なぜ、ラクシーレは「飲食店には“安く”」、卸売業者には「“儲かる”」取引を、同時に提供できるのか？〜「情報の非対称性」を破壊する、プラットフォームの経済合理性〜

「そんな“うまい話”があるはずがない」

ラクシーレの仕組みをご説明すると、多くの経営者様から、このような「合理的な疑問」をいただきます。 「飲食店が“安く”仕入れられるということは、結局、その“しわ寄せ”が卸売業者に来て、彼らが“ソン”をしているだけではないか？」と。

無理もありません。 これまでの商取引、特に食品卸売業界の常識は、「買い手（飲食店）」と「売り手（卸売業者）」が利益を奪い合う「ゼロサムゲーム」でした。 飲食店が「1円」安く買えれば、卸売業者の利益が「1円」減る。その逆もまた然り。

しかし、もし、この「奪い合い」そのものが、業界の「非効率」が生み出した“幻想”だとしたら？ もし、業界に眠る「巨大な“ムダ”」を「新しい“利益”」に変え、それを飲食店と卸売業者で“分け合う”ことができるとしたら？

ラクシーレが実現しているのは、まさにその「プラスサム（Win-Win）」の仕組みです。 この記事では、なぜラクシーレが「飲食店（買い手）」と「卸売業者（売り手）」を“同時に”幸せにできるのか、その「経済合理性」を徹底的に解き明かします。

第1章：業界を蝕む「巨大な“ムダ”」の正体

なぜ、ラクシーレが「プラスサム」を生み出せるのか。 その答えは、この業界が「情報の非対称性（＝お互いを、あまりにも知らなすぎる）」によって、膨大な「ムダ」を垂れ流し続けているからです。

ラクシーレが着目したのは、この「ムダ」です。

1. 卸売業者が垂れ流す「“遊休資産”というムダ」

卸売業（特に精肉卸など）は、高価な加工設備を扱う「装置産業」です。また、自社で配送網を持つ「物流産業」でもあります。 しかし、その「資産」は、フル稼働しているでしょうか？

• 「遊休の“加工ライン”」 パートナー卸のA社には、「トンテキ用の厚切りカット」 ができる最新のスライサーがあります。しかし、それは「特定のチェーン店」からの受注がある「午前中だけ」しか動いていません。午後の8時間は、高価な“遊休資産”として、コストだけを生み出しています。

• 「遊休の“配送トラック”」 B卸の配送トラックは、「火曜の午後の〇〇エリア」の積載率が、わずか30%です。残りの70%は「空気」を運んでおり、ガソリン代と人件費を浪費しています。

これらの「遊休資産（＝ムダ）」は、巡り巡って「固定費」として商品価格に上乗せされ、最終的には飲食店の仕入れ価格を押し上げています。

2. 飲食店が支払う「“情報の格差”というムダ」

一方、飲食店側も「ムダ」を支払っています。 それは、「知らない」がゆえに支払わされている「割高な価格」です。

• 「割高な“大手”価格」 あなたは、利便性を理由に「大手総合卸」から仕入れているかもしれません。しかし、その価格には、彼らの「巨大な物流センター」や「最新設備の維持費・投資コスト」 が、しっかりと上乗せされています。

• 「“適正価格”を知らない」 あなたは、あなたの店から2ブロック先を、B卸の「空っぽのトラック」が走っている ことも、A卸の「スライサーが遊んでいる」 ことも、知る由がありません。 もし、その「遊休資産」を活用できる「適正価格」を知っていれば、あなたは「大手の割高な価格」を支払う必要はなかったのです。

第2章：ラクシーレの“解” ―「情報の非対称性」を破壊する

卸売業者は「遊休資産」を持て余し、 飲食店は「割高な価格」に苦しんでいる。

両者の間にあるのは、たった一つの壁、「情報の非対称性」です。 ラクシーレの「仕入コンシェルジュ」 は、この“壁”を破壊するために存在します。

私たちは、単なる「食材ECサイト」ではありません。 「需要（飲食店）」と「供給（卸売業者）」の“裏側”にある、生きた「情報」を把握する「プラットフォーム」です。

• 私たちは、卸売業者様の「どの加工ラインが遊んでいるか」 を知っています。

• 私たちは、卸売業者様の「どの配送ルートが非効率か」 を知っています。

• 私たちは、飲食店様の「どの食材を、いくらで欲しがっているか」を知っています。

ラクシーレの役割は、この「情報の非対称性」を破壊し、卸売業者の「遊休資産（＝ムダ）」を、飲食店の「安く仕入れたい（＝ニーズ）」と、最適にマッチングさせることです。

第3章：「Win-Win」が成立する経済合理性

この「マッチング」が成立した瞬間、何が起きるのか。 「ゼロサム（奪い合い）」ではなく、「プラスサム（Win-Win）」が生まれる「経済合理性」を、具体的に見ていきましょう。

【卸売業者様の “Win”】

（新たな投資ゼロで「純粋な利益」が生まれる）

ラクシーレから「あなたの“遊休加工ライン” を使いたい、という飲食店様がいます」と紹介された卸売業者A社。 A社は、新しい設備投資も、新しい人件費も、一切必要ありません。 「遊んでいた」機械を動かし、「空いていた」トラックのすきま に荷物を積むだけ。

「運賃などの固定費は変わらずに顧客数だけが増える」。 これは、卸売業者にとって「ほぼ丸ごと利益」になる、最も“おいしい”売上です。

あなたは「値引き」を強要されたのではありません。 あなたは、ラクシーレとのマッチングによって「資産効率（＝生産性）」が劇的に改善し、本来得られるはずだった「利益」を手に入れたのです。

【飲食店様の “Win”】

（“ムダ”が省かれた「適正価格」で仕入れられる）

卸売業者A社が「新たな投資ゼロ」で利益を出せた、その“恩恵”は、飲食店様にも還元されます。 あなたはもう、卸売業者の「遊休資産の維持コスト（＝ムダ）」や、「大手の巨大設備の維持費」 を、仕入れ価格として負担する必要がありません。

あなたは、その「ムダ」がすべて取り除かれた、「本質的な（＝適正な）価格」で、高品質な食材を仕入れることができます。 これは「値引き」ではありません。「価格の“正常化”」です。

第4章：ラクシーレの手数料は、どこから生まれるか？

「なるほど、Win-Winは分かった。でも、ラクシーレはどこで儲けるんだ？ 結局、卸の手数料が上がるだけじゃないか？」

これも、非常に合理的な疑問です。 私たちのビジネスモデルを、透明にご説明します。

ラクシーレの手数料の“源泉”は、「卸売業者様が“ソン”した分」ではありません。 ラクシーレが、この「マッチング（＝情報の非対称性の破壊）」によって、この世に新しく生み出した「利益（＝ムダの解消分）」です。

私たちは、卸売業者様から「加盟料」をいただきません。 「売上に対して手数料を頂戴する 成功報酬モデル」 です。

卸売業者様から見れば、 「ラクシーレと組まなければ、あの加工ラインは“遊休資産”のままで、売上は“ゼロ”だった」 「ラクシーレと組んだことで、“新たな利益”が100万円生まれた」 「その“新たな利益”の一部を、成功報酬としてラクシーレに支払う」 というモデルです。

卸売業者様は「リスクゼロ」 で、必ず「プラス」になる。 飲食店様は、「適正価格」という「プラス」を得られる。 ラクシーレは、その「Win-Win」を創出した対価として、手数料をいただく。

これが、ラクシーレが「プラスサム」を生み出す、極めて「経済合理的」な仕組みの全貌です。

結論：「ムダ」を「利益」に変え、シェアする。

ラクシーレは、飲食店と卸売業者の「奪い合い（ゼロサム）」を仲介する、単なる「ブローカー」ではありません。 私たちは、業界に眠る「ムダ」を「利益」に変換する“触媒”であり、その「新しい利益」を、飲食店様と卸売業者様で公正に“シェア”するための「プラットフォーム」です。

• 飲食店様へ： 「適正価格」とは、誰かをソンさせて奪い取るものではありません。「業界のムダ」をなくせば、合理的に手に入るものです。

• 卸売業者様へ： 「儲かる」とは、飲食店に高く売ることではありません。「遊休資産」をなくせば、飲食店に喜ばれながら、合理的に利益は増えるのです。

この「経済合理性」に基づいた「Win-Win」の取引を、ラクシーレで始めませんか？

サービスのご利用をご検討中の方はお問い合わせください。 コンシェルジュよりご連絡いたします。

お電話でのお問い合わせ 0120-23-1831 （受付時間 9:00-17:00 / 月〜土）

WEBでのお問い合わせ（飲食店様向け）： https://rakushiire.com/lp/

WEBでのお問い合わせ（卸売事業者様向け）： https://rakushiire.com/partner-contact/

ベジクル株式会社 wantedly採用ページ： https://www.wantedly.com/companies/vegekul