旬の野菜&フルーツ、仕入れのご相談はお早めに!
季節ごとの食材を取り入れて、春メニューを華やかに彩りませんか?
こだわりの旬食材を取り揃えてお待ちしております♀️
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☎ 0120-231-831(9:00〜17:00|月曜〜土曜)
LINEでも相談OK!
春の味覚をたっぷり楽しんで、お店のメニューに取り入れてくださいね!
寒暖差の激しい日が続いていますが、春の訪れとともに市場の雰囲気も変わってきました。気温が上がるとともに、一部の野菜が値下がりしてきた一方で、まだまだ高値が続いている品目もあります。
今週の市場動向と、春ならではの食材をしっかりお届けしますので、ぜひ仕入れの参考にしてください!
最近は適度な降雨が続き、畑にとってはちょうど良い潤いとなっています。
気温が上がってくると一気に品物がでてくると思われます。
実際には今週にに入ってから物量が増えてきているので徐々に相場は下がる見とおしです。
野菜、果物のもつビタミンやミネラルは免疫力を高めてくれる効果もあります。
鮮度抜群の旬野菜で「隣のお店と差がつくメニュー作り」にご活用ください。
どうぞよろしくお願い致します!
冬の産地から春の産地への切り替えが進み、葉物野菜は値下がり傾向。
しかし、冬と春の産地切替え時期である[端境期]に入っている品目はまだまだ高値が続いており、
特に玉ねぎ・にんじん・じゃがいもは注意が必要です。
特に白ネギは5月前半まで高値が続く見込みで、にんじんも九州産の切り上げが早まるため、3月中旬以降の仕入れ計画を慎重に立てる必要があります。
ブロッコリーは一時的に価格が下がっていますが、発泡スチロールで氷詰めしていない産地のものは安いけど棚持ちしないのでベジクルでは取り扱いをしておりません。安物はすぐに花が咲いて黄色く変色する傾向です。ご注意ください!
野菜の相場は天気、気温に大きく依存しています。
今年は寒さが厳しかった影響で成育が至らなく小ぶりの野菜が多く
後続産地からの出荷も遅れている状態が続いています。
一部の野菜が3/20頃に入荷終了する見通しです。
・カラフル大根
・カラフル人参
・ロマネスコ
春はカラフルで香り豊かな野菜が増える季節。定番の葉物から、メニューに華を添える珍しい野菜まで、今が旬の食材をご紹介します!
彩り鮮やかな葉物野菜。見た目だけでなく、ほんのりとした甘みとシャキッとした食感も魅力的。
ソテーやパスタ、スムージーにもおすすめ。加熱すると色が抜けてしまうので生がおすすめ。
寒暖差の影響で、今の時期のミニトマトは特に甘みが強いのが特徴。
赤・黄・紫・オレンジのミニトマトはサラダや前菜に相性バツグン、春らしさを演出できます。
水分が多く、アクが少ないので生で食べるのに最適。浅漬けやカルパッチョ、マリネにもぴったりです。
緑のズッキーニよりも甘みがあり、火を入れるとより濃厚な味わいに。グリルやソテー、パスタの具材として活躍します。
鮮やかな紅色が特徴の大根。甘みがあり、サラダやピクルスにすることで彩りも楽しめる一品です。
見た目がユニークなブロッコリーの仲間。食感はカリフラワーに近く、シンプルに蒸したりグリルしたりするだけで、料理がぐっとおしゃれになります。
春はトマトが旨い
昼夜の寒暖差がトマトを美味しくします。
特売用にアメーラトマトをご用意しております!
春といえば山菜の季節!和食だけでなく、洋風アレンジも楽しめる旬の味覚をピックアップしました。
春限定の逸品、花わさびが入荷しました!さっと湯がくと特有のツンとした辛みとほのかな甘みが引き立ち、まさに春の訪れを感じさせる風味。
和食では醤油漬けやおひたしが定番ですが、パスタやサラダのアクセントとしても◎。一口食べると、爽やかな刺激がクセになりますよ!
山の恵みのひとつ、行者ニンニク。その名の通り、修行僧が滋養強壮のために食べていたと言われるほど、栄養価が高い山菜です。
天ぷらやフリットでサクッと揚げると、ニンニクのような香りが立ち、クセになる味わいに!バター醤油で炒めても絶品です。
「山菜の王様」とも称されるタラの芽。新芽の部分はふわっとした食感とほのかな苦みが特徴で、春の味覚を存分に楽しめます。
天ぷらにすると外はサクッ、中はホクホクで最高の仕上がりに!また、グリルした肉料理やパスタに添えると、見た目の華やかさもアップします
クルッと巻いたかわいらしい姿が特徴のこごみ。クセがなく食感もシャキッとしているため、どんな料理にも使いやすいのが魅力です。
天ぷら・おひたし・バターソテーなど、シンプルな調理法でもしっかり美味しさを感じられる山菜です。
季節の変わり目を感じる、初夏野菜がゆる~く入荷中です!
本格的なシーズン到来はもう少し先ですが、旬を先取りしたい方はぜひご相談を
みょうが竹 → シャキッとした食感とさわやかな香りが魅力。和食や薬味にぴったり!
新ショウガ → 爽やかな辛みとみずみずしさが特徴。甘酢漬けや炒め物に◎
ミニアスパラ → 一口サイズで食べやすく、サラダやグリル料理のアクセントに!
小ぶりながら甘みがぎゅっと詰まった小玉スイカ。まだシーズンの始まりですが、ひと足早くご用意しました!
ドリンクやデザートにぴったりなフレッシュな味わいを、ぜひお試しください。
さくらんぼ|季節限定の特別な味わい
春の訪れを告げるフルーツ、さくらんぼが入荷しました!
まだ走りの時期なのでお値段は少し張りますが、瑞々しくて甘酸っぱい春の味わいを先取りしたい方におすすめです
1パック 約1,000円ほどとなります。
宮崎マンゴー|もう少し待ち!5月ごろから本格入荷予定
濃厚な甘みととろける食感が魅力の宮崎マンゴー。まだ価格が高いため、5月ごろから本格入荷予定です。
本当に美味しい状態のものをお届けできるよう、もう少しだけお待ちくださいね!
割安なミニマンゴーも入荷しています。もし興味があればお問合せください
この時期には、桜の枝や桜の葉の塩漬け、桜の花塩漬けなどの桜商材も増えてきます
料理に取り入れると、一気に春らしい演出ができますよ✨
毎度ありがとうございます。昨年末から続く野菜の高値を通じて「いつになったら価格が落ち着くのか」というご質問を多数いただいておりますので、2025年3月の野菜の相場をまとめました。
主には、東京青果・農水省の相場展望を参考とし、ベジクルの過去の相場データを合わせて記事を作成しております。
今回はフルーツについても簡単にまとめてありますので仕入れ計画の参考にぜひご覧ください。
3月は寒波や干ばつの影響を受けながらも、春作の出荷が本格化する時期であり、全体的には価格が下がる傾向にあります。例年のデータでは、春分の日(3/20)以降に入荷量が一気に増加し、価格が安定するのが通例ですが、今年の3月前半は気温のアップダウンが激しく、雪の予報も出るなど、不安定な気象条件が続いています。そのため、天候次第では相場の予測が外れる可能性もあるため、注意が必要です。
2月は冬作から春作への切り替え期でしたが、地域によって作柄のばらつきが大きく、特に白菜やにんじんは供給不足による価格高騰が続きました。また、北海道産のじゃがいもや玉ねぎは寒波の影響で輸送に遅れが出るなど、市場の流通にも影響が及びました。
果実では、かんきつ類(みかん類)、いちご、りんご、バナナ、パイナップル、キウイフルーツなどが流通の中心。かんきつ類は昨夏の高温の影響で収穫量が減少し、価格が高止まりしている一方で、いちごは2月中下旬から供給量が増え、価格もやや落ち着きを見せています。
市場関係者からは「3月も例年に比べて供給量が少なく、相場が高めに推移する品目が多い」との慎重な見通しが示されています。しかし、ベジクルでは国産野菜にこだわりすぎることなく、輸入品や規格外野菜を活用しながら仕入れコストの削減をサポートしていきます。今後の動向を注視しつつ、柔軟な仕入れ提案を行ってまいりますので、お気軽にご相談ください。
相場見通し:高値継続(前年比113%)
状況:茨城産の前倒し出荷により3月上旬は特に不足気味。兵庫・長崎の春作もやや遅れ。
仕入れポイント:白菜は、貯蔵分の茨城産が残り少なくなり、新物の兵庫産との並行入荷が始まる時期に差し掛かっています。現在流通している兵庫県産は主に淡路島産ですが、全体の供給量は市場の約8%程度にとどまり、引き続き相場は高値推移が見込まれます。
一方で、茨城産の春白菜は3月末頃から本格的に入荷が始まる予定であり、新物が増えるにつれて価格は一気に落ち着く見込みです。ただし、3月前半は気温の低い日が続く予報もあり、家庭での鍋需要が引き続き高まることから、短期的には相場が下がる要素は少なく、強含みで推移する可能性が高いです。
相場見通し:高値継続(前年比130%)
状況:千葉・埼玉産が中心。干ばつと低温が重なり、出荷量は不安定。
仕入れポイント:冬が旬の長葱は、今シーズンを例年比30%以上高い相場で終えようとしています。相場高の背景には、天候の影響による供給不足に加え、「高いうちに売り切ろう」という生産者側の意向もあったと考えられます。
相場見通し:高値(前年比120%)
状況:北海道産中心。新物は寒波影響で収穫量が減少し、価格も上昇傾向。
仕入れポイント:じゃがいもは、例年夏の終わりに北海道で収穫された貯蔵物が4月頃まで入荷するのが通例ですが、今年は入荷の切り上がりが3月中になる可能性が高いとの情報が入っています。
また、並行して入荷する新じゃがいもも、少雨や寒波の影響で不作。このため、貯蔵物が切れたタイミングで出荷が調整されると、一気に価格が暴騰するリスクがある品目です。
葉物野菜と異なり、じゃがいもは貯蔵性が高いため、出荷側が相場を見ながら価格をコントロールしやすい特性を持っています。特にメークインは注意が必要です。1反あたりの収穫量が少ない上、生産面積も年々縮小しているため、新物切り替え時期には必ず価格が高騰するのが通例です。
相場見通し:高値維持(前年比114%)
状況:千葉産が終盤、次の徳島産も生育遅れで全国的に少量。
仕入れポイント:関東近郊の千葉・埼玉産の冬にんじんは、3月中に終了予定。終盤に差し掛かると、表面にぬめりが出たり、すが入ったりと品質が落ちるものの、相対的に価格が安いため、ギリギリまで冬にんじんを取り扱う方針。
一方で、新にんじんは徳島産が圧倒的なシェアを持ち、相場が下がる見込みはほぼゼロ。例年、にんじんの高値ピークは4月10日~GW頃だが、今年は3月中にも価格の暴騰が予想される。この状況を受け、ベジクルでは中国産などの輸入品を代替として提案中。
相場見通し:やや下落(前年比97%)※但し、冬系キャベツの相場は下がらない可能性大。
状況:愛知産の冬系(寒玉)キャベツが終盤に差しかかり、千葉など関東産の春キャベツが増える見込み。冬系は依然高めだが、春系の出荷本格化で全体の価格は徐々に下がる可能性。
仕入れポイント:春キャベツの入荷増により冬系のキャベツの需要分散がなされるが、端境にあたるため業務用需要の強い冬系キャベツは3000円以下になる可能性は低いと見受けられる。輸入キャベツを活用しながらコストを抑制することがおすすめ。
相場見通し:下落傾向(前年比89%)
状況:茨城・群馬産が順調に生育し、2月末から出荷増。
仕入れポイント:今月は比較的安定した価格が見込めるため、需要に合わせて積極活用を。
相場見通し:下旬に向けて弱含み(前年比98%)
状況:熊本・栃木・愛知産がメイン。2月の寒さで小玉傾向だが、3月半ば以降に回復。
仕入れポイント:春メニュー向けに増やすなら、価格が落ち着く下旬が狙い目。
相場見通し:やや下落(前年比95%)
状況:茨城・静岡・香川産が中心。3月中旬以降は数量増の見込み。
仕入れポイント:中旬以降には近郊の茨城産が入荷見込み。これを機に相場が下がる可能性大。
相場見通し:安定(前年比100%)
状況:愛知・徳島・静岡産が中心。出荷量回復で相場は落ち着く見込み。
仕入れポイント:3月の気温はブロッコリーの生育適温と合致するので、相場は下がる見通しだが、安い産地のものを使うと黄色い花が咲いてしまうものが散見されるので発泡・氷詰めをしている産地を選定する予定。
相場見通し:供給安定(前年比98%)
状況:国産の出荷が増え始め、価格も落ち着く傾向。
仕入れポイント:旬を迎えるため輸入品から関東近郊の栃木産へと産地切り替えをする予定。春先のアスパラは柔らかく筋も少ないのでおすすめ。
相場見通し:安定(前年比102%)
状況:鹿児島・長崎など早場地帯から順次増量。大きな乱れは少ない見込み。
仕入れポイント:豆がぷっくりと膨らんでいる愛知産を導入予定。季節の彩りメニューや副菜で活躍。状況次第で価格も比較的安定。
相場見通し:初物高値(前年比120%)
状況:九州・四国など、主要産地の出荷が始まる。まだ数量が少なく高値推移。
仕入れポイント:国産品が使いやすい単価になるのは3月下旬頃になる見通し。中国産も入荷しているので春限定メニューなどに使う場合は、国産品が取り扱いやすい価格帯になるまでは中国産がおすすめ。
きゅうり:冬作が終盤、春作が増加するため3月中旬以降は出荷量アップ。価格は少しずつ落ち着く見通し。
ナス:高知・福岡産が中心。3月は数量が安定し始めるが、まだ平年よりやや高め。
玉ねぎ:北海道産の在庫が減り、新玉ねぎ(九州・佐賀など)にシフト。ただし数量少なめで価格はやや高水準。
ピーマン:茨城・宮崎・高知産が増量し始める。春先には相場が軟化すると予想される。
相場見通し:安定(前年比101%)
状況:気温が上がり佐賀産が増え、3月中旬にピークを迎える。L〜2Lサイズ中心で品質は総じて良好に推移。
仕入れポイント:需要の高まる時期だが、価格と品質のバランスは良好。最高気温が20度程度を超えてくると日持ちしなくなるので注意。業務用には身が固めの「とちあいか」がおすすめ。苺のレポートは別のブログで紹介しているので苺の仕入れブログをご覧ください。
相場見通し:やや高めの安定推移(前年比105%)
状況:静岡・熊本などハウス栽培のメロンが中心。収量は徐々に回復する見込みだが、全体的に高単価で推移する可能性。
仕入れポイント:流通しているものは固めのメロンが多く、すぐに食べられるものは非常に少ない。そのため旬の甘さを求めるなら熟度管理がカギ。食べごろが必要であれば事前にご相談ください。
相場見通し:安定(前年比100%)
状況:フィリピン・エクアドル産ともに順調な入荷。前年並みの価格帯で推移。
仕入れポイント:加工用・スムージー用など幅広く使えるので、安定供給を見込んだ計画を。
3月はまだ高値の野菜が多いものの、春の出荷が増えてくる品目も多いため、相場が安定or下落し始めるものもあります。たとえばキャベツ(春系)やブロッコリー、アスパラ、いちごなどは、今後価格が落ち着きやすいでしょう。
一方、白菜や長葱、じゃがいも、にんじん、長葱などの冬野菜系は引き続き高値が続く見込みなので、在庫状況を確認しながら計画的に仕入れる必要があります。今年の野菜相場は過去に例を見ない価格で推移しているので波乱が起きる可能性は常にありますので今年に限ってでも輸入野菜をうまく使いながら野菜の仕入れコストを下げる工夫をしてもらいたいと考えています。
「旬の食材をうまく取り入れるとコスト管理とメニューの魅力が両立できる」
最新の市場動向を踏まえて、柔軟に仕入れプランを立ててみてください。高値の品目は使用量を抑えたり、安定供給が見込める代替食材を活用するなど、バランスよく対応していきましょう!
ベジクルでは飲食店や食品加工業の皆さまにとって有益な情報を発信することにこだわりを持って取り組んでおります。
コスト削減や旬の野菜を使ったメニューのバリューアップのご相談はお気軽にどうぞ。
2024年の秋以降、鳥インフルエンザの影響が全国の鶏卵業界に深刻な打撃を与えています。特に飲食店経営者の皆さんにとって、鶏卵は欠かせない食材であり、価格高騰や供給不足はメニュー構成やコスト管理に大きな影響を及ぼします。
今回は、実際に鶏卵卸事業者からのヒアリング内容をもとに、最新の流通状況、今後の見通し、飲食店が取るべき対策について詳しくお伝えします。
今年最初の鳥インフルエンザの発生は2024年10月。その後、感染は急速に拡大し、現時点で約840万羽の採卵鶏が殺処分されています。これは国内で飼育されている約1億3,000万羽のうち、およそ6.5%にあたります。
過去最大規模とされた2022-2023年の1,700万羽の殺処分ペースを上回るスピードで進行しており、このまま拡大が続けば、過去最悪の事態となる可能性も指摘されています。
鶏卵卸事業者は現在、商品確保に向けて緊迫した状況に直面しています。
中小規模の卸事業者は、特定の養鶏場への依存度が高い場合が多く、感染拡大が発生すると代替供給先の確保が困難になります。
例として、ある事業者では全体の約**40%**を特定の大規模農場から仕入れており、ここで感染が発生した場合、供給不足や欠品が避けられないと懸念されています。
供給が不安定になることで、一部の需要が特定の業者に集中し、結果として卵の価格高騰が発生します。業務用だけでなく、一般家庭向けも高くなっており、特殊卵(赤卵など)を追い抜いてしまうこともあります。当然ながら一般家庭では価格が高くなれば買い控えが顕著となり需要の抑制は一定なされますが、業務用となると話は別。
オムライス屋さんや卵をたくさん使用する粉物業態などについては価格がどうであれ使用するわけで高値を牽引するのが業務用需要ということになります。
ちなみに赤卵のような特殊卵は一般的には価格固定が多いため、普通卵ほど相場の変動要素が少なく、価格変化が遅い傾向にありますがこちらも時間の問題で価格が高くなる見込みです。
養鶏場では、鳥インフルエンザの拡大を防ぐためにさまざまな対策が実施されています。
養鶏場への出入り車両はすべて消毒ゲートを通過させ、感染経路の遮断を徹底しています。
具体的には石灰を撒いて通行車両のタイヤを消毒するのとゲートには24時間体制で人員配置をし消毒をしております。
野鳥(鴉も含めて)からの感染を防ぐため、ドローンやロケット花火での追い払い、さらにはレーザー光線での野鳥接近防止など、先進的な対策も導入されています。
農場間の人や物資の移動を最小限に抑えることで、感染拡大のリスクを抑えています。養鶏場に関係のない人は通行すら許可されないのが現状です。
鶏卵卸事業者も、供給リスクに備えるための対応を進めています。
1つの農場への依存を減らし、複数の産地からの仕入れを行うことで、感染発生時のリスクを分散しています。
後述しますが、とは言っても大規模な養鶏場からの調達は避けて通れないので、分散しても限度があります。
加工用卵では、既に液卵や粉末卵が普及しております。これは2022-23の鳥インフルエンザで業界全体が「痛い目」に合っているため需要を分散できるように手配なされているそうです。これらを活用することで供給不安に対応しています。特に業務用ベーカリーやケーキ店では、積極的に冷凍液卵への切り替えをしているようです。
供給不足による価格高騰リスクに備え、需要予測と価格戦略を緻密に立てています。特に普通卵は相場に左右されやすいため、代替商品の提案を進める動きが見られます。なお、長期契約は原則として存在しないため、相場変動の影響を受けやすいことが特徴です。
スーパーは相場の普通卵と比較的価格が変動しにくい特殊卵の両方の仕入れをしています。ただし、普通卵は相場取引が全体の90%以上を占めており、その価格変動の影響を受けやすい傾向があります。
特に、大手チェーンなどの購買量の多いクライアントに依存するような卸業者との付き合いは注意です。簡単に価格を改定できないような大手飲食店と取引をしているような業者ですと、相場高騰リスクによって、その結果、一般飲食店に対して高値で販売する傾向が強まります。さらに品薄になると割安でもチェーン店に優先して供給されてしまうので、非チェーンの飲食店さんにとっては何のメリットもないのです。
仕入れ先の販売構成を把握しておくことは自衛手段としても有効です。大手との取引を誇る会社は要注意とお考えください。
ちなみにベジクルでは大手との取引はございませんのでご安心ください!
飲食店経営者の皆さんも、鶏卵供給の不安定化に備えて、いくつかの対策を講じる必要があります。
卵の仕入先を複数確保することで、供給不足時のリスクを軽減できます。特定の卸業者だけでなく、複数の卸業者や直販ルートも検討しましょう。ベジクルでは卵をトン単位での調達しているので当然ながら複数の鶏卵事業者との取引もあり安定供給ができる環境を整えております!
卵の使用量が多いメニュー(オムライス、親子丼、卵焼きなど)については、代替食材の活用やメニュー構成の変更を検討することが重要です。冷凍の液卵など殻のついていない卵の仕入れについても契約卸から調達は可能です。たくさん卵を使う飲食業態の方はぜひご相談ください。
卵価格が高騰している場合、メニュー価格の見直しも視野に入れる必要があります。ただし、急な価格変更は顧客離れのリスクもあるため、段階的な調整や限定メニュー化など柔軟な対応が求められます。
特にケーキ店やベーカリーなど、一定品質が求められる業態では、冷凍液卵や粉末卵の活用も有効です。安定した供給が可能で、長期保存もできるため、供給不安時の強い味方となります。
日本国内では現時点で鶏へのワクチン接種は認可されていません。その理由として、ワクチン接種後は感染の有無が判別しにくくなるという課題や、卵や鶏肉の輸出に制約が生じることが挙げられます。
毎年冬になると鳥インフルエンザによる供給不安が続いており、根本的な対策が急務です。閉鎖型の鶏舎であっても感染経路が特定できず、発生した場合は鶏舎内のすべての鶏を殺処分する必要があります。その後、ヒヨコから再飼育するため、回復には半年以上かかることが一般的です。
この影響で、養鶏業者、中間流通の卸事業者、飲食店や業務用事業者のすべてが価格高騰によって疲弊しています。
このような状況下で、抜本的な解決策として期待されているのがワクチン接種です。ただし、ワクチンを接種すると国際的には「汚染国」扱いとされ、鶏卵や鶏肉の輸出が制限される可能性があります。しかし、鶏卵の輸出割合は全体の1桁%程度であるため、大きな影響はないとされています。
一方で、ブロイラーの輸出に与える影響が懸念されており、ブロイラー業界の団体がワクチン接種に反対する傾向があることが課題です。
海外の事例として、フランスではすでにワクチン接種が進められており、特に鴨に対して実施されています。この取り組みにより輸出は一部制限されましたが、国内での感染抑制には一定の効果を上げていると報告されています。
日本でも今後、養鶏業界全体の持続可能性を維持するために、ワクチン接種の導入が不可欠となる可能性があります。今後の政策動向と国際的な事例に注目が必要です。
2024年の鳥インフルエンザは、過去に例を見ないスピードで拡大しており、鶏卵供給への影響は深刻化しています。しかし、飲食店としても適切な対策を講じることで、供給不安に備えることができます。
仕入先の分散化
メニューの柔軟な見直し
冷凍液卵や粉末卵の活用
これらの対策を今から準備することで、将来的なリスクを最小限に抑えることができるでしょう。
最新の動向や具体的な仕入れ相談については、ぜひ私たちベジクルにご相談ください。
安定供給のパートナーとして、全力でサポートいたします。
毎度ありがとうございます!
気づけば1月も終わり、まだまだ寒い日が続くものの、少しずつ春の訪れを感じる季節になってきました。
先月まで続いた歴史的な野菜の高騰もようやく落ち着きを見せ、市場全体の相場が下がりつつあります。
暦の上では2月3日の節分から春が始まるとされていますが、実際には冷え込みが厳しく、
本格的な春の訪れはもう少し先になりそうです。
そんな中、大田市場には春の息吹を感じさせる野菜が続々と入荷中!
今回は、春の訪れを告げる 山菜 を中心に、今が旬の 春野菜 をご紹介します🌿
🌸春のあしらい
梅の枝は白梅、紅梅と鮮やかに。
桃の枝は1月後半から入荷スタートしました。
1月に高騰していた野菜の価格も、ようやく落ち着きを見せ始めました。
入荷量が多いわけではないものの、「高悩み」(価格の高止まりによる買い控え) の影響で、
徐々に市場全体の相場が下がってきています。
ただし、週末には関東でも雪の予報が出ており、天候による影響には引き続き注意が必要です。
ベジクルでも仕入れ価格を抑えられるよう努めておりますので、お得なタイミングでの仕入れをおすすめします!
価格上昇は見られず、全体的に相場が落ち着いてきました。
「高値疲れ」「節約志向」「輸入増加」「冷凍野菜へのシフト」などが影響しており、高値のピークは過ぎた感があります。
品目 | 前週比 | 昨年比 | 平年比 |
---|---|---|---|
キャベツ | -11% | +220% | +220% |
レタス | -12% | +121% | +121% |
白ネギ | -12% | +129% | +129% |
トマト | -12% | +112% | +112% |
大根 | -10% | +126% | +126% |
じゃがいも | -13% | +135% | +135% |
ブロッコリー | -13% | +164% | +164% |
💡 キャベツは依然として平年比220%と高水準。
猛暑、台風、害虫被害、旱魃といった複合的な要因が不作の背景に。
2月17日以降、アボカドの価格が上昇する見込みです。
輸入商社からの案内では、主に為替の影響で仕入れ価格が上がるとのこと。
サイズダウンも検討しましたが、歩留まりを考慮し、現行のサイズを維持したまま供給を続ける方針です。
仕入れ価格は1玉につき約100円程度上昇する見込みですが、
ベジクルでは値上げ幅を100円以下に抑えられるよう調整し、安定供給を目指します!
輸入生鮮野菜の急増
加工業者からは5月半ばまでの継続供給依頼が増加中。国内産地の供給が不足する見通しです。
董立ち(とうだち)リスク
3月以降の気温上昇予想により、野菜の**董立ち(早期成長による品質劣化)**が懸念されています。
天候:強烈な寒波で、関東でも積雪予報。
市況:天候次第で価格は乱高下の可能性あり。
需要:2月は例年、需要が弱まりがち。天候による影響が大きい一週間となる見通しです。
ベジクルの人気商品 「カラフル野菜」 のラインナップをご紹介!
この時期にぴったりの色鮮やかな野菜が、続々と入荷しています。
カラフルな野菜は、料理のアクセントになるだけでなく、栄養価も抜群!
お肉料理の付け合わせや、サラダにプラスワンするだけで、一気に華やかな仕上がりに。
ぜひ、日々のメニューに取り入れてみてください。
・レディ大根(赤大根)
鮮やかな赤紫色が特徴。サラダやピクルスにすると見た目も華やか。
・スイスチャード
色とりどりの葉脈が美しい葉野菜。サラダや炒め物におすすめ。
・ カラフルミニトマト
甘みと酸味のバランスがよい色とりどりのミニトマト。カプレーゼにも◎。
・マイクロスイスチャード
スイスチャードのベビーリーフ。クセがなく、トッピングに最適。
・黄色ズッキーニ
ほんのり甘みがあるズッキーニ。グリルや炒め物にすると美味しい。
・ロマネスコ
カリフラワーの仲間で、コリっとした食感が特徴。茹でてサラダや付け合わせに。
春の訪れとともに、市場には旬の山菜が続々と並び始めています。
独特の香りやほろ苦さが特徴の山菜は、まさに春ならではの食材。
冬の間に眠っていた体を目覚めさせるといわれるポリフェノールが豊富で、春の養生食としても知られています。
また、山菜は食感や風味がそれぞれ異なり、料理のアレンジ次第で幅広く楽しめるのも魅力です。
この時期にしか味わえない、春の味覚を堪能できる山菜たちをぜひチェックしてみてください!
「山菜の王様」と称される、春を告げる逸品。
たらの芽は、その独特なフォルムと濃厚な風味が特徴の山菜で、春の訪れを告げる代表的な食材です。
ほんのりとした苦みとコクのある味わいが特徴で、天ぷらにするとカリッとした食感とほろ苦さが絶妙なバランスに。
たらの芽は、太陽の光をたっぷり浴びて育つため、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
また、抗酸化作用があるポリフェノールも含まれており、体を目覚めさせる食材としても知られています。
おすすめの食べ方:
クセがなく食べやすい!春の訪れを感じる、鮮やかな緑の山菜。
くるんと丸まったフォルムが特徴的なこごみは、苦みやアクが少なく、山菜初心者にもおすすめの食材。
若芽のようなやわらかい食感で、シャキシャキとした歯ざわりが心地よく、和食・洋食どちらの料理にもよく合います。
特に、ビタミンCや食物繊維が豊富で、整腸作用や美肌効果が期待できるのもうれしいポイント。
春のサラダやパスタ、胡麻和えなどに加えると、彩りも美しく仕上がります。
おすすめの食べ方:
「雪うるい」とも呼ばれる軟白栽培のうるいは、生で食べられる珍しい山菜。
うるいは、クセのないやさしい風味とシャキッとした歯ごたえが特徴で、ほのかなぬめりがあるのがポイント。
軟白栽培された「雪うるい」は、白い部分が多く、よりやわらかな口当たりになります。
春野菜の中でも特に調理の幅が広く、サラダや和え物にすると、みずみずしさが際立ちます。
また、火を通すとぬめりが増し、より食感が楽しめるように。
おすすめの食べ方:
ニラのような香りが特徴の、パンチのある山菜。
のびるは、野草の一種で、香りが強く、ほんのり辛みを感じる独特な風味が特徴です。
天ぷらやおひたしにするとクセが和らぎ、食べやすくなります。
また、のびるにはアリシンという成分が含まれており、血行促進や疲労回復にも役立つと言われています。
「春のスタミナ野菜」として、旬のうちにぜひ取り入れたい一品です。
おすすめの食べ方:
ほろ苦く、ピリッとした辛みが特徴の菜の花。
菜の花は、春を代表する野菜のひとつで、ほろ苦さの中にほんのり甘みも感じられる奥深い味わいが魅力です。
鉄分やビタミンCが豊富に含まれ、貧血予防や免疫力アップにも期待できる健康食材。
シンプルな調理法でも美味しく、特に「辛子和え」や「お浸し」は定番の食べ方です。
また、ペペロンチーノやグラタンなど洋風アレンジにもよく合います。
おすすめの食べ方:
特有の香りとシャキシャキした歯ごたえが魅力の春野菜。
山うどは、春の訪れとともに市場に出回る山菜で、独特の爽やかな香りとシャキシャキの食感が特徴です。
「山菜の貴公子」とも呼ばれ、上品で繊細な味わいを楽しめます。
アク抜きをするとクセが和らぎ、炒め物や和え物など様々な料理に活用できます。
また、皮も捨てずに調理することで、より山うどの香りを堪能できます!
おすすめの食べ方:
山うどは根から葉先まで食べられるので、余すことなく春の恵みを楽しめます。
わさびの花が咲く前の若い茎。爽やかな辛味とほろ苦さが特徴。
花わさびは、山間部で育つわさびの花が咲く前の若い茎や葉を収穫したもの。
口に入れた瞬間にツンとくる辛みと、ほろ苦い風味がクセになる、まさに「大人の味わい」の山菜です。
時間を置くことで辛味が増すという特性があるため、漬け込み料理にすると味の変化も楽しめます。
シンプルな味付けで、花わさび本来の風味を活かした料理がおすすめです。
おすすめの食べ方:
花わさびは、新鮮なうちに調理するとより辛味を楽しめるので、仕入れたら早めの調理がおすすめです。
市場には春野菜が続々と入荷中!
寒さの中にも春を感じられる旬の味覚を、ぜひお楽しみください。
次回も、最新の市場情報やおすすめの野菜情報をお届けします!
明けましておめでとうございます🎍
本年もどうぞよろしくお願いいたします🥦
2025年はさらにお客様のニーズに応えたサービスの拡充を目指し、取引環境や物流体制の向上に努めてまいります。
お客さまと共に成長し、最良の野菜をお届けできるよう全力を尽くします!
初競りと新年の挨拶に市場へ行ってきました✨
市場では新年の縁起物として「宝船」が競りにかけられています。
写真の宝船、小さいもので15万円、大きなものでは50万円で競り落とされるそうです!
「来年こそは…」と毎年思うものの、
その金額があるならお客様やスタッフへの還元に使いたいと考えています🛳️
なんと1箱150万円‼️ 1粒あたり1万円を超える価格に驚きです。
年末から続く寒さの影響もありますが、全体的に落ち着いているように見受けられます。
寒さの影響で一部の野菜が品薄になっておりビックリ。
連休明けるまでは出荷数量が増えてこないのですが
成人式の日を境に少しずつ野菜の価格は下がる見通しです。
飲食店さんが苦しんでいる中、心苦しいのですが
ご理解頂けると幸いです。
高値の品目
・きゃべつ
・レタス
・ブロッコリー
キャベツだけは価格がどうにもならない水準が続いています。
1玉600円を超えている異常な状態です。
この先も改善の期待ができないので、1月末からリーズナブルな産直品を準備するように進めております。
お客様から「いつになったら野菜が安くなるの?」というご質問を多くいただきます。
野菜の価格は、需要と供給のバランスで決まるため、価格が下がるためにはいくつかの条件が必要です。
以下の3つが特に重要なポイントとなります:
野菜の生育は気温に大きく左右されます。気温が上昇すれば、野菜の成長スピードが速まり、収穫量が増えます。この「生育加速」は供給量の増加につながり、市場価格を下げる重要な要因となります。しかし、寒波の影響で低温が続くと生育が遅れ、価格が高止まりする傾向にあります。
現在の供給は西南暖地(九州、四国、東海地方)を中心とした冬野菜産地に依存していますが、これに加えて別の産地からの供給が増えると、全体の入荷量が増加します。春先になると産地が重なり始めるため、供給量が拡大し、価格が安定してくる可能性があります。複数の産地が同時に出荷を始めるタイミングが、相場下落の大きなきっかけとなります。
消費者の需要が減少すると、在庫が市場に残りやすくなります。これにより、価格競争が発生し、値下げに至ることがあります。例えば、季節的な消費の落ち着きや、飲食店での需要が減る時期には、相場が下がりやすくなる傾向があります。ただし、需要が一定に維持される場合は価格が高止まりすることもあります。
新年を迎え、市場には少しずつ春の訪れを感じる山菜が並び始めました!
まだ安定した入荷ではありませんが、旬の味覚を先取りしてご紹介します🌸
山菜の王様とも称される「たらの芽」は、その独特な風味と食感で春の訪れを感じさせてくれます。
天ぷらにすればサクサクとした衣と相性抜群で、炊き合わせに加えると上品なアクセントを演出します。
鮮やかな緑が食卓を彩りますよ✨
見た目が丸まった可愛らしい形状の「こごみ」は、山菜初心者にもおすすめの一品です。
癖が少なく食べやすいので、パスタの具材にしたり、ほうれん草のように胡麻和えにするのも◎。
春の香りを楽しみながら、手軽に季節感を取り入れられます🍝
シャキシャキとした食感が特徴の「雪うるい」。
軟白栽培されており、山菜には珍しく生で食べることができます。
サラダやマリネにしても美味しく、パリッとした歯ごたえがクセになります。
春の新鮮な息吹をそのまま味わってみてください🥗
ニラやネギのような香りが特徴的な「のびる」は、和え物や天ぷらに最適な山菜です。
その独特な香りが食欲をそそり、春の訪れを感じさせてくれる一品。
ビタミンも豊富なので、季節の変わり目にぴったりです🌱
市場には早くも中国産のたけのこが入荷スタート!
シャキッとした食感と優しい甘みが特徴で、煮物や炊き込みご飯、炒め物に幅広く使えます。
日本産の筍も少量ですが入荷しております。
旬はもう少し先ですが、一足早く春を味わいたい方におすすめです🍚
ほろ苦さとピリッとした辛味が魅力の「菜の花」。
辛子和えにすればお酒が進む大人の一品に。
彩りも鮮やかなので、料理のアクセントとしても大活躍。
春を感じる定番の山菜としてぜひ食卓に取り入れてください🌼
春の香りを象徴する「山うど」。その独特な香りとほろ苦い味わいは、春の味覚の醍醐味です。
天ぷらやきんぴら、酢味噌和えなど、シンプルな調理法でその風味を存分に楽しめます。
食卓に春のアクセントをどうぞ🍶使い切りサイズでコスパ◎の山うど。
正月からの「あしらい」は枝ものが主になります。
梅の枝は白梅、紅梅と鮮やかに。
桜の枝は1月後半から入荷予定。
春のお豆シリーズが続々登場!そら豆はもちろん、スナップエンドウやグリンピースも市場に顔を出し始めました。そら豆は塩茹でやグリルでシンプルに楽しむのが一番。濃厚な甘みと香りが春の訪れを存分に伝えてくれます✨
毎度ありがとうございます。
今年は8月以降、記録的な野菜の高値が続きお客様には大変ご迷惑をおかけした年となってしまいました。
そこで野菜価格についてご報告をしたくレポートを作成いたしました。
【前週比: 上昇率・下降率%】 ⬆️ 値上がり: ブロッコリー(43%)レタス(33%)白菜(28%)だいこん(21%)トマト(19%) ⬇️ 値下がり: ピーマン(23%)
今年の年末は青果業界にとって前例のない厳しい状況が続いています。
特にキャベツは平年比353%高と驚異的な相場を記録。
これに加えて、ブロッコリーが276%、レタスが236%、白菜が208%と高値が続出しています。
特に加工業務用野菜を主力とするベジクルでは、このような状況がお客様に与える影響を日々痛感しています。
また、野菜の価格上昇は生産コスト増加が原因の一部ですが、需要と供給のミスマッチも大きな要因です。
今年は特に極端な気象条件が農家に厳しい影響を与え、「来年は作付けを減らさざるを得ない」といった声が聞こえてきます。
例えば、トマトの供給が減少する中で、外食業界では「トマトをメニューから外す」という動きすら見られています。
さらに輸入野菜も減少傾向にあります。韓国では天候不順が続き、トマトの輸出が停止。
中国からの冬ネギも供給が不安定な状況ですので地球規模の異常気象が様々なところに広がっております。
●最新の東京市場の野菜卸値比較(平年比: 過去5カ年)
🥬 白菜: 208%
🥬キャベツ: 353%
🥬 レタス: 236%
🥕 人参: 171%
🌶️ ピーマン: 129%
🥔じゃがいも: 139%
🍅 大玉トマト: 175%
その他、小ネギ(182%)、エリンギ(176%)、えのき(168%)なども高値で推移しています。
果物市場では、 ・普通温州みかん: 150% ・りんご: 137% ・いちご: 120% といった動きが見られます。
🔹 天候と出荷 気温は低めですが晴天が続く見込み。露地野菜の生育促進が期待されますが、高値からの前倒し収穫が進んでいるため、生育量の回復には時間がかかりそうです。果菜類ではやや安定が見られる一方で、露地野菜の供給不足は続く見通しです。
🔹 市況 高値買いの需給ミスマッチが懸念されています。特に年末年始の需要増加が市場にプレッシャーをかけています。例年、年明けには需給バランスが改善するものの、露地野菜は小幅な下落にとどまると予想されます。
1️⃣ 適正価格の流通促進が必要
野菜の価格はタイミングによってばらつきがあり、農家さんが適正な収益を得られる仕組みを作ることが急務に感じています。特に昨年の契約単価では金額的にうまみがなく、廃業リスクが高まっています。農家さんが来年も作りたい、子どもに継がせたいと思える単価を作り持続可能な農業を支援する必要を感じています。
2️⃣ 業務用[規格外]野菜の供給拡大
なんと野菜全体の6割が業務用に使用されています。家庭用市場が大きく見える一方で、実際には業務用が主流です。例えばキャベツでいうとスーパーでは売れない大玉なサイズを積極的に作ってもらうなど、産地でターゲットを明確にした効率的な生産をすることができれば生産効率は上がっていくと考えられます。
3️⃣ 輸入野菜の減少と国産野菜のシフト
円安やインフレの影響もあり、輸入野菜が割安ではなくなりました。トマトは韓国が天候不順で日本への輸出を縮小し、調達に穴が開くことによりトマトの相場が大暴れしました。冬の中国産ネギも似た環境になっており割高な状況が続いています。このさき国産野菜の安定供給体制が必要不可欠です。産地を育てるためにベジクルでは国産シフトを進めていきます。
4️⃣ 長期的視点での利益追求
今年は高値が続いている「お米」に続き、様々な野菜が高くなっています。これは生育不良だけでなく、農家さん側の出荷コントロールもあると見ておりますが、価格が高ければ飲食店さんは野菜の使用を控えてしまいます。久しぶりの高値で、高騰している生産コストを吸収するのは理解できますが、消費が鈍るような価格を長く続けるのは誰も得はしないので難しいところ。品薄で強気になりすぎる方も多くいるけれども長期の視点でご判断いただきたいです。
皆様、良い年末をお過ごしください🌟 また新年の市場情報でお会いしましょう!
来年は、より良い品を皆様にお届けできるよう、流通プロセスや仕入れ体制のアップデートに全力で取り組む所存です。新たな挑戦を続け、業界全体の価値向上を目指してまいります。どうぞ変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます!🎍
毎度ありがとうございます!年末が近づき、大田市場も活気にあふれていますが、今年は例年とは異なる厳しい状況が続いています。寒波の影響や生育不良が続き、青果市場の相場は引き続き高止まりの傾向にあります。ここでは最新の市場状況と今後の見通しをお伝えします!
今週の野菜相場は、全般に高値が続いています。特にキャベツやレタス、ブロッコリーなどの葉物野菜や果菜類が市場での注目ポイントとなっています。加工・業務用向けの需要が60%以上を占める中、契約仕入先からの供給不足が深刻で、多くの業者が市場調達へシフトしています。
特にキャベツやレタスでは、以下の要因が影響しています:
1️⃣ 生育期の高温:10月~11月の気温が高かったことで、結球異常や虫害が発生。正品率が低下し、出荷量が減少。
2️⃣ 育苗期の大雨:10月初頭の豪雨で定植が遅れ、生産量が大幅に減少。
これにより、青果業界では「今冬の相場は平年比を大きく上回る可能性が高い」との見方が強まっています。
📈 値上がり傾向:
📉 値下がり傾向:
🌿 その他品目:
特にブロッコリーやキャベツの天井知らずの値上がりには警戒が必要です。これらは加工向け需要が高く、供給不足の影響を受けやすい状況にあります。一方で、にんじんやトマトは一部で価格が下がり始めていますが、供給量が十分とは言えず、依然として高値を維持しています。
果物市場も年末に向けて動きが活発です。
🍓 いちご:+123%(品種別では「あまおう」が+129%)
🍎 りんご:+140%
🥝 キウイ:+134%
特にいちごは、クリスマス需要に伴い、価格がピークに達しています。来週後半には一部品薄となる可能性があり、早めの発注が推奨されます。
🌡️ 天候と出荷状況:
クリスマス寒波が襲来する予報が出ています。主要な産地では最高気温が10度前後と低く、露地栽培の野菜には厳しい条件となりそうです。太平洋側では晴天が続く見込みですが、低温が生育を抑制するため、露地野菜の出荷量が増える見通しは立っていません。一方で、施設野菜は安定した供給が期待されています。
📈 市況の見通し:
全般に高値のまま年末を迎える可能性が高いです。外食や中食の需要が依然として堅調で、特に加工業務向け野菜の引き合いが強まっています。これにより、キャベツやレタスといった葉物野菜ではさらなる値上がりが懸念されます。消費者の需要が続く中で、供給不足が続けば価格の高騰は避けられません。
💡 注意点:
1月中旬まで品薄の状態が続く可能性があります。特にキャベツやレタス、京野菜(九条ねぎなど)は欠品のリスクが高いです。ご注文の際は早めの確保をおすすめします!
2024年もいよいよ年末を迎え、市場の動向がさらに重要な局面を迎えています。この冬は、価格高騰の原因となる要因が複数重なり、野菜や果物の供給が厳しい状況が続いています。特に、加工業務向け野菜を中心とした市場の動向を注視し、迅速な対応を心がけていきたいと思います。
新しい年に向けて、引き続き皆さまのビジネスをサポートできるよう、最善を尽くしてまいります!お問い合わせやご相談がありましたら、どうぞお気軽にお声がけください😊
毎度ありがとうございます。
冬の寒さが身に染みる日が続きます。
こんな日は温野菜を食べてお腹の中から温まってくださいね🥕
気づいたら12月も中盤になりました。
来週の12/21(土)より、二十四節気では冬至です。
1年で最も夜が長く昼が短くなり太陽の力が一番弱まる日ですが、
翌日からは再び強まるということから、運が向いてくるとされています。
柚子湯は運を呼び込むために体を清める意味があるそう。
ぜひ、今年は柚子湯で温まってください。
例年と比べると2割ほど高い価格で推移していますが
遅れていた入荷数が増えてきた野菜もあり少し価格が下がっています。
ただ残念なことに「キャベツ」は相変わらずの高値が続いております。
年末にかけて、通常であれば相場は上がるのですが、
今年は下がる可能性もあるのではないかと見ております。
野菜の相場レポートは編集後記に記載しておきますのでお時間あればご覧になってください。
高くなった野菜
・なす
・レタス
・サニーレタス
寒さに弱い夏野菜が入荷減少。
目立つのが「きゅうり」「茄子」です。
他には「しし唐」が高値。
こちらは毎年恒例の感じですが
年末には1パック800~1000円の価格になることも。
他の野菜で代替可能であれば、ご使用の中止をご検討下さい。
また、ズッキーニや茄子やトマト、苺などは
クリスマスのニーズもあるので強気の相場です。
毎年のことですがクリスマス前後は粒ぞろいの苺は品薄になります。
少しずつ相場が上がっているので心配なところ。
クリスマス時期の苺は価格変動が激しすぎるので
その日の単価で対応をさせていただきます。
今年の高値のピークは24日(土)とみております。
相場見通しは2Lサイズで1100円/PK
この時期の苺は日持ちしますので
23(月)に仕入れていただくことをおすすめ致します。
12/23~1/5の期間は固定価格となります。
年末の出荷調整があり、野菜が品薄になる時期です。
安定確保を優先とするため平常時より少し高くなります。
年末に品薄になる野菜
小松菜
三葉
里芋
蓮根
人参
きゅうり
しし唐
珍しい野菜などは、農家さんが休みなるため欠品の可能性がございます。
また、入荷が不安定になっておりますので、
年始までは特売をお休みさせていただきます。
楽しみにしてくれているお客さまには大変申し訳無いのですが
ご理解を頂けると幸いです。
カラフル野菜BOX
特売がご用意できない代わりにもボリュームUPで
ご用意しております。
国産のミニアスパラガスが入荷スタートしたので
今週のBOXには入る予定です。
・カラフルミニトマト
・ミニアスパラガス
・アイスプラント
・ロマネスコ
・スイスチャード
・白人参
西洋野菜を中心にご用意したします
年末を演出する季節野菜もご紹介💁♀️
金時人参
金時人参は2月頃まで入荷の予定です。
濃い紅色はお正月を感じさせてくれますね!
ゆり根
海老芋
繊維質が緻密で、歯ざわりもいい里芋。
海老芋です。
年末年始の煮物需要が落ち着いたら少し価格が下がる見通しです。
お雑煮に入れるので人気があるのでご使用の中止をおすすめします。
比較的、ちぢみほうれん草はお求め易い価格で推移しています。
かぶ
カブは菊花漬けという浅漬けに使用されるため、少し高値です。
インフルエンザやマイコプラズマ肺炎など、風邪が流行っていますね。
繁忙期ですので、体調管理、うがい手洗いをしっかりと実施しながら健康に駆け抜けていきたいですね!
【今週の概況】
天井を打った感はあるものの、相変わらず指定野菜全て大幅高となっております。
中でもレタス、キャベツ、ピーマンなどが平年比200%超えとなっています。
●最新の東京市場の野菜卸値比較
(平年比:過去5カ年:12月12日卸値比較)
いちご円2364円→2395円 平年比121%
●指定野菜以外の主な品目の平年比 12/12卸値から平年比より高い品目:
【来週の見通し】
○天候と出荷:西高東低の冬型気圧配置が続き太平洋側は低温乾燥の冬晴れが続く予報。
低温乾燥が生育抑制の一因になるが日照に恵まれる事から出荷は果菜類中心に漸増予想ながら、
キャベツ・大根などは相当な前倒し収穫出荷を繰り返しているため急増は予想しづらい
○市況:クリスマスから年末へ向かう来週。需要の強まりが期待されます。
果菜類は供給増ながら需要増で保合、その他の品目も高止まりが続く予想
【おまけ:日本農業新聞中心にネット等から引用、また個人の見解等が含みます‼︎】
① 果樹の主要15品目の経営生産面積とピーク時面積からの増減率(%)みかん2022年度、それ以外は2021年度面積〜総崩れの果樹栽培〜出所:農水省
○みかん36,200ha(1975年比77%減 激減している)
○みかん以外の柑橘19,574ha(2007年比21%減)
○りんご35,100ha(1973年比32%減)
○ぶどう16,400ha(1980年比41%減)
○日本梨10,100ha(1985年86年比46%減)
○西洋梨1,380ha(2005年、6年比22%減)
○桃9,310ha(1973年比45%減)
○すもも2,650ha(1994年比30%減)
○さくらんぼ4,230ha(2006〜08年比6%減)主要果樹では1番、面積減率が小さい)
○梅13,500ha(2003年比26%減)
○びわ 905ha(1991,92年比63%減)
○柿17,800ha(1973年比42%減)
○栗16,300ha(1982,83年比58%減)
○キウイ1,860ha(1991年比59%減)
○パイナップル313ha(1973年比88%減)最大に減産となった品目‼︎缶詰用として盛んに生産拡大したが・・
②-a:10月外食売上6.1%増
・35ヶ月連続で前年同月を上回った
・旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要
・生鮮野菜を含む食品高騰の煽りもあり相対としての外食需要が増している‼︎
①-b:加工向け野菜高騰続く‼︎
・活発な外食向け需要、中食向け需要、漬物など様々な加工食品向け野菜需要そして量販店での市販向け青果需要(カット小袋品、鍋用などキット商品など)が大きくなるばかり‼︎脆弱な生産環境下では、これからも品薄感が継続するのでは?契約取引する場合は相当取引条件を確認する事が肝要‼︎一方的にならない様にしたい。要するに不作時の外部からの調達した場合の価格転嫁または不作時のキャンセル条件などの確認‼︎体力勝負だけは避けたい
毎度ありがとうございます。
寒い日が続いていますが
冬の野菜が甘くなってきました🥕
冬野菜は寒さで凍ってしまうことがないよう、
寒くなると糖を蓄積するそうです。
かぶ、だいこん、長ねぎ、白菜
特に寒さに強い冬野菜系は順調で
相場もお買い得です💁♀️
今年は暖冬傾向なので冬の産地の野菜出荷は順調そうな雰囲気。
ただ残念なことに入荷が増えてこない状況が続いています。
来週の後半頃からは入荷数量が増えるのではないかと見ております。
毎年19日以降の週は、少し高めの相場になるのですが、今年は10、11月の野菜相場が例年の40%以上の平均卸売価格となっている反動で出荷が増えてくる可能性がありそうです。
高値疲れで相場が下がってきている品目がチラホラ
・トマト
・きゅうり
・キャベツ
・大根
・パセリ
野菜の相場は産地との「駆け引き」の要素もあるので個人的な見解だとお考えください。
なんにせよ、繁忙期のお客さまを支える黒子として最善を尽くすしかないのです!
当然ながら冬の時期の契約数量を厚めにして調達の構えを変える企業努力もしております。
今が美味しい野菜をご用意しております。
果肉が薄紫の「紅しぐれ大根」や
果肉が真っ赤な「紅芯大根」も入荷順調です。
ちょっとした彩りにご活用ください💁♀️
旬なのでお買い得になっています。
寒くなると根菜類が甘くなり美味しくなります。
今週のオススメは「かぶ」です。
チーズ、乳製品との相性も非常に良いので和洋中問わず使えますよ。
特売ご用意させて頂きました。
煮てよし、焼いてよしの芽キャベツ。
先日は回鍋肉に入っていたのを食べましたが非常に美味しかったです。
冬の美味しい野菜の一つですね。
100g単位でご用意が可能です。
(参考 100gで約5粒です)
別名スティックブロッコリー🥦
約100gPKで5~6本入です。
茎の長いブロッコリーで1本使いしやすいので近年人気の野菜の一つです。
スティックタイプのカリフラワーも入荷しています。
こちらも1PK約100g入です。
スティックブロッコリーと同様に火の通りが早く使いやすいので
人気上昇中の野菜です。
ひいらぎの葉
来週末になるとクリスマス。
直前になると急に品薄になるので、
早めにお買い上げいただくことをオススメしています。
バーニャカウダ、チーズフォンデュ、温野菜サラダ、グリル、蒸し野菜使い方は色々。
本日のセレクトは、
・カラフルミニトマト
・マイクロリーフ
・ロマネスコ
・スイスチャード
・黄ズッキーニ
・紅しぐれ大根
日によって内容は若干変わりますが、気合い入れてい作っているのできっとご満足いただけるはず!
今年は暖冬だった為に出荷が前倒しになっており、今のところは潤沢に入っております。
基本は18粒入の2Lサイズ。
品種は、とちおとめを中心にご用意いたします。
クリスマス時期は1000円位になるのでご注意ください。
サイズ感が安定しないので、ご案内しにくいフルーツです。
入荷自体はあるのですが少し余裕をもったご注文をオススメさせて頂いております。
(参考価格1PK2000円前後)
編集後記
クリスマスに向けて引き合いが強くなっておりますのでご注意ください。
単価のピークは12/23頃。1パック1000円オーバーが例年の相場です。
12/22には調達することをオススメしております。
品種指定にご対応できない場合があります。
今の時期の苺は、一番果と呼ばれており日持ちがするのが特徴です。
ベジクルの取り扱いをしている「とちおとめ」は18粒入りの2Lサイズ。
品質を見て調整するので産地は日により変わります。
LサイズMサイズSサイズB品の苺と幅広く取り揃えておりますが
2Lを大量に仕入れているので割安でご用意が可能です。
マスクメロン
大田市場では 毎日メロンの競りをやっています。
マスクメロン(クラウンメロン)は食べごろが少し難しいので
ご相談頂けるとベストなメロンをご用意させて頂きます🍈