東京都取引委員会0927

2019.09.28

東京商組でのとりくみ

東京都取引委員会0927

From 池田 将義

毎月定期的に開催されている東京都取引委員会に
買参組合の代表として参加してきました。

私の所属する「東京商組 大田支所」は大田市場内でもトップ3に入る団体です。
組合員数は100人強。流通総額は250億円という規模。

組合員は大手スーパー、街の八百屋さん、果物屋さんと
私たちのような業務用野菜卸と多岐にわたります。

 

取引委員会では東京都の仕切りで、荷受け会社、仲卸組合、買参組合と計20人以上が集う
入荷状況の共有会議です。

私は一応最若手の委員として大田市場活性化に向けて勉強させていただいております。

今回レポートを書かせていただいたのは先日の台風15号の被害が
年末に向けてどのような影響を及ぼすのかという
質問に対し様々な答えを頂いたので共有したいと思ったためです。

過去には定植して根が張っていない苗が流されてしまい
年末から年明けにかけて異常なまでに高値になった経験があります。

全農千葉は情報の開示が遅れているようで、正確な情報がない中、
東京青果、荏原青果という大手荷受け会社は圃場(畑)を視察してくれています。

被害の概要,,,

ビニールハウス379h  
ガラスハウス 21h
共同施設   242箇所

施設系(ハウス)の生産者さんで高齢の方はこれを機に農業を引退されることが予想されます。

銚子のエリアでは円買いが起きている可能性もあるが、畑を見る限り問題なさそう。

里芋も葉がちぎれるなどの被害はあるものの好天のおかげでまた生えてきているよう。

通過後に雨が降ったことがプラス材料になり得る

天気の1ヶ月予報では例年より気温が高い傾向にあるのでリカバリーできる可能性高い

トマトはハウスの被害などがあり壊滅的

決して気を抜くわけにはいかないのですが、野菜のプロ中のプロは年末への影響は軽微だろうと見ているようです。
まだ完全復旧がなされていない中、被害に遭われた方に少しでも支援ができるように最善を尽くします。