しそは夏にぴったり日本のハーブ

2019.06.29

野菜情報

しそは夏にぴったり日本のハーブ

日本代表のハーブ

しそ


 
何もしなくてもどんどん収穫ができる野菜トップ10に入る(だろう)しそ
 
漢字で書くと

紫蘇

と書きます。
 
最近の健康ブームや、海外の日本食の普及によって日本独特の野菜が、アメリカの雑誌に取り上げられたり
ネットでも広がり海外でも育てている人がいるようです。
 
 
日本料理で多く使われ、海外の料理人も飾りに使う人がいるほど、世界的に認知度が上がって来ています。
 
 
■「大葉」と「しそ」違いは?
 
 
「大葉」「しそ」 実は同じ
 

 
しそは、日本で古くから栽培されてきました。
 
ハーブの仲間で主に葉の部分を食べます。
 
 
■栄養
 
しそは薬草の一種で、とても栄養豊富です。
 
シソのあの独特な香りは食欲増進作用や食中毒の予防に効果的な
 
ペリルアルデヒド
 
という成分。
 
ペリルアルデヒドは細かく刻むほど香りがより引き立ち、薬効もアップ。

体の骨や歯を丈夫にするカルシウムや、口の粘膜、肌や健康に保つ β‐カロテンが多く、
 
β-カロテンの含有量は野菜の中でもトップクラス!!
 
野菜の中でもトップクラスに含まれているβ‐カロテンは、梅干しや酢など同様に抗菌作用があるため、
刺身のつまや、薬味に多用されます。
 

 
食中毒が気になるこの時期には、お弁当など上手にシソを活用しましょう 
 
また油料理にしそをプラスするとさっぱりして一味美味しくなりますし、
 
 
β‐カロテンは脂溶性ビタミンなので、
 
油を使う料理と一緒に摂取すると体内への吸収率を高目てくれるなどと、とにかく相性が抜群なんです!
 
体の骨や歯を丈夫にするカルシウムも豊富。
 
胎児や乳幼児期など成長に必要な葉酸も含み、
 
貧血を予防する鉄やむくみを解消するナトリウムなど妊婦さんや授乳中のお母さんに嬉しい栄養がたくさんです♪
 
 
■種類
 
種類は大きく分けて“青じそ”と“赤じそ”の2つ。
 
緑色の“青じそ”の方が、β‐カロテンが多く栄養価が高いです。

日本料理の刺身など彩りとして添えたり、そのまま薬味や天ぷらとしてさっと揚げたりして爽やかな香りや味を
活かす料理が多いです。
 
もうひとつは葉が赤い“赤じそ”。

 
こちらは“梅干”を赤く染めるなど着色用として有名。
 

 
赤ジソに含まれるポリフェノール類にはアレルギー症状を軽減させる効果があるとされその中でもロスマリン酸は
ステロイド剤にかわる副作用のないアレルギー軽減物質とされ、青ジソより赤ジソの葉の抽出液の方が効果が高く、
注目されています。
 
赤じそには必須脂肪酸のα‐リノレン酸や抗酸化作用のあるアントシアニンも含まれている注目の食材です。
 
 
■美味しいしその見分け方
 
濃い緑色で、葉の裏側に黒い斑点がないものが新鮮な証拠。
柔らかくて葉の切れ込みが深く、切り口が黒ずんでないものを選んでください。
 

■保存方法
 
少し水張った容器に立てて入れるか、もしくは、ぬらしたキッチンペーパーに包んで密封保存。
水は毎日変える方がおすすめ。
 
千切りやみじん切りした大葉は、乾燥させないように保存。
 
大葉の栄養価を考えると、本当は生でそのまま食べるのが一番。
 
ですが、なかなか大量に摂取するのは大変。
 
そんな時は、油と一緒に摂取すると効果が高まり、さらに美味しくたくさん食べれる
豚肉の大葉巻きや天ぷらがおすすめです。
 

この時期、みじん切りや千切りにして、そうめんの薬味なんて涼しげで良いですよね!
 
旬の今こそシソをたくさん料理に使ってみて暑い夏を乗り切りましょう!