大田市場の野菜ニュース 0705

2020.07.05

野菜通信

大田市場の野菜ニュース 0705

From 池田 将義

毎度ありがとうございます。
梅雨らしい雨が続いています。

毎年この時期には、豪雨のニュースが入ってきますが
野菜を扱うのは難しいと改めて感じる期間です。

九州ではハウスの冠水も発生しているようで
心配です。

今年は鹿児島県の鹿屋市の生産者さんとの
取り組みが始まったタイミングでした。

今の時期は北海道や東北地方が主力産地ですが
万能ネギ、ゴーヤなど九州が主力の野菜もあるので来週以降が心配です。

先日、植物工場の視察に行ってきましたが、この先を考えると
これが葉物野菜の主流になることも十分に考えられます。

植物工場のレポートは、編集後記に記載させて頂きます。
今週はこだわり野菜のご紹介を縮小して
野菜相場の見通しをご案内させて頂きます。
 


今週の大田市場、野菜相場は上げ出しています。

最近の雨が続いていることが原因となり

特に、葉物野菜を中心に品質が低下しており、
ご迷惑をおかけしているかと思います。

大変申し訳ありません。
この先気温が上がってくることを考えると
品質が非常に乱れやすい時期であります。

葉物野菜、果菜、根菜が強気の相場となっております。

キャベツ
トマト
きゅうり
ほうれん草
長ネギ

野菜の中でも特に葉物と根菜は暑さに弱いものが多いです。

夏の季節は比較的涼しい東北、北海道と標高の高い長野県や群馬県が
主力産地となります。

これらの産地では関東とは気温が8〜10℃違うので
栽培環境としては最適な箇所です。
美味しい野菜の絶対条件は「昼夜の寒暖差が大きいこと」が挙げられます。
東北、北海道遠方での栽培が多く
運賃の高騰の影響も少しはあるようです。

今回の大雨では九州地方が取り上げられておりますが、
かたや北の産地では雨を待っていた声もあり
この先の相場にはプラスに作用する可能性が大きいと思われます。

北海道は特に水不足でしたので大根や長ネギなど。
また、この夏に収穫される芋、玉ねぎなど、不安要素が残りますが
お客さまにとって最善を尽くしますのでご理解頂けると幸いです。


今週は夏の涼味には欠かせない薬味野菜を特売でご用意します
薬味3選
まずは夏野菜の3品です。
・茗荷子
・大葉
・しし唐
大葉、みょうが子の定番薬味はサラダに加えてみてはいかがでしょうか。
しし唐は生食できませんが、添え物におすすめです。
スプラウト各種
上の段はマイクロリーフです。
ベビーリーフよりも更に小さい芽野菜です。
左より
・デトロイト
・アマランサス
・スイスチャード
全てが混ざっているMIXがおすすめです。
下の段はスプラウトです。
左より
・ブロッコリースプラウト
・赤キャベツスプラウト
・マスタードスプラウト
赤キャベツスプラウト
その中でも特におすすめは
「赤キャベツスプラウト」です。
軸が濃い赤色をしているので緑のものと組み合わせると
お料理が華やかになりますね。
ぜひお試しくださいませ。
パプリカ
パプリカは赤、黄色がメジャーですね。
弊社でも1日10ケース以上販売させてもらっている
人気野菜です。
もう1色、オレンジを加えてみるのはいかがでしょうか。
色が一つ増えると華やかになりますし、こちらは安定入荷しているので
一押しです。
彩りトマトと茗荷
彩りきれいな「彩トマトMIX」も入荷しています。
今の時期は内容がマチマチですが、面白いトマトが入っているので
きっと楽しんでもらえると思います。

絹川茄子
絹川なす
まずはコレ!
入荷したてのハシリの品目なのでまだ安定はしていませんので
欠品リスク少々あります。
この茄子を揚げ物にすると驚くほど美味しい。
とろける食感です。
愛媛産のキレイな地下水で作ったお茄子です。

 

とうもろこし
今週の特売です

・本わさび(50gサイズ)
・茗荷
・パプリカオレンジ
・赤キャベツスプラウト
・とうもろこし

上記5品をご用意しました。

夏の旨野菜は次回ご案内しますね。

・とうもろこし
《白系は8月まで入荷止まっています》
・ズッキーニ
黄色も入荷しています
・水茄子
生で食べられる茄子です
こんな美味しい野菜が勢揃いです。
お楽しみに〜


編集後記…

植物工場は野菜の未来を変える可能性が十二分にあります
100g程度のレタスを40日で栽培できるようです。
生育工程をご案内させて頂きます。
 
①種を専用のポットに起き発芽を待ちます

②2日程度で発芽します。

③1周間程度でこの程度まで成長

④その後、専用のポットに植え替えて生育ラインに

↑このラインでは水の上にウレタンシートが浮いている構造となっており
水が循環しております
⑤25日程度でここまで成長します

⑥グングン成長し、40日でこの大きさに
これを50日程度まで栽培すると250g程度まで成長することも可能とのことでした。

植物工場では無菌状態で自然に左右されることなく
最適環境にてお野菜が作られていました。
水は循環をしているので、2万円程度しかコストが掛からないようです。

問題は電気代のようです。
小さな研究所にお邪魔しましたが、この規模感で月に30万円と高いです。
今は原発周辺の電気代が安いエリアに工場を作っているようですが
まだ助成金に頼っているのが強いように見受けられました。

工場の設備コストなどがもう少し下がってくれば間違いなく流れが変わると感じました。
同業の野菜の卸会社の人たちは植物工場に否定的な方が多いですが
サンプルもすごく日持ちするし長期間納品ができない豪華客船飛鳥にも採用されているようです。
弊社でもテスト導入をする流れで動いております。

最後までお付き合い頂き有難うございました!