業務用カット野菜

2018.08.24

業務用カット野菜

業務用でも家庭用でも市場が伸びている「カット野菜」
カット野菜は、あらかじめカット、洗浄、殺菌、袋詰めの加工がされ、すぐにそのまま調理できる野菜のことです。
カット野菜の市場はインスタントコーヒーの市場規模と同等な規模に伸びています。
これは簡単で美味しいが求められる時代になっていることがわかりますよね。
とにかく手間が省けるという印象だと思いますが、品質、効率の良さ、価格の安定など
様々なメリットを持つカット野菜は学校や病院、外食業界においてニーズが高まっています。

 
 

業務用カット野菜導入のメリット

①人件費の削減
洗浄、加工など下処理にに伴う人件費は無くなります。
②在庫管理の見える化
ホール野菜と異なり容量が小さいので保管スペースも不要になります。また、発注も簡素化します。
③歩留まりの見える化
カット野菜のため、捨てるところがありません。
④作業のマニュアル化
作業工程を減らすことにより、誰でも簡単に同じ作業がスピーディーに行うことができます。
⑤原価率の安定
作業工程を減らすことにより、誰でも簡単に同じ作業がスピーディーに行うことができます。
司が考えるメリットは大きく分けてこの5点。
皮をむく・水洗いする・切る・廃棄物を処理するなど、野菜を調理ために、多くの時間や人件費、作業スペースだけではなくさらに保管場所も必要です。
人件費はただ雇う人数の削減だけではありません。
作業中による怪我など、労災対策にも削減のメリットが。
どんなにベテランの調理の方でもどうしても起きてしまう、作業中の怪我。
飲食店で働いたことのある方なら一度や二度「ヒヤッ」とした覚えがあるんではないでしょうか。
また、飲食店を常に悩ませている人手不足にも。
新しい人には、また新たに仕込みを教えなければなりません。
しかも、昨今の賃金の値上げもあり離職率が高いともあって覚えても辞めてしまえばまた一からやり直しです。
食べ物を扱う現場でとても大切な衛生面を保つにも、調理場はより簡素化されている傾向にあります。
調理が楽な食材を仕入れることで、今まで使用していたスペースが、有効スペースに変わり格段に仕込みが楽になります。
カット野菜はコストと安全の両面から、プロの手で加工・管理されたカット野菜を袋を開けて仕上げをするだけの料理界の救世主のミラクルアイテムなんです。

業務用カット野菜はオーダー可能!?

野菜が高騰するとさらに注目される節約キーワードは「使い切り」
カット野菜って、オーダーメイドで仕入れられるの?なんてご質問をよく頂きます。
答えは、「yes」です。
お客様のニーズに合わせて様々なカット方法に対応し、
また、「お鍋用のカット野菜キット」や「かき揚げ用天ぷらキット」
「サラダキット」などのオリジナルの商品開発もお手伝いさせて頂きます。
オーダーメイドにカットされた野菜を使用することで、野菜を無駄なく使え、生ゴミも出なくなります。
学校や病院の食事は栄養バランスやカロリーなど計算され献立が決定します。
給食の材料で野菜は絶対欠かせない栄養。さらに限られた費用の中で給食担当者が、最初にやるべきことは
・価格が一定のものは、適正価格を知ること
・価格が変動するものは、見通し価格を知ること
とされています。
利用者の人数から使用量を算出できるため、廃棄する分のロスや水道光熱費など諸経費だけを考えても、カット野菜はお得なお助けアイテム。
 

野菜が高くなるのはどんなタイミング??

野菜の価格変動は思ってもいないタイミングで訪れることも。
特に真夏から秋にかけての時期は高くなる傾向にあります。
また、真冬、、特に冬の寒い年には生育不良となり高値になることが多いです。
 

野菜が高騰したので給食がストップ

2016年、野菜高騰のために予算内での食材調達が難しくなったとして、三重県鈴鹿市の全ての市立小学校と幼稚園で給食の提供を、12月20日と翌年1月12日の計2日間見合わせるということがありました。
たった二日間ですが、働く親にとっては一大事。
今や共働き家族は当たり前でさらには加速する食の安全意識の高まりもあり、給食や外食産業は品質の高さ・効率の良さ・価格の安定性など、食品に対して多くの要素が求められています。
 

カット野菜は臨時スタッフになるかもしれない

技術がある人を確保することは難しくなっている今、もはやカット野菜は一緒に仕込みをしてくれるスタッフのような存在。
しかも、来週はスタッフの夏休みが入っているので人が足りないかもしれない、、、といったタイミングだけでも対応できるのがウリです。
人を雇用するとなれば社会保険や福利厚生、有給など潜在的なコストも同時に発生してしまいます。
しかも、仕込みの1時間だけって雇用もほぼ不可能だと思います。
カット野菜は「21世紀の野菜の新しい形」としてこれからもっと私たちの身近な存在になっていくのではないでしょうか。