レモンの仕入れについて

2020.07.21

フルーツ情報

レモンの仕入れについて

From池田 将義

 

毎度有難うございます。
コロナウイルス の影響を受け、飲食店の方より
仕入れコスト削減の相談を沢山頂戴しております。

トマトやレタスなどの主力野菜と同じくらいの相談件数の多いレモンについて
簡単にご案内をさせていただきます。

レモンというと最近ではレモンサワーが人気でドリンク需要も多いのですが
肉や魚料理や揚げ物に添えられていることも多く臭みをとり爽やかな風味を加えてくれるので
幅広く使える果物ですね。
     

レモンサワー

 

当社でも単品売上でも上位5位に食い込む売れ筋果物の一つです。

飲食店さんからの仕入れコスト削減相談が相次いでいることもあり
産地、仕入れのコツ、安く調達するために企業努力している部分など
簡単に紹介させてもらいますね!

レモンの仕入れに困っていたら遠慮なくご相談くださいね(^^)

 

まずレモンというとアメリカ産が主力産地となります。
そして冬場が旬なので、夏の時期は南半球のチリ産と南アフリカ産が多く流通しています。

アメリカだと「サンキスト」が有名ですね。

サンキストはカリフォルニア、アリゾナで6500もの生産者を束ている
世界最大の柑橘出荷組合の名称です。

1箱13~15kgの重量となり

サイズは下記4サイズでの展開です
・95玉
・115玉
・140玉
・165玉

当社では140玉サイズでの販売を中心としております。
ポイントとしては仕入れ先のメインで販売しているサイズ感に合わせることが大事です。

特別扱いで調達すると我々も半端数量での発注手配になってしまうので
仕入れコストが割高になってしまいます。

ドリンクで大量に使うといったお客様にはケースでのご納品もさせてもらっています。
1日20-30個使うようでしたら圧倒的に箱買いがお得です。

輸入品なので日持ちもするので是非意見等してみてはいかがでしょうか!?

 

 

また、レモンの仕入れについては市場からの調達でなく
輸入商社からの手配しております。

輸入品を取り扱う上で欠かせないのは3つのポイントがあります。

 

 

①中間流通業者を省くこと

②大量に仕入れること

③在庫を滞留させているところから買わないこと

 

青果市場ら直接購入することも可能ですが、
商社からまとめて仕入れた方が圧倒的に安く仕入れられます。

1回のロットは最低でも10箱以上で仕入れているので
仕入れコストの圧縮につながります。

そして肝心なのが「鮮度」
収穫してから防腐剤をつけて船で送られてくるのですが
滞留在庫のものだと傷みが早いのです。
そのため、元請けの輸入商社から入荷したてのレモンを仕入れることが
顧客満足とコストダウンにつながります!

もしレモンの仕入れを見直す機会があった際には
仕入元が、どこからレモンを仕入れているかを聞いてみてください。

市場から仕入れているケースだと商社から大量仕入れをできる規模感の
卸業者に変えた方がレモンの仕入れコストは削減できる可能性が高いですよ。

もちろん卸業者は大きくなればなるほど、小回りが効かなくなるケースが多く
小規模の卸業者から買った方が品物は良かったりするケースはあります。

参考程度にお考えくださいね(^^)

 

ここまでは輸入レモンについて書かせていただいたのですが
ここ最近人気の国産レモンのことも少々ご案内しますね。

国産レモンは流通時期が限られており冬から春先までとなっております。
主力産地は広島、愛媛の2県です。
一時期、沼津で作ろうと検討したのですが…

レモンは霜に当たるとすぐに傷んでしまうので瀬戸内の温暖な気候でないと
難しいとの話でした。

 

すっぱさがツンとこない、無農薬・国産レモン。
レモンの果肉、皮と果肉のあいだの白い部分、種。そして、皮すべてが栄養そのものなのです。

これは是非とも丸ごと食べたいですよね。

国内で売られている輸入レモンの多くは、カビを防止するため、
表面に防カビ剤などが塗られていることが多いので、
皮も丸ごと使うレシピなどは、国産の無農薬のレモンを使いたいですよね。

レモンの皮の部分には、レモンポリフェノールという美容にとても良い成分が含まれているんです。
皮には抗酸化力があるため、天然のビタミンCの保持力にとても効果があるんです。
丸ごと食べて内側から綺麗になりましょう。

 

■緑色のレモンと黄色のレモン

国産レモンで、多く出回っているのは実は緑のレモンなんです。
ただし、12月以降からは黄色いレモンが旬になります。
新しい緑のものは爽やかで香りが良く、黄色のものはジューシーで甘味が増します。
タイ料理などには緑のレモンが合うんです♪

 

 

 

■個人的に大好きなレモンの蜂蜜漬け■

今回は無農薬国産レモンで、皮まで丸ごと食べれるレモンの
蜂蜜漬をご紹介します。

「材料」
無農薬レモン 一個
純正はちみつ レモンが浸るくらい
作り方
1.レモンをよく洗って、水気を拭き取っておきます。
2.2~3ミリの輪切りにし、中の種を取り除きます。
3.瓶を煮沸消毒します。
4.煮沸した耐熱の瓶にレモンを入れてひたひたになるまではちみつを入れます。
4日ほど経てば皮の渋みも取れ、完成!

冷蔵庫で、2~3ヶ月保存も可能。
紅茶や無糖の炭酸水、カクテルやスムージーに、しぼりたてのレモンのが香りひろがります。

■タイ風レモンチャーハン■

「材料」
ご飯 300g
卵 1個
むき海老 100g
玉ねぎ 1/4個
ほうれん草 適量
塩 少々
こしょう 少々
調味料A
(しょうゆ:小さじ2、砂糖:小さじ2、ナンプラー:20cc)
きゅうり
ミニトマト
レモン 1/2 個
パクチー お好みで
レシピ
1、油を引いたフライパンにエビを炒めて、卵も流し入れる。
2、1に玉ねぎ、ほうれん草を入れ炒め、ご飯を入れる。
3、全体的に混ぜ合わせたところで調味料Aで味付けをし、塩・こしょうで味を整える。
4、お皿に盛り付けたあと、斜めにスライスしたきゅうりと半分にカットしたミニトマト、レモンを添えて完成。
5、レモンをチャーハンに絞りながら食べて下さいね。

★この調味料Aは色々なタイ料理で使われてるので覚えておくと色々な料理に使えておすすめです。
ぜひ、お試し下さい(^^)