梅雨入りで野菜相場はどう動く?大田市場の最新市況と夏…

2026.06.08

野菜通信

梅雨入りで野菜相場はどう動く?大田市場の最新市況と夏野菜の仕入れ情報【2026年6月】

毎度ありがとうございます!ベジクルです。
6/7より関東もいよいよ梅雨入り☔

雨の日が増え、市場でも「夏野菜シーズン本番」が始まりました。



この時期の八百屋にとって一番の敵は、実は暑さではなく“湿度”です。

葉物野菜は雨を含むと水分量が増え、葉先の傷みや「トロケ」と呼ばれる品質劣化が発生しやすくなります。
毎年この季節になると産地も市場も品質管理との戦い。

ベジクルでも検品基準を強化し、状態の良い野菜を選別しながらお届けしています💪

今年の夏は全国的に平年より高温になる予報も出ています。
今は相場が落ち着いていますが、梅雨後半の長雨や台風次第では一気に価格が動く可能性もあります。
そのため私たちは毎日産地の天気予報をチェックしながら仕入れを調整しています。

さて、今週の大田市場ですが全体相場は比較的落ち着いた状態。
玉ねぎやじゃがいもを中心に値下がりした品目が目立ち、飲食店様にとっては仕入れやすい環境になっています🥔
一方で冬野菜は産地切り替えの影響を受けており、品質面・価格面ともに注意が必要な状況です。


今週の大田市場相場

お買い得な野菜

夏野菜を中心に相場は軟調です。

・玉ねぎ
・じゃがいも
・きゅうり
・トマト
・大葉

特に玉ねぎは市場価格が平年比74%。
じゃがいもも平年比77%まで下落しており、ここ数年ではかなり使いやすい価格帯になっています。

新玉ねぎへの切り替えもほぼ完了しました。
まだ水分量は多めですが、相場が落ち着いている今は積極的に活用したいところです。

高値が続く野菜

・キャベツ
・大根
・長ねぎ
・ブロッコリー

冬春産地から夏秋産地への切り替え時期にあたり、品質の良い商品が少なくなっています。
特に長ねぎは依然として高値圏。
薬味需要も重なるため、当面は強い相場が続きそうです。

品薄注意

・クレソン
・パクチー

クレソンは毎年恒例ですが開花時期に突入。
市場入荷量は例年の3割程度まで減少しています。
品質低下と価格上昇が同時に発生しているため、メニューで使用されている店舗様は早めの代替検討をおすすめします。

今年は産地と提携してベジクル規格のクレソンもご用意して欠品回避に取り組んでおります。
軸が細く、添え物としての美しさに欠けますが美味しいクレソンをご用意してます。

‍💁‍♂️入荷情報のご案内

・アボカドが新物に
新物への切り替わりに伴い品質が低下しています。
産地はメキシコからペルー産に🥑

オイル分が少ないニュークロップという品種になり、
色味、硬さ、ねっとり感…今までと比べると品質が低下してしまいます。
ご注意下さい。

・そら豆が6月で終了
6月下旬には完全に入荷終了となります。

変わりの商品として枝豆が出てきていおりますので、
次週以降ご案内させてもらいます。

 

今週のこだわり野菜🍆🍅🌽

今が美味しい夏野菜を中心に、カラフルな野菜をご提案。
バーニャカウダ、サラダをはじめ生で食べられるものをセレクト。

メニューに差がつくお野菜で
 
※冬から春にかけてオススメしていた「ミニ根菜系」は
気温の上昇とともに葉の劣化が見受けられており
値段も上がっていますので案内はしておりません。
使用の際にはご注意下さい

カラフルミニトマト

彩りトマト
赤・黄・オレンジ・紫・緑など彩り豊かな人気商品です。
そのまま食べると爽やかな酸味がありますが、加熱すると旨味がぐっと引き立ちます。

真夏になると色が偏ることがありますのでご注意下さい。
1パック約15粒入っています。
色の指定はお受け出来ないのご注意下さいませ。


おすすめは「彩りミニトマトと蛤のボンゴレビアンコ」。
トマトの酸味と蛤の出汁が合わさり、初夏らしい爽やかな一皿に仕上がります。

水茄子

水茄子

生で食べられる大阪生まれの人気野菜です。
果肉は非常に柔らかく、水分をたっぷり含んでいるため、みずみずしさとほんのりとした甘みを楽しめます。

サラダやカルパッチョはもちろん、オリーブオイルや塩だけでも十分に美味しく召し上がれます。
包丁で切るよりも手で割くことで断面が自然になり、よりふんわりとした食感と味のなじみの良さを感じていただけます

白瓜

白瓜

「きゅうり以外の夏野菜を探している」というお客様に人気の商品です。
シャキシャキとした歯触りが心地よく、クセが少ないため幅広い料理に取り入れやすいのが特徴です。

浅漬けはもちろん、バーニャカウダやサラダ、和え物などにも相性抜群。
さっぱりとした味わいで、暑い季節の前菜や付け合わせにもおすすめです。

紅しぐれ大根

紅しぐれ大根

お待たせしました。人気の紅しぐれ大根が再入荷しました。
外皮は紫色、中も美しい紫色をしており、カットするだけで料理に華やかさを加えてくれます。
サラダや前菜はもちろん、薄くスライスしてカルパッチョの付け合わせに使用するのもおすすめです。
彩りを重視するメニューづくりにぜひご活用ください。

紅芯大根

紅芯大根

鮮やかな紅色が特徴の人気野菜です。
外側は白く、中は鮮やかな紅色をしているため、切った瞬間に美しいコントラストが現れます。
皮を残して使用すると白と赤の色合いがより際立ち、見栄えの良い盛り付けになります。
サラダやマリネ、前菜のアクセントとして特に人気があります。

ホワイト系とうもろこし

ピュアホワイト

生で食べられる白いとうもろこしです。
現在は茨城産が中心ですが、粒皮が柔らかく、十分な甘みがあります。

フルーツのようなみずみずしさがあり、生食ではその魅力を存分に楽しめます。
サラダや前菜、冷製メニューにもおすすめです。
ご注文の際は「ピュアホワイト」でお申し付けください。

とうもろこし


今週も人気品種「ミルフィーユ」が入荷しています。
甘みが非常に強く、粒の食感も良いため、プロの料理人からも高い評価をいただいています。

焼きとうもろこしにすると香ばしさが加わり、さらに甘みが際立ちます。
天ぷらや冷製スープ、リゾットなど幅広いメニューで活躍する、この時期おすすめの一品です。

コリンキー

コリンキー

生食できるかぼちゃです。
サクサクとした軽やかな食感と、ほんのりとした甘みが特徴です。
サラダや浅漬けにすると食感を活かせるほか、グリルや天ぷらにしても美味しく召し上がれます。
鮮やかな黄色は料理全体を明るく見せてくれるため、夏場に不足しがちな彩りを補う食材としても重宝します。皮に傷があることがありますが、

入荷時期は5月後半から8月前半までになります。
※柔らかいため生育過程で傷がつきやすいです。ご理解の程お願い致します。

鈴かぼちゃ

鈴かぼちゃ
見た目は「坊ちゃんかぼちゃ」のような小さい南瓜です。
小さな見た目が可愛らしいベビーかぼちゃです。

皮も柔らかく、生食にも対応できるため扱いやすい品種です。
クセが少なく、ほんのりとした甘みがあるため、サラダや前菜との相性も良好です。
輪切りや薄切りにするだけでも見栄えが良く、料理のアクセントとして人気があります。

皮付きヤングコーン

皮付きヤングコーン

いよいよシーズン終盤となりました。
6月末頃で終了予定です。

皮付きならではの香りと鮮度が魅力で、皮ごと焼くことで香ばしさと甘みが一層引き立ちます。
炭火焼きやフリットはもちろん、グリル料理の付け合わせとしてもおすすめです。
旬の短い商品ですので、この機会にぜひご利用ください。

スイスチャード


旬は冬の寒い時期なのですが
カラフルな軸が特徴の葉物野菜です。

赤・黄・オレンジなど鮮やかな色合いがあり、盛り付けに彩りを加えてくれます。
サラダやバーニャカウダにすると見栄え抜群で、特に前菜メニューとの相性が良好です。
彩りを重視したコース料理やビュッフェメニューにもおすすめです。

ロマネスコ

ロマネスコ
こちらも6月末頃から入荷見込みです〜💁‍♀️

特徴的な形状で人気のロマネスコです。幾何学的な見た目が印象的で、料理に取り入れるだけで存在感を発揮します。
軽く茹でることで鮮やかな緑色になり、食感も程よく残ります。グリルやサラダのトッピング、付け合わせなど幅広く活用できる人気野菜です。

オクラが色々入荷しています

赤色が美しい季節限定のオクラです。
通常のオクラと同様に粘りがありますが、鮮やかな赤色が大きな魅力です。

軽く加熱すると緑色になりますので、彩りを活かしたい場合は生食や短時間調理がおすすめです。
サラダや前菜に使用すると季節感を演出できるため、この時期特に人気があります。

さくらんぼ(佐藤錦)🍒

市場入荷量が増え、ようやく手の届きやすい価格になってきました。

甘みと酸味のバランスが良く、果汁もたっぷり。
デザートや盛り合わせはもちろん、そのまま提供しても満足感の高い品質です。
短い旬をぜひお楽しみください。

肥後グリーンメロン🍈

大人気のメロン。味が濃く、甘くてジューシー。ワンランク上のメロンをセレクトしています。

毎年人気の肥後グリーンです。
果汁たっぷりで香りも濃厚、上品な甘みが特徴です。

果肉はなめらかで食べ応えがあり、デザートメニューにも最適です。
今がまさに食べ頃のタイミング。

順次アンデスメロンへ切り替わる予定ですので、お早めにどうぞ

 

編集後記|野菜が安いのは当たり前ではないのかもしれません

先日、大田市場を歩いていたら、メロン売場に肥後グリーンが山積みになっていました🍈
毎年この時期の楽しみの一つですが、今年も出来は上々。香りも甘みも強く、売場全体が少しずつ夏らしい雰囲気になってきました。

一方で、今週の市場データを見ると少し不思議なことが起きています。
玉ねぎは平年比74%、じゃがいもは77%、レタスも91%。
多くの野菜が平年価格を下回る水準で推移しています。

飲食店の皆さまにとっては仕入れがしやすい状況なのですが、ふと考えてしまいます。

「なぜ野菜だけ安いのだろう?」

お米は高い。
肉も魚も高い。
調味料も包装資材も高い。
運賃も人件費も上がっています。

今回の農業新聞の記事では、日本人一人あたりのGDP順位が1989年の世界3位から2025年には38位まで低下したことが紹介されていました。

インフレが進み、あらゆるモノの価格が上がる中で、野菜だけが昔とそれほど変わらない価格で流通しているのは少し不思議な話です。
もちろん豊作や天候要因もあります。

ただ、産地では肥料代、燃料代、農薬代、人件費など、生産コストは確実に上昇しています。
今は全国的に生育が順調で供給量が多く、市場価格が抑えられていますが、構造的には決して安泰ではありません。
実際に卵も数年前までは「特売の定番」でしたが、一度価格が上がって以降は昔の水準には戻らなくなりました。

野菜も同じことが起きる可能性は十分あります。

だからこそ、今のように相場が落ち着いている時期は、旬の野菜を積極的にメニューへ取り入れるチャンスでもあります🥬

梅雨入り直後は相場が大きく動きにくい傾向がありますが、その後の降雨量や日照不足次第では野菜価格が一気に変動することもあります。

ベジクルでは引き続き大田市場の最新情報を確認しながら、品質・価格ともに最適なご提案を続けてまいります。