山菜界の王様!「たらの芽」

2023.02.04
野菜情報
山菜界の王様!「たらの芽」
「たらの芽」の旬は春!と思っている方は多いのではないでしょうか?

山菜イロイロ
実はたらの芽、旬が2回もあるんです。
その理由は栽培方法が二種類あり、そのために旬も少し違ってきます。
二種類の栽培方法についてはこちら。
■栽培されたたらの芽
栽培されたたらの芽は、「たらの芽栽培」と言い、ビニールハウスで栽培されています。
2月から3月に、このたらの芽の出荷が始まり、私たちの食卓に並びます。
■天然のたらの芽
この天然のたらの芽、最近では非常に貴重な高級食材。
自然の中で育った天然のたらの芽の数は年々減少してきています。森林伐採などで
自然が少なくなり、非常に貴重な高級食材になっています。
旬の時期は4月から6月。
この旬の時期、地域によって差があるという特徴があるんです。
みなさまが知っているアノ旬と一緒に、天然のたらの芽の旬は訪れます。
そのあるものとは・・・
それは
春に花の代表 サクラ🌸
天然のたらの芽の旬は、サクラと一緒にやってきます♪
桜前線は九州からどんどん北に向い、満開を迎える春を代表するお花です。
同じようにたらの芽もサクラと一緒に南から北へと、旬の時期を迎えていきます。
桜のソメイヨシノの満開と同じタイミングが、旬なたらの芽のタイミングです。
天気の良い日にはソメイヨシノのお花見とたらの芽を摘む。なんて、春らしくて素敵ですよね!
このたらの芽、春を感じるだけではなく
栄養価が豊富で「山菜界の王様」と呼ばれるほどなんです。
王様と呼ばれるにはそれなりの理由があるはず、、では一体どのような栄養があるんでしょうか?
まず特筆すべきは、食物繊維の多さ!
満腹感を与えて血糖値の上昇を抑えてくれます。
でもそれだけではなく、他にもたくさんの栄養が、含まれているんです。
食物繊維の他に含まれている栄養は次のこの11種類です。
- たんぱく質
- ナトリウム
- カルシウム
- 鉄
- 葉酸
- ビタミンc
- ビタミンK
- ビタミンE
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- カリウム
■効果効能
高血圧の予防、糖尿病予防改善、老化防止、血糖値抑制作用、整腸作用。
ここで葉酸の多さに注目してみましょう。
妊娠中に必要とされる葉酸。
葉酸は、栄養の一種でビタミンに分類されます。
胎児の先天異常と造血効果を予防する効能があります。
また、DNAやタンパク質の合成を促して、細胞の生成に大きく関わってきます。
これから妊活を考えてる女性や、妊娠中の女性にぜひ食べて頂きたい植物なのです。
他にも 代謝に不可欠な酵素の材料を作り、美しい黒髪を作ってくれたり・・と、
とにかく女性に嬉しい効果、効能が本当にたくさん!
味や食感は、弾力のある柔らかい食感と程よい苦味が特徴です。
大きくなるにつれて苦みや香りが増して行きます、逆に小さいものは苦みや風味が弱いです。
■スーパーなどでたらの芽を選ぶときにポイント
変色してなく全体的にきれいな緑色のものが良いでしょう。
■たらの芽の保存方法は?
もちろん1番のおすすめは、たらの芽の独特の風味や香りを楽しんで頂くために出来るだけ早めに食べましょう。
でもそうもいかない場合は冷蔵庫で保存。
その場合、新聞紙に包んだたらの芽をビニール袋に穴をあけて入れ、
野菜室で保存。
3日くらいは持つでしょう。
さらに多く手に入った場合などは、冷凍保存がオススメです。
1分ほど茹で、少し固めにしましょう。茹でたらサッと水にさらして、
水気をよく切ってからジップロックなどに入れ、冷凍保存。
これで旬の風味を長く楽しんじゃいましょう!
たらの芽は、人気がある為にみんなが狙う山菜です。
山菜採りのルールを守りサクラ満開予想をチェックしながら、たらの芽の旬を待ちましょう♪