大根 葉っぱまで丸ごと使い切りましよう!
2019.05.02
野菜情報
大根 葉っぱまで丸ごと使い切りましよう!
今回は葉も根も、そして皮まで、
全く無駄がない大根
の魅力をご紹介します。
買い物中、
葉付き大根
を見つけたら、迷わずゲットしたいですね。
大根は日本では全国的に栽培されていますが、北海道や千葉、
青森県などが出荷量上位の産地です。
他にも神奈川県の三浦半島を中心に、真っ白で中央部分が膨らんでいる
「三浦大根」はすでに有名です。
が、最近の主流は根の上部がやや黄緑色の「青首大根」のようです。
ここで
大根の葉の栄養素
についてみてみたいと思います。
まず葉がみずみずしいものは大根そのものの鮮度がよいです!
そして、葉には様々な栄養があります。
大根の葉はカルシウムやβ-カロテンなどが豊富。※1)
一方根には、胸やけ・胃もたれ改善に効果がある、
デンプンを分解するアミラーゼ(ジアスターゼ)をはじめとする消化酵素が含まれてます。※2)
酵素は熱に弱いため、効果を期待する場合は生で食べるとよいでしょう。
■大根の葉の保存方法
すぐに葉を切り落とし、ラップか新聞紙に包んで冷暗所で保存。
葉が付いたまま保存してしまうと栄養と水分をが奪われ、
味や風味が落ちることがあるのです。
残りの大根はラップに包んで冷蔵庫の野菜室へ。
葉はしおれやすいので、できればその日のうちに調理しましょう。
後ほど、大根の葉のおすすめレシピもご紹介しますね。
(引用元)
※1)文部科学省 日本食品標準成分表2015年版より
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/11/30/1365343_1-0206r8_1.pdf
※2)体を整える野菜事典
監修:一般社団法人日本野菜ソムリエ協会/共同発行人:井野澄恵、熊谷みのり/発行所:株式会社宝島社
大根の葉の方は甘みが強く、先端部分は辛味が強くなります。
寒さで凍らないように地上に近い頭部分は、糖度をあげる為甘くなります。
一方、地中の先端部分は虫よけの為辛くなります。
大根には是非取り入れたい栄養や効能があるので、一本の大根を色々と使い分けて、
食卓の強い味方にしましょう♪
先ほど説明したように大根には場所によっておすすめの調理方法があります。
甘味がある上部は大根おろしやサラダ、漬け物がおすすめ。
中央部分は甘味があるので煮物に。
先端部分は辛味が強く少々硬めなので炒め物や味噌汁に。辛味がお好みなら大根おろしにしたり漬け物もおすすめ。
葉は漬け物や炒め物にするとおいしいですよ!
大根はまだまだたくさん種類があります。
用途や地域によって楽しむ。なんてこともいいですよね。
上級者は大根アートに挑戦してみては?
■万能に使える葉のレシピ
大根の葉のごま油炒め
材料
大根の葉 一本分
ごま油 大さじ2
ちりめん 適量
鰹節 4g
醤油 大さじ2
白ごま 適量
作り方
1、大根の葉は1~2分ほど下ゆでし、氷水に入れて粗熱をとります。
2、水気を絞り、みじん切りにする。
3、フライパンにゴマ油を入れて中火で熱し、1の大根の葉を入れて炒める。
4、しんなりしたら、ちりめんを加え、かつお節・しょう油の順に入れて全体に混ぜ、いりゴマを振って出来上がり。
■大根の漬物のレシピ
柚子大根
材料
大根 300gほど
柚子 一個
塩 大1
酢 大3
砂糖 大3
作り方
1、大根は皮を剥いて3cm位の拍子切りにして塩と一緒にボウルに入れ良く混ぜる。
2、柚子の表面を(白いワタの部分を残して)薄く切り細かい千切りにする。
果実の柚子は横半分に切っておく。
3、①の大根の水分を絞ってボウルに入れる。
4、千切りにした柚子の皮と酢・砂糖を入れ混ぜ合わせる。
5、半日ほど経ったら完成です。
是非是非、葉っぱまで無駄なく食べ尽くしてみてください ♪