【お盆速報】大田市場の野菜相場|入荷回復でも高値続く?仕入れの注意点を解説

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毎度ありがとうございます。ベジクルです!

お盆期間に入り、野菜相場が大きく動いています。

今年は猛暑や干ばつに加え、台風による大雨や物流への影響も重なり、キャベツ・大根・白菜・きゅうりなどを中心に高値となっています。

ただし、8月12日の大田市場では野菜の入荷量が大きく回復しました。

「野菜が高い=ずっと品薄」という単純な状況ではなく、品目によっては供給不足から回復局面へ入り始めている可能性があります。

飲食店の仕入れ担当者の皆さま向けに、お盆期間の最新状況をまとめます。

大田市場の野菜入荷量は大きく回復

東京青果の8月12日の野菜総入荷量は2,663.4トン。

前回営業日比103%、前年同日比では137%まで増加しました。

主要品目の前年同日比を見ると、

  • きゅうり:227%

  • トマト:215%

  • レタス:195%

  • にんじん:184%

  • キャベツ:133%

  • 玉ねぎ:130%

  • ばれいしょ:125%

  • 白菜:88%

となっています。

8月7日には主要野菜の入荷量が前年を大きく下回っていましたが、お盆前に入荷量そのものはかなり戻ってきました。

ただし、入荷が増えればすぐ価格が下がるわけではありません。

8月12日時点でも、レタス、白菜、ブロッコリー、ほうれん草、水菜などは高値感が残っています。

市場への入荷回復と実際の仕入価格には時間差があるため、今後数日間の動きを見る必要があります。

きゅうりは「品薄」から回復局面へ?

特に動きが大きいのがきゅうりです。

7月中旬に35℃を超える猛烈な暑さが続き、産地では受粉前の花が落ちてしまう「花落ち」が発生しました。

花落ち
↓
実になるきゅうりが減る
↓
10〜14日ほど遅れて収穫量が減る
↓
市場への入荷が減って価格が上がる

という流れで、8月上旬の品薄につながったと考えられます。

ところが、8月12日の入荷量は前年同日比227%まで回復。市場相場も「弱保合い」となっています。

つまり現在は、

供給不足 → 入荷回復 → 高値維持 → 価格調整

という次の局面へ入り始めている可能性があります。

ベジクルでも市場価格だけで判断せず、実際の仲卸からの仕入価格を確認しながら、価格を調整していきます。

北海道産の大根は台風による物流遅延

現在の大根は北海道産が中心です。

台風接近の影響でフェリーの運航に乱れが発生し、北海道から本州への商品の到着が遅れるケースが出ています。

これは「畑に大根がない」というより、商品はあっても物流の問題で市場まで届かないというタイプの品薄です。

夏から秋は北海道や東北など遠方産地への依存度が高くなるため、台風によるフェリーやトラックへの影響も野菜相場を左右します。

お盆期間は物流自体も混み合うため、通常より余裕を持った発注がおすすめです。

キャベツは雨で生育回復に期待

今回の雨がプラスに働きそうなのがキャベツです。

これまでは雨不足によって肥大が遅れ、特に2Lクラスの大玉、いわゆる「6玉サイズ」の入荷が極端に少ない状態が続いていました。

今回まとまった雨が降ったことで、圃場には十分な水分が供給されています。

すぐに出荷量が増えるわけではありませんが、順調に肥大すれば、1〜2週間程度のタイムラグを経て入荷量が増えてくる可能性があります。

東北地方も梅雨明けしており、今後は東北産を含めた出荷回復に期待したいところです。

ベビーリーフなど葉物野菜は品質にも注意

一方、雨がすべての野菜にプラスになるわけではありません。

ベジクルが契約しているベビーリーフの産地では、今回の台風によって海沿いの圃場が浸水する被害も発生しました。

ベビーリーフをはじめ、

水菜・ほうれん草・ハーブ・パクチーなど、葉が薄く軸が細い野菜は引き続き注意が必要です。

こうした軟弱野菜は、高温や大雨の影響を受けると、価格が上がるより先に葉先の傷み、変色、軟化など品質面に変化が現れることがあります。

市場に入荷した段階ですでに品質が落ちている商品もあるため、ベジクルでは検品と産地選定を強化して対応しています。

お盆明けの野菜相場は「回復する品目」と「厳しい品目」に分かれそう

お盆前の最新状況を見る限り、野菜全体が一方向に高くなり続ける相場ではなさそうです。

きゅうりは入荷が大きく回復し、キャベツも降雨による生育回復が期待できます。

一方で、白菜や一部の葉物野菜は依然として数量・品質ともに注意が必要です。

つまり、お盆明けは、

「高い野菜は避け、入荷が回復してきた野菜を積極的に使う」

という仕入れ判断が重要になってきます。

野菜相場には時間差があります。

7月の猛暑が8月上旬のきゅうり不足につながったように、今回の雨の影響も1〜2週間後の市場に現れてきます。

ベジクルでは大田市場の入荷量だけでなく、産地の天候、品質、仲卸の実際の仕入価格まで確認しながら、飲食店の皆さまへ最新の野菜相場をお届けしていきます。

お盆明けの仕入れや代替野菜、原価を抑えたメニューづくりについても、お気軽にご相談ください。

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