【原価高騰対策】ベジクルが提案する3つの仕入れ方法で…

2025.04.21
野菜情報
【原価高騰対策】ベジクルが提案する3つの仕入れ方法で飲食店の野菜仕入コストを下げる!
はじめに:飲食店を悩ます原価高騰の現状
最近、様々な食材が価格高騰し飲食店や外食産業では「どうやって原価を抑えるか」が大きな課題となっています。野菜だけでなく、肉、魚そんな中、コスト削減と食材の安定供給を両立する方法のひとつとしてベジクルが提供する3つの仕入れ方法に注目が集まっています。 本記事では、以下の3つの選択肢について概要やメリットを紹介し、どのように店舗のコスト削減に役立つのかを解説していきます。
割安な輸入野菜とは?
割安な輸入野菜のメリット・デメリット
メリット
- 天候や季節による国内相場の影響を受けにくく、安定した価格で仕入れられる
- 国内産と比べて2~3割、場合によってはそれ以上に安価になることも
- 通年供給体制が整っている食材が多く、メニューの継続提供が可能
デメリット
- 為替レートや輸送コストの影響を受けるリスク
- 旧正月、国慶節など中華圏の大型連休時に品薄になる
- 台風・燻蒸など輸送に影響が出た場合に品薄になる
- 国産野菜に比べると選果が粗く、品質面では劣る
具体的な取扱商品
ここでは、ベジクルが取り扱っている輸入野菜の中から一例として5つを紹介します。価格は相場や為替により変動するため、あくまで参考です。
参考価格 | 1kg150円~(時期によるが国内産の半額程度) |
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販売単位 | 1kgから |
特徴 | 4個・1kg毎に真空パックになっている。10kgのバラもあるが当たり負けの傷が多いので1kgパックを推奨している。箱で買う場合も大量仕入れをしている真空PKものの方が割安になる。 |
参考価格 | 1kgあたり150円~(時期によるが国内産の半額程度) |
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販売単位 | 1本から |
特徴 | 大ぶりの2Lサイズが中心になるが、表面に傷があったり、少し割れているものが含まれる。一年を通して安定しているので春先の新人参や真夏の北海道産などが人参の相場が高騰する時期だと価格が3倍くらいの差がでるコスパ野菜。 |
参考価格 | 1本50円~(時期によるが国内産の半額程度) |
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販売単位 | 1本から |
特徴 | 国産の長ねぎと違い身が締まっている感じは少し弱く、葉先の変色など鮮度面では劣る部分が大きい。一方で価格は30%以上割安になるので用途によって使い分ける飲食店の方もいる。 |
参考価格 | 1箱あたり1500円(時期によるが国内産の半額程度) |
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販売単位 | 1箱10kg単位 |
特徴 | 2024年末のキャベツ高騰を機に取り扱いを本格開始。通年の入荷がある見通しではあるが、ベジクルでの取扱実績はないので1年間手探りで考えている。相場が安くなると商社での在庫回転が悪くなると思われるので状況を注視。国産キャベツが安い時期には取扱いを控える方針。 |
参考価格 | 1シート400円~ |
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販売単位 | 1PK10束(100枚)単位 |
特徴 | 安価な輸入の大葉。国産に比べると葉が薄く、少し乾いているのが特徴。大量に刻むような需要には適しているが刺身の妻に使う際は一度水を吸わせたほうがいい。価格差が大きくない時期は国産品を推奨している。 |
参考価格 | 1kg700円~ |
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販売単位 | 安価なむきニンニク。国産品のむきニンニクはkg4000円以上するので国産と比べると20%くらいの価格になる。 |

ポイント:輸入野菜は、国産品と比べると選別基準が粗く小さな傷や割れなどがあります。ただ仕入れ価格は国産品の30%以上安く提供できるので国産品が品薄で高くなる期間などに限定して使うことをおすすめします。
導入の流れと注意点
こちらの商品は定番商品として取り扱っておりますので、ご予約は不要です。大量に使うニーズがある場合は調整が必要となるのでご相談いただけると助かります。
規格外野菜・B品野菜の有効活用
規格外野菜とは?
- 農協や市場の基準から外れた「サイズ・形状」の野菜
- 小さな傷がある場合はあるが、真っ直ぐでないなどあくまで見た目だけで出荷基準を満たさない商品
- 鮮度管理の観点から数量限定での商品提供となるので、デジタル発注ツールでのご注文に限られる。
コスト面での魅力&品質管理のポイント
- コスト面:正規規格より2~5割ほど安く入手できる
- 品質管理:ベジクルでは出荷前に痛みや腐敗の有無をチェックし、安心・安全なものだけを提供
- 規格外だから美味しくない、は間違い。品目によっては規格外の方が美味しいこともある
- 使用シーン:カット、ペースト、加熱調理など、カット方法を工夫すればコスト削減に貢献度高い
具体的な規格外の野菜
参考価格 | 1kg600円~ |
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販売単位 | 1kg単位(約4~6本) |
形状 | かさぶた傷があるもの・サイズが大きい、小さいもの・曲がっているものなど、入荷状況によって仕様が変わるのが特徴。 |
参考価格 | 1kgあたり300円~ |
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販売単位 | 1kg単位(約4~5個) |
形状 | こちらは輸入品につき、表面にシワが入っているような「選別での弾かれ品」を中心に用意しているため入荷量が不安定になっているため数量が限定。薄くスライスしたり、皮を剥いて使うマリネなどに使うのがおすすめ。皮を剥けば口当たりも良くなる。 |
参考価格 | 1束500円~ |
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販売単位 | 大束500g単位 |
形状 | 産直の水耕栽培している小葱のB級品になります。長さ・太さに若干のバラツキがあるのと、葉先の焼け(変色)は少々あり。年間を通じて単価が同じなので相場が乱高下する真夏や秋口には大活躍の商品ではあるが、安定して購買してくださる方に優先して出荷することになる。 |
参考価格 | 1kgあたり500円~ |
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販売単位 | 1kgパック1単位 |
形状 | トマトのC級品を中心にセレクト。形状がまん丸でなく、少し角張っているものが含まれる。サイズは大玉から小玉まで産地の状況により不確実ではあるがダイスカットやスライス、ソース用と幅広く使えるのが特徴 |
参考価格 | 1kg1000円~ |
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販売単位 | 1kgあたり80個 |
形状 | 規格外ではないが大容量のミニトマト。サイズはS~Mサイズ。一般的なパックでは200gパック(17粒)程度ではあるが、5パック分相当の量になる。パック資材などが不要なぶん割安になる。 |
参考価格 | 1kg190円~ |
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販売単位 | 1kgあたり6~9個 |
形状 | 小玉の玉ねぎ。使用量の少ないお店や、オーブン料理でゴロリと半分カットを使いたいという飲食店からのニーズが強い。皮剥きの手間がかかる分、割安になっている。 |
参考価格 | 1本100円~ |
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販売単位 | 1本単位 |
形状 | 葉っぱと先端の細い部分が産地でカットされている加工用の大根。1本あたりの重量が800~1kgとムラがあるが、2L規格の1.25kgのものと比べても半額程度ととても割安になる。太さや長さにムラがあるため大根おろし、大根サラダのように細かく刻む需要におすすめ。 |
参考価格 | 1kg400円~ |
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販売単位 | 1本単位 |
形状 | 曲がっているもの、少し傷がある規格外のきゅうり。曲がりすぎていないB・C級品を中心にご用意。和え物や漬物、サラダに使うのがおすすめ。1本単位よりも1kg単位での注文が割安。 |
参考価格 | 1箱1500円~ |
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販売単位 | 1箱5kg単位 |
形状 | 主に市場で流通しているB品、C品を中心にセレクト。1本単位の販売はしておらず国産の長ねぎを箱単位でリーズナブルに使いたいというラーメン、蕎麦、うどん業態の薬味需要におすすめ。 |
参考価格 | 1箱1300円~ |
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販売単位 | 1箱1kg単位 |
形状 | 加工用のマッシュルーム。基本的に根は切ってあるが、大小の混在・笠が開いているものの含まれる。傘裏(ヒダ)が黒くなっているのは劣化ではないので問題なく使える。煮込み、刻みだけでなくアヒージョにも使われている。 |
参考価格 | 1kg900円~ |
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販売単位 | 1kg袋あたり小で5~8節入 |
形状 | 市場流通しているSSサイズという規格をセレクト。小粒ではあるが蓮根は節が連なっている構造となっており、小粒のものの方が柔らかくて美味しい。小さくコロコロとした形状なので節ごとグリルする調理にも使えるし、小さいがゆえに割安なのはお得。 |
参考価格 | 1kg300円~ |
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販売単位 | 1kg単位5~8本 |
形状 | Cランク品のS~Mサイズをセレクト。細くて曲がりがあるのが特徴ではあるが「シルクスイート」「べにはるか」などの高糖度系の美味しいさつま芋をセレクトするので味は問題なく、同品種で比べると太い立派なものよりも細い方が糖度が高い傾向にある。細いサツマイモは、地表に近い乾燥した場所で厳しい環境にさらされるため、より多くの糖分を蓄えようとするからだと言われている。 |

番外編:ベジクルの小さなこだわり
- 白菜のハーフカット
- 南瓜のハーフカット
1個丸々使いきれないお店さんもいると伺い、細かな対応ができるように商品構成をアップデート。
数量限定の対応とはなってしまうが、飲食店の方が使いやすい形状、サイズでお届けするのがベジクルの八百屋としてのこだわりです。
どんな店舗におすすめ?
- 煮込み系のメニューが多い飲食店:スープ・ペースト・煮込み系メニューが多い飲食店にとっては非常にコスパが高い選択肢です
- カット方法を柔軟に変えられる業態:規格外の欠点、サイズのばらつきをカット方法で調整ができる飲食店におすすめ
- フードロス削減を打ち出したい店舗:SDGsやエシカル消費をアピールしやすい
導入の流れと注意点
規格外野菜は在庫管理・鮮度維持の観点から必要以上にストックを持たない設計になっております。そのため販売点数に上限を設けております。そのためFAXでの発注にはご対応できずデジタルでの発注の限定とさせていただいております。
なお、infomartを利用している店舗さまでも事前に登録いただければインフォマートにデータでお戻しすることも可能です。
市場を通した産地契約野菜の魅力
産地契約野菜の基本仕組みとメリット
事前に市場を通じてJAや生産者と契約し、年間または特定期間の納品量・価格をある程度固定する仕組み。全ての業者が使える訳でなく、市場側から提案してもらえる事業者は限られるため規模が一定に達している卸業者しか提供できないメニューとなっている。 メリット
- 価格安定:市況の変動に左右されにくく、比較的安い価格で調達できる
- 安定供給:必要な量を確保しやすい、万が一欠品でも他産地のものを代替手配させることができる
具体的な取扱商品(10種類)
以下は一例です。貴店の仕入れ量や時期によって、契約内容・価格は変動します。ぜひお気軽に問い合わせください。
- キャベツ
- 小ねぎ
- レタス
- サニーレタス
- グリーンカール
- きゅうり
- ブロッコリー
- トマト
- ミニトマト
- 水菜
- パセリ
- 大葉
- ハーブ類(バジル、セルフィーユ、スペアミント)
参考価格例:キャベツ1玉あたり200円~、玉ねぎ1kgあたり200円~ …など(※季節・天候・契約内容により変動)
ベジクルの仲介がもたらす安心感
- 市場を通した正規流通なので、価格・品質の透明性が高い
- 複数産地との連携で万が一の不作リスクにも対応可能
- 契約手続き・スケジュール管理など、細かい事務処理を一括でサポート
導入の流れと注意点
産地契約は契約更新のタイミングが年に数回しかありません。当然ながら常に多めに契約をしているので、〇〇をたくさん使うので市場契約の枠で固定価格で仕入れたいなどの相談には乗ることは可能です。
ただし、野菜の相場が変動するなかで、安いときに購買が止まってしまい、高くなった際に駆け込み需要のように注文が増えるような仕入れの場合については継続して納品するのが難しくなる場合があります。ベジクルでは産地あっての商品だけに、相場云々に関わらず買い支えることを大切にしております。
「輸入・規格外・契約野菜」の3つの選択肢で、仕入れを安定化。
ベジクルを活用するメリットまとめ
安定供給と品質確保
- 輸入野菜・規格外野菜・産地契約野菜と、多様な選択肢から最適な仕入れプランを構築
- ベジクルの専門スタッフが温度管理・品質チェックを徹底し、ロスを最小限に
フードロス削減にも貢献
- 規格外野菜を有効活用することで、廃棄されるはずだった野菜をお店のメニューに活かせる
- 「食品ロス削減」に取り組む姿勢を顧客へ発信し、イメージアップへつなげる
問い合わせ・導入の流れ
STEP
01
STEP
02
STEP
03
STEP
04
まとめ・お問い合わせ先
飲食店の原価高騰に立ち向かうには、「高品質な野菜をいかに安定的に確保するか」が非常に重要です。ベジクルが提案する「割安な輸入野菜」「規格外野菜」「市場を通した産地契約野菜」は、それぞれの特性を活かしてコストダウンと安定供給を同時に実現する有力な選択肢と言えます。
「どの仕入れ方法が自社のメニューや規模に合っているのかわからない」「具体的な価格を知りたい」など、少しでも気になる点がありましたら、ぜひ一度お問い合わせください。実際に取り扱い可能な商品リストや写真、価格の詳細などをもとに、最適な提案をさせていただきます。
お問い合わせ
お電話:0120-23-1831(受付時間:平日9:00-18:00)
ベジクルは、飲食店の皆様の「原価を下げたい」「安定した仕入れ先を確保したい」というお悩みに真摯に向き合い、最良のソリューションを提供するパートナーであり続けます。お気軽にご連絡ください!