【市場組合活動】 青果市場の神輿
2019.05.12
東京商組でのとりくみ
【市場組合活動】 青果市場の神輿
江戸の庶民たちから「天下祭」と称されるようになった神田祭。
全国的に有名な祭のひとつとして「日本三大祭り」「江戸三大祭り」の中に数えられたている伝統ある祭りです。
徳川家康は、上杉景勝との戦いや関ヶ原の戦いの際に、神田明神に勝利祈願をしていました。
そのため神田明神を大切にし神田祭が活性化したようです。
その中に「市場の神輿」と呼ばれている大神輿があります!
本日は大田市場の買参組合の役員として
神田祭に参加してきたことをレポートさせていただきます(^^)
大田市場は平成元年に神田市場(秋葉原)より移転しました。
築地と豊洲の移転と同じく移転問題があったようです。
秋葉原駅前にあるUDXビルという大きなビルがあるのですが
古くはここに神田市場があったのです。
この場所です。
その後、ビルが建つまでは広大な駐車場になり
バスケットボールやスケボーをやるスペースがあった事をご存知の方も多いはず。
青いハッピは市場組合の役員のみが渡される名誉あるハッピ。
私も今年からお手伝いデビュー致しました
よくよくハッピを見ると、、、、、
市場市場市場と書いてあるんです。笑
日本一の荷受け会社「東京青果」の川田社長も神輿の上で
カッコよく乗っていますね!
東京青果とは年間3000億円のもの青果卸会社です。
要するに日本一の市場王って青果業界のドンですね。
非常に人格者であり僕が勝手に尊敬している一人。
東京青果の競り人や仲卸の社長さんたちもご機嫌
市場関係の大物の皆さんが揃っているので
普段取れないコミュニケーションを取れるのも魅力の一つ。
そして神田市場発祥の地というのは、、、
淡路町の近くにあるんです。
石碑を記念にパチリ
代々受け継いできた伝統と信頼。
そして、この先に市場を背負っていく責任。
改めて日本一の八百屋になって
市場、業界に貢献したい。
強く感じた1日でした。
市場が衰退していく流れが続く今日。
「本物の八百屋」として真っ向から取り組んでいきたいと考えております!
池田 将義
※
【参考情報】
江戸神社は、江戸最古の神社で、神田多町に青果市場があった江戸時代から市場関係者の間で守られてきた神社です。
市場が秋葉原から平成元年に大田に移転してからも今日に続いています。
現在、神田神社の摂社として境内のお社にお神輿が祀られています。
当神社の神輿は「青果市場の神輿」、「神田市場の千貫神輿」と呼ばれ、約200人で担がれる大神輿です。
戦後昭和33年、当時の技術を結集して浅草小鳥町 の鹿野喜平が製作しました。他に類を見ない金物関係は大阪造幣局にいた名錺師阿部 長次郎が製作しました。神輿の静の美しさと、宮入時の動の華やかな姿を是非ご覧ください。
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