マスクメロンの仕入れ

2019.03.15

フルーツ情報

マスクメロンの仕入れ

お見舞いの定番はメロン

 
病気や出産で入院すると、お見舞いにお花と一緒にメロンが届くことがありますね。
何故メロンなのかということは、わかりませんが、病室の絵のなかには贈答用のカゴに入れられたメロンがあります。
 

べジクルでは葬儀用のお供え物用のメロンをはじめ、冠婚葬祭にともなう果物の卸もしております。
とりわけメロンの販売数量は日に10ケース以上となり

直接市場の競りに参加することもあります。

 
 
そんなわけで、メロンという果物は、苺とならんで、
八百屋の仕入の腕の見せどころな商品です。
 
 
メロンは静岡産が最も市場評価は高く
農協によってマスクメロンやクラウンメロンという呼ばれ方をしています。
 
ツルのついているメロンは、他産地であれば「アールスメロン」という名称で
取り扱っておりますので、見た目が良ければ産地を問わないという
飾り需要のお客さまは静岡を避けたほうがベターです。

初夏は熊本、千葉、茨城産がメイン
真夏は山形、青森、北海道産となり
秋から春までの時期は熊本、高知産がメインとなります。

メロンは生育に一定以上の室温が必要な「夏野菜」の部類にはいるため
冬場は高値になります。

1玉3000円近くになることもあるので、安く買えるタイミングで
まとめて仕入れることをおすすめしております。

食感や香りを出したいというお客さまには輸入のハネジューメロンをおすすめしています。
ご質問あれば遠慮なく申し付けくださいね(^^)

 

メロンの話あれこれ

 
メロンと言えば、病気にならないと食べられないものだと
小さい頃に思っていた人も多いのではないかと思います。

そんな高級果物としてのメロンですが、最近では価格もだいぶ安くなってきました。
 
原産地は、東アフリカで古代エジプトでは、既に栽培されていたようです。
今一番出回っているものは、ネットメロンというもので、マスクメロンと呼ばれています。
このメロンの特徴は、ネットが密に入り甘みも強いということです。
ハウス栽培されています。
メロンは1株に1個のメロンしか実を結ばないようにして生育させます。
およそ3ケ月間でメロンは成長します。
 
日本では、昔からマスクメロン以外の東洋種で、マクワウリというものが主流でした。
その後、昭和30年代にヨーロッパのメロンとマクワウリを掛け合わせてできたプリンスメロンというものができました。
 
このプリンスメロンは、ネットがなく皮もツルっとしています。
価格も安くなったので、だいぶ庶民的なメロンとなりました。
これ以外にもネットがないものとしては、ハネデューというものがあり、こちらはハウスで栽培され高級なようです。
 
ハネデューという品種は、形が長円形をしており、果肉は白乳色で香りは少ないようです。
店頭では、あまりみかけないようですね。
 
メロンには、多くの種類があります。
現在多く食べられているものは、アンデスとクィンシーという種類でしょう。
どちらも網目があるマスクメロンの種類に入ります。
プリンスやマクワウリ、キンショウメロンというネットのない品種は、あまり出回っていないようですね。
 
メロン 「甘いだけではないメロンの栄養は優秀です」
日本ではハウス栽培も盛んなメロンは人気の果物です。
メロンと言えばあの網。
網のないものもありますが、網があるものの場合にはきれいに均等に網が広がってくっきりと細かいものが良いメロンだとされています。
重みのあるものもおいしいメロンだとされているのです。
 
甘いだけの果物だと思っている人も多いようですが、もちろんさまざまな栄養が含まれています。
栄養があるの?と思うでしょうけれど、実はとても有能な果物なのです。
カリウムが多く含まれているのですが、果物の中でもトップクラスです。
カリウムは動脈硬化、高血圧などの予防に効果があります。
さらに水分のバランスを調節する機能もあり余分な水分を排出する機能もあるのです。
利用作用によってむくみも解消されます。
 
果肉は黄緑色のもの、と赤肉と呼ばれるものがあります。
赤肉にはβカロテンの含有量が多く、カロテンに含まれる老化防止の効果がある坑酸化作用、ガン予防効果といった働きをします。
さらに風邪予防にも効果的なのです。
 
主成分は果糖、ブドウ糖、ショ糖といった糖質ですが、代謝に必要なビタミンB1を必要とせずに吸収することができるので、メロンを朝食に食べるということですぐにエネルギーに変わる特徴を持ちます。
そして食べずに捨ててしまいがちなワタの部分にはビタミンAなどの有効成分がたくさん含まれているのでぜひ捨てずに食べて欲しい部分です。
 
マスク クラウン メロン 仕入れ|業務用フルーツのTSUKASA余分な水分などを体の外に排出する機能がある果物ですが逆に体を冷やしてしまう作用も持っているので冷え性の女性は食べ過ぎることがないように注意しましょう。