旬の話題「うすいえんどう」
2025.03.17
野菜情報
旬の話題「うすいえんどう」
今週の旬の話題は「うすいえんどう」です。
豆を食べる「実えんどう」です。
関東ではグリーンピースが一般的のようですが、関西では「うすいえんどう」が良く食べられています。
ハウス栽培から露地栽培に移り変わりながら長く出荷が続きます。
皮が柔らかく実はふっくらとしていて甘味もあるのが特長です。
青臭さが少ないのでグリーンピースが苦手な方も、こちらは食べやすいと仰って頂けます。
ハウス栽培の品は食感が柔らかで風味も優しいので豆ご飯や卵とじなどに向きます。
露地栽培の品は豆がしっかりしていて風味も強いので、 ポタージュスープなどで美味しくお召し上がりいただけます。
ピューレにしてソースにも。
~産地での調理ポイント~
私の地元の和歌山県がうすいえんどうの主産地なのですが、調理の際の産地ならではのワンポイントを。
鞘からも風味が出るので、豆ご飯を炊くときに鞘を捨てずに一緒に炊飯器に入れて炊きます。
私はポタージュスープを作るときは鞘を煮出した出汁と牛乳でピューレにしたうすいえんどうを伸ばします。
こうすることでうすいえんどうの風味の全てを余すことなく味わえるのでオススメです。
フレンチのシェフがアスパラガスを茹でるときに剥いた皮を捨てずに一緒に煮て、皮の風味を実に還元すると言いますが、そのような感じと思って頂ければ良いかと思います。
下茹でして冷凍も可能なので、旬の美味しくて安価な時期に買って仕込んでおくのも良いですね。