業務用オリーブオイルの仕入れガイド|飲食店におすすめ…

2025.05.23
野菜情報
業務用オリーブオイルの仕入れガイド|飲食店におすすめの選び方とコスト削減方法
業務用オリーブオイルの仕入れ完全ガイド|飲食店におすすめの選び方とコスト削減方法
飲食店経営者や料理長の皆さん、業務用のオリーブオイルをどのように仕入れていますか?
居酒屋やイタリアン、カフェや和食レストランなど、業態問わずオリーブオイルの活用シーンが広がっています。一方で、「種類が多くてよくわからない」「どう仕入れるのが一番効率的なの?」といった疑問やお悩みもあるかもしれません。
本記事では、油問屋さんとのインタビューを元に、オリーブオイルの正しい知識と飲食店に最適な仕入れ方、そしてコスト削減のポイントを、わかりやすくステップバイステップで解説していきます。
オリーブオイルの基本知識と種類
オリーブオイルは主に以下の3種類に分けられます。
エクストラバージンオリーブオイル(EXV)
- 酸度0.8%以下の最高品質。
- 化学処理をせず、自然な風味と香りが豊か。
- 仕上げや生食に最適。
ピュアオリーブオイル
- 精製したオイルにバージンオイルをブレンド。
- EXVに比べ香りや味は控えめ。
- 炒め物や揚げ物など加熱調理に適している。
サンサオリーブオイル(ポマース)
- オリーブ果実の搾りかすを利用した安価なオイル。
- 大量に使用する揚げ油向け。
飲食店は用途ごとにこれらを使い分けることで、料理の質とコスト効率を高めることができます
飲食店業態別に最適なオリーブオイルの選び方
飲食店の業態ごとに最適なオリーブオイルを選ぶことで、味やコストのバランスを整えることができます。
居酒屋・和食店の場合
- 仕上げにはEXVオリーブオイルがおすすめ。風味が引き立つので、スープや汁物にもぴったりです。
- 揚げ物や炒め物にはピュアオイルやブレンドオイルを使用することでコストを抑えられます
イタリアン・カフェの場合
- パスタやサラダ、パンの提供にはEXVオリーブオイルが最適。
- 加熱調理用には、クセが少なくリーズナブルなピュアやブレンドタイプが便利です
ベジクルおすすめのブレンドオイルのご紹介
飲食店の幅広いニーズに応えるため、ベジクルでは厳選した業務用ブレンドオイルを提供しています。
ここでは、特に人気のある「スタルッツェ」と「グランマエストロ プレミアムブレンドオイル」を詳しくご紹介します。
ブランドとして広まっているものではないのですが「モンテ物産」さんから仕入れている商品になるので、安定した品質をお約束できます。
スタルッツェ(5L缶入り)
- ひまわり油80%+EXVオリーブオイル20%の絶妙なブレンド
- 癖がなく軽やかな風味のひまわり油と、香り豊かで上質なEXVオリーブオイルを組み合わせることで、炒め物や揚げ物など幅広い料理に適した万能オイルに仕上げました。
- 加熱にも強く酸化しにくいため、大量に油を使う飲食店でも使いやすく、コスト面でも大きなメリットがあります。
- 大容量の5Lサイズで提供しているため、業務用として長期間使用できます。
グランマエストロ プレミアムブレンドオイル(5L缶入り)
- EXVオリーブオイル51%+ひまわり油49%という贅沢な配合
- 通常のブレンドオイルよりEXVオリーブオイルの割合が高く、より一層芳醇で奥深い風味を楽しむことができます。
- 料理の仕上げやドレッシング、生食用としても優秀で、特別なメニューや期間限定料理に最適です。
- 香り高いEXVオイルをふんだんに使いながらも、5L缶入りでコストパフォーマンスにも優れ、店舗経営にもやさしい選択肢です。
ベジクルなら小ロット配送OK!
ベジクルでは、こうしたオイルを野菜や食材と一緒にお届けするため、配送コストを抑えて提供することが可能です。
1缶からでも配送可能で、注文翌日にはお手元に届きます。
「小規模でも効率よく仕入れたい」「毎日の配送を利用したい」飲食店の皆様に特におすすめです。
ぜひベジクルの高品質でお得なブレンドオイルをお試しください!
オリーブオイルの産地ごとの特徴と選び方
オリーブオイルは産地によって風味や特徴が異なるため、飲食店のメニューや料理スタイルに応じて最適なものを選ぶことが大切です。
ここでは代表的な産地ごとの特徴や豆知識を詳しく解説します。
スペイン産オリーブオイルの特徴
- スペインは世界のオリーブオイル生産量の約40%を占め、世界最大の産地です。
- 広大な農地と高度に機械化された収穫・生産体制により、安定した供給量を誇ります。
- 味わいは全体的にフルーティーでまろやか。風味のバランスが良く、クセが少ないため幅広い料理に使用できます。
- 大量生産と安定した価格で、飲食店の仕入れに最適な産地と言えます。
イタリア産オリーブオイルの特徴
- イタリアは南北に長く、地域によって気候や土壌が大きく異なるため、オリーブオイルの風味も多彩です。
- 北部はマイルドで繊細な味わい、南部はフルボディで力強い風味が特徴です。
- 特にトスカーナやシチリア産のEXVオリーブオイルは風味が強く、料理の仕上げやパン、サラダ用に非常に人気があります。
- イタリア産は、地域ごとの個性を活かし、料理とのペアリングを楽しめるのが魅力です。
ギリシャ産オリーブオイルの特徴
- ギリシャはイタリアに次ぐ世界第3位のオリーブオイル生産国です。
- 生産量の多くは国内で消費されており、実は一人あたりのオリーブオイル消費量が世界一多い国でもあります。
- ギリシャ産は品質が非常に安定しており、酸度が低く風味が安定しているのが特徴です。特にサラダや魚料理との相性が抜群。
- 国内消費がメインのため国際的な知名度は低めですが、品質重視の飲食店に根強いファンがいます。
豆知識:「オリーブオイル消費世界一」はギリシャ
意外かもしれませんが、一人あたりのオリーブオイル消費量が最も多いのはギリシャです。ギリシャ料理はもちろんのこと、パンやサラダ、炒め物にまで日常的にオリーブオイルをたっぷり使用しています。
ギリシャでは、オリーブオイルは単なる調理油ではなく、生活に欠かせない「飲むジュース」のような感覚で親しまれているのです。
オリーブオイルの仕入れコストを削減する具体的な方法
業務用オリーブオイルを仕入れる際、品質とコストのバランスは非常に重要です。ここでは飲食店がオリーブオイルを仕入れる際に、コストを効果的に抑えるための具体的なポイントを解説します。
① 産地と輸入業者の規模を見極める
オリーブオイルは主にスペイン、イタリア、ギリシャが主産地です。特に生産量が多いスペイン産は市場価格が比較的安定しており、大量輸入を行っている業者ほど仕入れ価格が低く抑えられます。
ベジクルでは輸入規模の大きい信頼できる業者を厳選し、大量仕入れによる安定価格で飲食店様へご提供しています。
② 季節や市場動向を利用して仕入れる
オリーブオイルの価格は季節や収穫状況、為替相場、さらには海運状況などによって変動します。
狙い目の時期は4月〜6月
- オリーブオイルの収穫量や品質が前年分で確定し、市場が落ち着くタイミング。
- この時期に仕入れることで、市場価格よりも安価で仕入れられる可能性があります。
前年の収穫状況を事前にリサーチ
- 特にスペイン産が豊作の場合は市場価格が下がりやすい傾向にあります。
- ベジクルでは専門業者との定期的な情報交換を通じて、飲食店の皆様に最適な仕入れタイミングをご案内しています。
③ まとめ買い・定期購入で交渉を有利に
業務用オリーブオイルはまとめ買いをするほど価格交渉が有利になります。
- まとめて複数缶(5L缶×複数本)購入すると、割引や送料無料などの特典がつくことが多く、結果として大きくコストダウンできます。
- また定期購入をすることで、一定期間の価格を固定化でき、コストの予測が容易になります。
ベジクルでは、野菜や他の食材と一緒に配送することで配送コストをさらに抑えることができます。1缶の小ロットからでもお届け可能なので、余分な在庫を抱える心配もありません。
④ 用途に応じてオイルを使い分ける
すべての料理に高価なEXVオリーブオイルを使用する必要はありません。料理によりピュアオリーブオイルやブレンドオイル、サンサオリーブオイルを使い分けることで、トータルコストを大幅に抑えられます。
- 揚げ物や炒め物など、大量に使用する用途にはブレンドオイルやサンサオイルを。
- サラダや仕上げなど、料理の味を決めるポイントにはEXVオリーブオイルを使い、メリハリをつけると良いでしょう。
ベジクルの取り扱うスタルッツェなどのブレンドオイルは、コストと味のバランスが非常に優れており、多くの飲食店から支持されています。
ベジクルだから可能な配送メリット
ベジクルでは小ロット配送や野菜とのまとめ配送が可能なため、他社と比べ配送効率が非常に高くなっています。そのため、配送料を最小限に抑えつつ翌日配送が可能となり、結果として飲食店の皆様の仕入れコスト削減に大きく貢献します。
飲食店様の立場になって考え抜いたベジクルのサービスを、ぜひご活用ください!
オリーブオイルの品質管理・保存方法
品質管理を徹底することで、美味しさを長持ちさせられます。
- 開封後は1〜2ヶ月で使い切るのが理想です。
- 13〜15℃程度の冷暗所で保管。冷蔵庫や熱源近くでの保管は避けましょう。
- 蓋をこまめに閉めて酸化を防止しましょう
特にレストランや飲食店ではガス台の近くに保管する傾向が強いと思いますが油は
「光」「熱」「空気」を嫌います。なるべる冷暗所に保管するか早く使い切るを意識してもらうことをおすすめします。
飲食店でのオリーブオイルの活用アイデアとレシピ提案
オリーブオイルは、料理のジャンルを問わず幅広く活用できる万能な調味料です。特にエクストラバージンオリーブオイル(EXV)は、その豊かな香りと深い味わいを活かした料理への応用範囲が非常に広がっています。ここでは飲食店でぜひ取り入れたい、オリーブオイルの活用法を具体的にご紹介します。
タルトフランベ(薄焼きピザ)の仕上げに
- 最近、居酒屋やカフェを中心に人気が急上昇している「タルトフランベ」は、薄く伸ばした生地にチーズや玉ねぎ、ベーコンなどをトッピングしたアルザス地方の名物料理です。
- 焼き上げる前にEXVオリーブオイルを軽くかけて焼き上げると、オイルの芳醇な香りがトッピングの具材と生地全体に広がり、仕上がりのクオリティがぐっと高まります。
- 提供する直前に再度少量のEXVオリーブオイルを回しかけることで、視覚的にも艶やかで高級感のある仕上がりになります。
和食や汁物の仕上げに「香りのアクセント」
- 和食店や居酒屋の定番である味噌汁やお吸い物に、仕上げの段階でEXVオリーブオイルをほんの数滴垂らしてみてください。
- 伝統的な和の風味にオリーブオイルのフルーティーな香りが加わり、これまでにない新しい味の体験をお客様に提供できます。
- 豆腐や野菜を使った繊細な和のスープに特におすすめ。お客様の記憶に残る一品として話題性もアップします。
パスタやリゾットの仕上げに使ってプロの味
- イタリアン業態の飲食店では、パスタやリゾットの仕上げにEXVオリーブオイルを加えることで、料理全体が香り高くリッチに仕上がります。
- トマトソース系のパスタにはフルーティーなスペイン産、魚介系のパスタには繊細なイタリア北部産など、産地によって使い分けることで味のバリエーションが広がります。
- 提供直前にオリーブオイルを回しかけ、仕上げに黒胡椒やパルメザンチーズを添えることで、専門店のようなプロの味に仕上がります。
サラダや前菜に贅沢な仕上げをプラス
- サラダやカルパッチョなど、素材の鮮度が命の料理にもEXVオリーブオイルは欠かせません。
- シンプルな塩とレモン汁だけの味付けに仕上げのEXVオリーブオイルを回しかければ、素材の美味しさを最大限引き出しつつ、贅沢な味わいを演出できます。
- 特にシーフードのカルパッチョや新鮮な野菜を使ったサラダには、ギリシャ産や南イタリア産のオリーブオイルがおすすめです。
デザートへの意外な活用法
- 意外な使い方として、アイスクリームやチーズケーキなどのデザートにEXVオリーブオイルをかける活用法もあります。
- 甘みとオリーブオイルのまろやかさが調和し、デザートメニューに新しい可能性をもたらします。特に高級感を演出したいカフェやレストランにぴったりです。
オリーブオイルは工夫次第で様々な料理のクオリティを高めることができます。
ぜひベジクルのオリーブオイルで、料理に新しい価値を生み出してみてください。
ベジクルで仕入れる大きなメリット
飲食店がオリーブオイルを仕入れる際に直面する悩みとして、「小ロットで仕入れたい」「送料を抑えたい」「すぐに届けてほしい」などがあります。
ベジクルでは、飲食店様のこうしたニーズをしっかりと捉え、以下のようなメリットを提供しています。
① 1缶からでも配送可能な柔軟対応
ベジクルの最大の強みは、1缶単位の小ロット配送が可能なこと。
「大量に仕入れると保管スペースがない」「必要なときに必要な分だけ注文したい」という飲食店様のご要望にしっかりお応えしています。余分な在庫を持つことなく効率よく仕入れができます。
② 野菜と一緒に配送して送料を削減
ベジクルは野菜や果物などの生鮮食材を豊富に取り扱っています。そのため、オリーブオイルをこれらの食材と一緒にまとめて配送することで、送料を抑え、飲食店様の仕入れコストを大幅に削減します。
③ スピーディーな配送サービス
ベジクルではご注文いただいた翌日にはお手元へお届けするスピード対応を行っています。仕入れ忘れや急なメニュー変更など、飲食店で発生する急なニーズにも柔軟に対応が可能です。
店舗の運営にスピーディーな対応が求められる飲食業界に最適なサービスです。
ベジクルならではのきめ細かい配送サービスで、仕入れのストレスを軽減し、店舗の効率化をサポートいたします。
飲食店へのオリーブオイル活用のアドバイス
オリーブオイルは、料理を美味しくするだけでなく、お客様の健康志向にも応えることができる魅力的な食材です。
その秘密は、オレイン酸やポリフェノールを豊富に含むことにあります。こうした成分は健康意識の高いお客様への訴求ポイントにもなり得ます。
- 仕上げに使うエクストラバージンオリーブオイル
- 香り豊かなEXVオイルを仕上げに少量使うだけで、料理の風味が格段にアップします。パスタやピザ、カルパッチョなどにぜひお試しください。
- 料理のジャンルを問わない万能性
- 和食や中華など、ジャンルを問わず幅広い料理にオリーブオイルを活用できます。料理のバリエーションが広がり、店舗の差別化にもつながります。
お店のコンセプトやお客様層に合わせて、オリーブオイルの魅力を最大限に引き出したメニュー開発を行うことで、店舗の競争力を高めていきましょう。
編集後記
仕入れひとつで、料理のクオリティや店舗運営の効率は大きく左右されます。
オリーブオイルは多くの料理において味の決め手となる重要な食材。産地や種類、仕入れ方法など、細かな工夫を加えることでお客様満足度やコストパフォーマンスの向上に大きく貢献します。
サラダ油のお届けもできますので、一斗缶のサラダ油も欲しいという方は👉️サラダ油の仕入れガイドをご覧くださいね
今回の記事を参考に、ぜひ貴店に最適なオリーブオイルを見つけ、仕入れやメニュー開発にお役立てください。
ベジクルでは飲食店の皆様に寄り添った提案やサポートを心がけています。業務用オリーブオイルの仕入れや配送に関して、ぜひお気軽にお問い合わせください。