ズッキーニのご紹介です(^^)/
2019.05.01
野菜情報
ズッキーニのご紹介です(^^)/
見た目はキュウリのような
ズッキーニ
ですが、実は「ペポかぼちゃ」に分類されるかぼちゃの一種です。
ウリ科カボチャ属の淡色野菜の一種で別名、つるなしカボチャと呼ばれ。
また、ズッキーニはイタリア語で「小さなかぼちゃ」
ズッキーニの黄色い小さな花。この花は、
花ズッキーニ
として料理に使用されます。
ズッキーニの花と見ると、仲間だという事が納得できます。
キュウリのようにツルに垂れ下がってなるのではなく、写真のように主軸から突き出すようになります。
イタリア料理やフランス料理などのイメージが強いですが、原産地は北アメリカ南部やメキシコ北部。
日本では1980年代から広まった割と最近の野菜なんです。
現在は長野県と宮崎県で全体の60%以上を出荷され、スーパーでも普通に並ぶようになり
出荷量、消費量とも増加しています。
かぼちゃの仲間ですが、実が完全に熟す前の若い間に収穫します。
金糸瓜などと同じペポかぼちゃも同様です。
黄色や白のタイプや花付きの他、なんとピンク色のものもあるんです。
またカボチャそっくりの丸いタイプなど種類はたくさん。
見た目はカボチャのようでも中身は詰まっており、ズッキーニの断面を丸く広くしたような中身になっています。
■主な種類
●ズッキーニ(オーラム)
見た目はきゅうりにそっくり、一般的な緑色のズッキーニ。なすのような歯ごたえや味です。
●イエローズッキーニ(ダイナー)
皮が黄色のズッキーニ。皮が柔らかいので、生食でサラダに適しています。
●花ズッキーニ
花つきで可愛らしいイタリアではポピュラーなズッキーニ。有名な食べ方はチーズやアンチョビを詰めてフライに。
●丸ズッキーニ
コロリとした見た目の丸形。味は一般的なズッキーニと同じです。
■栄養
カリウム
高血圧に効果があるカリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、運動による筋肉の痙攣などを防きます。
ビタミンC
女性に嬉しい肌荒れや風邪の予防や疲労の回復に効果あり。
葉酸や食物繊維なども豊富で、ビタミンBも含まれます。
アンチエイジングに効果のあるβカロテンは油と一緒に摂取すると体内での吸収がアップ。
■色々な調理法があるんです
まず思い浮かぶのは、南仏料理のラタトゥイユ。
ズッキーニは油調理と相性が良く淡白な味わい。
上記でも伝えた通り、βカロテンは油と一緒になると体内での吸収がアップするのでぜひ
天ぷらやフライなどの揚げたり、味噌汁の具や煮込んでカレーに入れたりとさまざまな料理に活用できます。
皮が柔らかい黄色のズッキーニは薄くカットしてサラダにしたり、そのまま生のままがおすすめ。
とても汎用性のある便利な野菜、塩もみして塩昆布とあえたり、漬物にしてピクルスなどもおすすめ。
■新鮮で美味しいズッキーニの選び方
ズッキーニは乾燥しやすく、鮮度が落ちると底の方から枯れてきますので
ヘタやお尻をチェックしましょう。
美味しいズッキーニは太さが均一です。
色は濃く鮮やかな緑色で皮がピンと張っていてさらに角があるものを選んで。
切り口がみずみずしいのが新鮮な証拠です。
触ってみて柔らかかったり、変色しているのは古い証拠。
■保存
ズッキーニは乾燥と低温が大敵。
収穫したら新聞紙に包んで冷暗所に保存。
カットしたらラップでしっかり包んで。
冷凍する場合、生のままだと水分が多いので美味しく解凍は難しいです。
調理しやすい大きさにカットして熱を通したものを冷凍しましょう。
●ここに注意
食中毒の原因「ククルビタシン」。
通常ズッキーニやキュウリに苦い、渋い事はほとんどとありませんが、この成分はとにかく苦みや渋みが強烈、ゴーヤ以上の苦味と言われています。
すぐに吐き出しても唇や口の中がしびれたような状態がしばらく続くと報告も。
食べてしまうと、腹痛や下痢、嘔吐、手足のしびれなど中毒症状が起きてしまう場合も。
このククルビタシンと言う成分、ズッキーニだけでなく、きゅうりや南瓜など「ウリ科」の植物のヘタに近い部分に含まれています。
ちなみに同じウリ科のゴーヤ、ゴーヤの苦み成分は「モモルデシン」という成分で毒性はないので安心して苦味を楽しんでください。
夏を乗り切るおすすめズッキーニ料理はお味噌汁!
夏らしい鮮やかなズッキーニ、他の夏野菜のなすやミョウガ、トマトなど一緒にお味噌汁にして夏ならではの楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか!