赤い宝石 旬のさくらんぼ

2023.06.04

フルーツ情報

赤い宝石 旬のさくらんぼ

季節を感じられるフルーツとして
 
「赤い宝石」や「初夏のルビー」とも言われている

さくらんぼ

和名では桜桃と書きます。
 

 
多くの歌でも「初恋」や「恋愛」の歌詞として使用されています。
 
さくらんぼの花言葉は
小さな恋人
上品
あなたに真実の心を捧げる

 
丸くて可愛らしい容姿や、花言葉の意味と
さくらんぼの甘酸っぱい味などが恋愛などの比喩として使われているのではないでしょうか。
 
 
■産地
国内で最も有名で多く出回っているのは山形県。
生産は年にもよりますがなんと全国の約76%程。
2位以下は年によって変わりがありますが、東北産地方や山梨、北海道などが続きます。
 
そんなさくらんぼ、実は全世界で1000種を超える種類があるんです。
 
 
その中で、日本で入手できる主な種類をご紹介。

 
 
佐藤錦(さとうにしき)
これはさくらんぼ好きの間では

佐藤錦

は最も有名。

さくらんぼの日本代表と言っても過言ではないでしょう。
 
見た目の美しさ、柔らかくて口当たりが良く、まさしく赤いルビー。
知名度はもちろん生産量も国内ではダントツです。
 
高砂(たかさご)
 
この王者佐藤錦の欠点を補刺客として現れたこのアメリカ生まれの高砂。
甘さも酸味もバランス良く感じられ、少しあっさりとした印象。
旬は佐藤錦よりもやや早く、早生種で6月中旬頃~7月初旬になります。
 
豊錦(ゆたかにしき)
 
果肉はやわらかく、食感も優しい。
酸味が少ない為、甘さを感じやすいです。豊錦の旬は早く、5月下旬には食べごろに。
 
豊錦はさくらんぼには珍しく、完熟状態が最高に食べごろな品種とも言えます。
 
紅秀峰(べにしゅうほう)
 
晩生の最有望品種となっている品種。
糖度が高くて酸味が少ない。
 
6月下旬から7月下旬が旬となり果肉は硬めのため、比較的日持ちが良い。
その為、お中元やギフトとして人気。

 
月山錦(がっさんにしき)
山形の人ですら見かける事が少ない月山錦。
 
粒は大きく、色は黄色。その為、見た目とのギャップの甘さにびっくりする人も。
なかなか見かけないのは、とにかく栽培が難しいせいです。
 
 
ビング
代表的なアメリカンチェリーに代表ビング。
大きくふっくらと丸みがあり、果肉も果汁も濃い赤紫色。
日本の気候ではなかなか育てるのは大変だとか。
 

■栄養や効能
 
アメリカンチェリー
アメリカンチェリーは日本のさくらんぼよりもポリフェノールの一種の
アントシアニン
 
という色素が多い為、見た目は真っ赤かです。

アメリカンチェリーに含まれているソルビトールという甘味成分。
 
同じ重量の砂糖と比べてカロリーが75%程度と低く、
また虫歯を引き起こす可能性がない甘味料のため、虫歯予防につながるとされています。

ですが、日本のさくらんぼと比べると、カロリーはアメリカンチェリーの方が高く、
ミネラルなどといった成分に関しては、アメリカンチェリーの方が多くなっています。
 
 
日本のさくらんぼ
ビタミン類の栄養素は日本のさくらんぼの方に軍配が上がります。
 
さくらんぼに含まれる栄養主成分は糖質や葉酸、カリウム、鉄分が目立ちます。
中でも、鉄分の含有量は果物の中ではトップ。
 

貧血の予防に鉄分や葉酸は必要な栄養。
 
貧血ぎみの人は、是非さくらんぼを積極的に摂取してください。
 
また、鉄分などのミネラルが不足しがちなコーヒーや紅茶の摂取量が多い人にもお勧めです。
 
妊婦に嬉しい葉酸も多く含み、胎児の発育に欠かせないビタミンです。
 
さくらんぼの効能として、特に注目されているのは高血圧の予防
 
さくらんぼに含まれているカリウムは、利尿作用も期待でき
むくみや慢性腎臓炎等にも効果的。
 
また研究では、サクランボには痛風の予防効果があることが報告されています。
 
一般的な痛風治療薬であるアロプリノールと併用することで、再発のリスクが75%も減少することが明らかになっています。
 
ほかにもビタミンA、ビタミンB、ビタミンCが含まれ、病後の回復、疲労による食欲不振、美肌に効果的で女性に嬉しい栄養がたっぷりなんです。
 
 
■美味しいさくらんぼ
これを覚えておけばさくらんぼ狩りでも厳選して美味しいさくらんぼが食べれちゃいます♪
①粒が大きい
②皮がツヤツヤとして傷もなくハリがある
③実は鮮やかで軸が太く鮮やかな緑色
 

 
まずは色と大きさで判断するのがわかりやすいですよね。
 
サクランボは追熟はしません。
 
なので白、黄色みが残っている物は避けて。
市場で売られているものは粒が大きいほど値段が高いです。是非、大粒を選びましょう。
 
これを見つけらたとてもラッキー!なさくらんぼがあるんです。
 
さくらんぼの木の付け根の方にすごく短い茎についているさくらんぼ、これは農家さんでもなかなか食べれないレア物らしいんです。
出会えたら迷わず狩りましょう👍
 
■保存方法


さくらんぼが美味しく食べらるのは、実は室温では2日以内ととても短いんです。
それ以上は冷蔵庫へ保管、ですがどんどん甘味が薄れてしまいます。
ここに注意!!

 
洗うと劣化が早まります。食べる直前に洗うようにしてください。
 
ここで、あまり日本ではポピュラーではないですが
 
山形ではさくらんぼを飲みます。
 
さくらんぼの持つすっきりとしたキレのある酸味と、ほのかな甘みのさくらんぼジュース。
 
ほかにも、さくらんぼ酒もあるんです。
 
山形県をはじめ、サクランボの産地からは「佐藤錦」を100%使用した贅沢ジュースや、
質の良いサクランボジュースが必ずと言っていいほど紹介されています。
 
さくらんぼ同様、抗酸化作用や筋肉回復促進。
さらには癌予防の効果も期待出来るミラクルドリンクなんです。
 
さくらんぼ好きなら試してみる価値がありますね!
サクランボは、どんな調理方法でも食べれるフルーツです。

 
生でも、炒めても、タルトで焼いても、お酒にしても美味いですが、
残念ながら種は食べることはできません。

余った種は、JRさくらんぼ東根駅で行われる
 
さくらんぼタネ飛ばし大会 
の練習用に利用してはいたがでしょうか♪