月になると産地切り替えで価格も安くなる可能性があるので、メニューの差別化を狙う方におすすめです。
紅白大根などのミニ野菜
ミニ大根やミニ人参など葉付き野菜の入荷が増えています。箱単位での納品になりますが、見た目も華やかで人気。居酒屋さんのお通しやサラダメニューなどで使うと大好評です。
カット野菜業界の最新動向
最近ニュースで話題になっているのが、カット野菜の値上げと輸入切り替え。相場高騰の長期化で原料が不足し、「売れば売るほど赤字になる」というカット野菜企業の声も。
小売用のカット野菜の値上げりの影響を受けて、業務用カット野菜の値上げ要請も入り始めています。
ベジクルではカット工場に原料供給をしているので関係は良好ではありますが、この先どこかで値上げのタイミングがある可能性が出てきております。
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サラダクラブの例:
3〜4月のキャベツ相場の高騰を背景に、期間限定で20〜30%の値上げを決定。5月以降はやや価格を落とすものの、以前のように固定価格100円に据え置くのは難しいようです。 -
契約産地との信頼関係:
契約を結んでいても高値の青果市場に出荷されてしまう事例が増えているようです。生産者と業者の関係が崩れ、さらに、国産キャベツ不足から輸入品をやむなく使うケースも増加中。
日本の食料安全保障や国内農業を考えると、野菜が不足したときにしっかり国産を守れる体制が必要では? という声が業界内で強まっています。 - 過去には、キャベツを国が支援して余剰生産していた時期があったようです。ただ、値崩れを防ぐために余剰生産分は、圃場廃棄されたのが続き、制度は打ち切りになったとのこと。今年のキャベツの異常事態は10年ぶり。個人的には来年のきゃべつは今年の相場高を受けて生産量が増えて相場が下がる可能性は大きいと見ています。
今後の見通しとまとめ
- 春野菜:そら豆、スナップエンドウ、アスパラガスなどは今が旬! 用途が限られる山菜だけでなく、使いやすい春野菜で、体も心もメニューもリフレッシュしてください。
- 市場相場:キャベツ、白菜、白ネギなどの価格上昇が続いていますが、今後は気温上昇とともにある程度は落ち着く見通し。ただしメークインなど一部品目は高値継続が予想されますし端境期にも入るので気は抜けません。
- カット野菜:相場高で価格転嫁が進む見込み。業務用の価格が
ベジクルでは、少しでもコスト削減に貢献できるようベストプライスで旬野菜をお届けしています。お困りのことがあれば何でもご相談くださいね。
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今後も、旬と相場の両面から、新鮮な情報をお届けしていきますのでお楽しみに。
これからのメニューや仕入れ計画にお役立てくださいね。
まだまだ寒い日もありますが、春本番までもう少し! おいしく元気に過ごしましょう。