野菜の相場について考えてみました。

2012.11.15

野菜の相場について考えてみました。

だいぶ寒くなって来ました。
 
寒くなると温かいものを食べたくなるので最近は白菜が良く出ます。
つい先日、我が家でも今年の初鍋をやりました。
これからはお鍋の時期ですね。
 
 
この時期の野菜相場は落ち着いているのですが
先日霜が降りた影響でレタス類が少し高値。
 
また、トマトがとても高値を付けております。
 
何故高いのか??と良く質問頂くので簡単にですが野菜の相場のことを説明させていただきます。
 
 
全ては需要と供給のバランスで始まります。
 
 ①需要>供給  高値(モガキ)⇒数を集めるのに必死でモガくことからモガキと呼ばれています
 
②需要<供給  安値(ナヤミ)⇒数を捌くのに悩むからナヤミと呼ばれています
 
【相場の変動する理由の一例】
 
暑くて高温障害が起きて収穫、出荷量が減っている(供給減)
・台風の影響で収穫作業が止まっている(供給減)
・寒波の影響で成長が遅れ出荷量が減っている(供給減)
・産地の切り替えが上手くいかず量が減っている(供給減)
・トマトダイエットで売れすぎている(需要増)
・サンマの時期なので大根おろし用に大根が売れている(需要増)
・寒くなってきたから白菜が売れている(需要増)
 
 
上記は①の高値の原因となりうるものをまとめてみたのですが、供給減からくるケースが圧倒的に多いです。
中でも複合的に絡んでいるものがタチ悪いです。
 
今回のトマトの高値は産地の切り替え(端境期)と寒波の影響で色付きが悪いのが原因です。
 
トマトの産地は
 
春トマト( 3月~):愛知、静岡、栃木など
 
夏秋トマト(6月〜10月末まで):東北・北海道など高冷地
 
冬トマト(11月〜3月):熊本、静岡愛知など
 
各シーズンごとの産地があります。←今は・・・夏秋ものと冬の切り替え時期です
 
 
 
「トマトは赤いものだから・・・青いトマトはトマトじゃない!!」
 
TSUKASA(べジクル)のトマト

現場に貼ってあります(/_;) 

 
トマトの色回しにはこだわりがあります。
TSUKASA(べジクル)のトマト

上のポスターで言うと2番の色・・・これが入荷時の色です
今回のモガキも即対応して仕入担当が3日分のトマトを手配して
 
色回しに励んでおります。。。
 
 
 
通常ですと、2番から4番までが2日で回るですが
 
今のように寒いと2〜3までで2日、3〜4までで2日かかります。
 
出荷目標の色は4番ですが、時には思い通りに色が回らずに3と4の中間になってしまうこともあります<(_ _)>
 
色回しが一番やりやすいのが夜温20度の時期・・・5月〜7月上旬までですね。
 
 
 
お客様からご注文をいただいたものをキッチリ揃えるのが私どもの使命ですので
 
今後も一生懸命にやらせて頂きます。
 
 
 
これから寒くなりますが、ハウス栽培のトマトは昼夜の激しい気温差に耐えながら
 
通常より日数をかけて成長します。
 
樹に成っている期間が長ければ長いほど美味しいトマトになります。
 
昼夜の気温差があると糖度も高くなるので、ご期待ください(^o^)/
 
特に12月中旬から出てくる究極の塩トマト「ロイヤルセレブトマト」は最強の美味しさです!!
 
 
 
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