ベジクル野菜ニュース|冬至に食べたい!甘くなる旬の冬…

2024.12.16

野菜通信

市場情報

ベジクル野菜ニュース|冬至に食べたい!甘くなる旬の冬野菜と年末の野菜相場

毎度ありがとうございます。
冬の寒さが身に染みる日が続きます。

こんな日は温野菜を食べてお腹の中から温まってくださいね🥕

気づいたら12月も中盤になりました。
来週の12/21(土)より、二十四節気では冬至です

1年で最も夜が長く昼が短くなり太陽の力が一番弱まる日ですが、
翌日からは再び強まるということから、運が向いてくるとされています。

柚子湯は運を呼び込むために体を清める意味があるそう。
ぜひ、今年は柚子湯で温まってください。

今週の大田市場、野菜の価格は少し安くなりました。

例年と比べると2割ほど高い価格で推移していますが
遅れていた入荷数が増えてきた野菜もあり少し価格が下がっています。

ただ残念なことに「キャベツ」は相変わらずの高値が続いております。
年末にかけて、通常であれば相場は上がるのですが、
今年は下がる可能性もあるのではないかと見ております。

野菜の相場レポートは編集後記に記載しておきますのでお時間あればご覧になってください。

高くなった野菜

・なす
・レタス
・サニーレタス

夏野菜が品薄に🍆

寒さに弱い夏野菜が入荷減少。
目立つのが「きゅうり」「茄子」です。

他には「しし唐」が高値。
こちらは毎年恒例の感じですが
年末には1パック800~1000円の価格になることも。
他の野菜で代替可能であれば、ご使用の中止をご検討下さい。

また、ズッキーニや茄子やトマト、苺などは
クリスマスのニーズもあるので強気の相場です。

クリスマス時期の苺🍓

毎年のことですがクリスマス前後は粒ぞろいの苺は品薄になります。
少しずつ相場が上がっているので心配なところ。

クリスマス時期の苺は価格変動が激しすぎるので
その日の単価で対応をさせていただきます。

今年の高値のピークは24日(土)とみております。
相場見通しは2Lサイズで1100円/PK 

この時期の苺は日持ちしますので
23(月)に仕入れていただくことをおすすめ致します。

 

年末の野菜相場について🍅

12/23~1/5の期間は固定価格となります。

年末の出荷調整があり、野菜が品薄になる時期です。
安定確保を優先とするため平常時より少し高くなります。

年末に品薄になる野菜

小松菜
三葉
里芋
蓮根
人参
きゅうり
しし唐

珍しい野菜などは、農家さんが休みなるため欠品の可能性がございます。

また、入荷が不安定になっておりますので、
年始までは特売をお休みさせていただきます。

楽しみにしてくれているお客さまには大変申し訳無いのですが
ご理解を頂けると幸いです。

 

こだわり野菜のご案内🥦

カラフル野菜BOX

特売がご用意できない代わりにもボリュームUPで
ご用意しております。

国産のミニアスパラガスが入荷スタートしたので
今週のBOXには入る予定です。

・カラフルミニトマト
・ミニアスパラガス
・アイスプラント
・ロマネスコ
・スイスチャード
・白人参

西洋野菜を中心にご用意したします

 

年末を演出する季節野菜もご紹介💁‍♀️

金時人参

金時人参は2月頃まで入荷の予定です。
濃い紅色はお正月を感じさせてくれますね!


ゆり根

 


海老芋

繊維質が緻密で、歯ざわりもいい里芋。
海老芋です。
年末年始の煮物需要が落ち着いたら少し価格が下がる見通しです。

 

お雑煮に入れるので人気があるのでご使用の中止をおすすめします。
比較的、ちぢみほうれん草はお求め易い価格で推移しています。

 


かぶ

カブは菊花漬けという浅漬けに使用されるため、少し高値です。

 


インフルエンザやマイコプラズマ肺炎など、風邪が流行っていますね。
繁忙期ですので、体調管理、うがい手洗いをしっかりと実施しながら健康に駆け抜けていきたいですね!

 

編集後記

 

【今週の概況】
天井を打った感はあるものの、相変わらず指定野菜全て大幅高となっております。
中でもレタス、キャベツ、ピーマンなどが平年比200%超えとなっています。

●最新の東京市場の野菜卸値比較
(平年比:過去5カ年:12月12日卸値比較)

いちご円2364円→2395円 平年比121%

  1. 白菜 185%
  2. キャベツ 282%
  3. レタス 219%
  4. 人参  172%
  5. 白ネギ 139%
  6. 玉ねぎ 130%
  7. じゃがいも 136%
  8. きゅうり 139%
  9. 大玉トマト 150%
  10. 大根 193%
  11. ブロッコリー 170%
  12. ピーマン 206%
  13. ナス  136%

●指定野菜以外の主な品目の平年比 12/12卸値から平年比より高い品目:

  • 小ネギ(225%)
  • エノキダケ(158%)
  • パプリカ(156%)

【来週の見通し】

○天候と出荷:西高東低の冬型気圧配置が続き太平洋側は低温乾燥の冬晴れが続く予報。
低温乾燥が生育抑制の一因になるが日照に恵まれる事から出荷は果菜類中心に漸増予想ながら、
キャベツ・大根などは相当な前倒し収穫出荷を繰り返しているため急増は予想しづらい

○市況:クリスマスから年末へ向かう来週。需要の強まりが期待されます。
果菜類は供給増ながら需要増で保合、その他の品目も高止まりが続く予想

 

【おまけ:日本農業新聞中心にネット等から引用、また個人の見解等が含みます‼︎】

① 果樹の主要15品目の経営生産面積とピーク時面積からの増減率(%)みかん2022年度、それ以外は2021年度面積〜総崩れの果樹栽培〜出所:農水省

○みかん36,200ha(1975年比77%減  激減している)
○みかん以外の柑橘19,574ha(2007年比21%減)
○りんご35,100ha(1973年比32%減)
○ぶどう16,400ha(1980年比41%減)
○日本梨10,100ha(1985年86年比46%減)
○西洋梨1,380ha(2005年、6年比22%減)
○桃9,310ha(1973年比45%減)
○すもも2,650ha(1994年比30%減)
○さくらんぼ4,230ha(2006〜08年比6%減)主要果樹では1番、面積減率が小さい)
○梅13,500ha(2003年比26%減)
○びわ  905ha(1991,92年比63%減)
○柿17,800ha(1973年比42%減)
○栗16,300ha(1982,83年比58%減)
○キウイ1,860ha(1991年比59%減)
○パイナップル313ha(1973年比88%減)最大に減産となった品目‼︎缶詰用として盛んに生産拡大したが・・

②-a:10月外食売上6.1%増

・35ヶ月連続で前年同月を上回った
・旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要
・生鮮野菜を含む食品高騰の煽りもあり相対としての外食需要が増している‼︎

①-b:加工向け野菜高騰続く‼︎

・活発な外食向け需要、中食向け需要、漬物など様々な加工食品向け野菜需要そして量販店での市販向け青果需要(カット小袋品、鍋用などキット商品など)が大きくなるばかり‼︎脆弱な生産環境下では、これからも品薄感が継続するのでは?契約取引する場合は相当取引条件を確認する事が肝要‼︎一方的にならない様にしたい。要するに不作時の外部からの調達した場合の価格転嫁または不作時のキャンセル条件などの確認‼︎体力勝負だけは避けたい