仕入れで「SDGs・物流危機」を解決。ラクシーレが挑…
2025.11.03
ラクシーレ
仕入れで「SDGs・物流危機」を解決。ラクシーレが挑む“共同配送”という未来
あなたが「ラクシーレ」で仕入れる(卸す)“たった一つ”の行動が、物流危機とCO2排出を同時に解決する理由
ある飲食店の店先。 午前9時、A青果の2tトラックが、数箱のダンボールを降ろすために停車する。 午前10時、今度はB精肉店の軽トラックが、小さな発泡スチロールを1つ届けるために。 午前11時、さらにC鮮魚店の1tトラックが…。
これは、東京の、日本の、至る所で見られる日常の光景です。 しかし、私たちは、この「当たり前」の光景こそが、食品業界全体が直面する「危機」の象徴であり、社会全体で解決すべき「課題」そのものであることを、知っています。
その課題とは。
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「環境負荷(CO2排出)」の問題: 荷台の半分以上を「空気」にしたまま の非効率なトラックが、何台も同じエリアを走り回り、無駄なCO2を排出し続けています。
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「物流危機(2024年問題)」の問題: この「非効率な個配」を支えるために、ドライバーは長時間労働を強いられています。しかし、「物流の2024年問題」 により、その属人的な努力は、法規制と人件費高騰によって、もはや限界を迎えています。
「飲食店の経営」と「社会課題の解決」。 一見、無関係に見えるこの2つを、同時に、かつ劇的に解決する「仕組み」が、もしあるとしたら?
あなたが「ラクシーレ」を選ぶという、“たった一つ”の行動。 それこそが、この根深い社会課題を解決する、最もパワフルな「第一歩」になるのです。
第1章:業界の“罪” ― なぜ「3台の空っぽなトラック」は走り続けるのか?
なぜ、これほどまでに非効率な「バラバラ配送」が、まかり通っているのでしょうか。 それは、飲食店側と卸売業者側、それぞれが「部分最適」を追求し続けた結果、業界全体が「全体不最適」に陥っているからです。
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飲食店側の「部分最適」: 「野菜はこだわりのA社」「肉は専門のB社」「魚はC社」…と、品質や価格を追求した結果、仕入先が分散。発注・請求・支払いの事務作業が煩雑になりながらも、「それが当たり前」だと諦めてしまっています。
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卸売業者側の「部分最適」: 自社の「既存顧客」のルートを回るのが最優先。「新規顧客」を獲得しても、それが“飛び地”であれば、非効率な配送ルートを無理やり伸ばす しかない。あるいは、非効率を理由に取引を断る。
その結果、業界全体として「トラックの積載率は低いまま」、「ドライバーの労働時間は長いまま」、「無駄なCO2は排出され続ける」という“負の連鎖”が固定化されてしまっています。 これは、もはや個々の企業の努力で解決できる問題ではありません。 「業界の“構造”」そのものを、変革しなければならないのです。
第2章:ラクシーレの“仕組み” ―「積載率」の最適化こそ、第一の答え
私たちラクシーレは、この「業界の構造」にメスを入れるために生まれました。 その第一歩が、「物流の“見える化”と“最適化”」です。
ラクシーレは、単なる「食材EC」ではありません。 飲食店様からの「需要データ」と、卸売業者様の「物流データ(=どこを、いつ走っているか)」をマッチングさせる「プラットフォーム」です。
「配送ルートマッチング」という名の“社会貢献”
私たちが卸売業者様に提供している「配送ルートマッチング」 という機能。 これは、卸売業者様の「売上UP」のためだけにあるのではありません。
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卸売業者様へ: 「御社のトラックの“すきま”(=積載率の低いルート) に、ピッタリ当てはまる近隣の飲食店様」を送客します。
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飲食店様へ: 「御社の“立地”に、すでに効率的なルートを持っている卸売業者様」をマッチングします。
これにより、何が起きるか。 卸売業者様は、新たなトラックやドライバーを増やすことなく(=CO2排出量を増やすことなく)、既存のトラックの「積載率」だけを上げることができます。 飲食店様は、非効率な「飛び地配送」のコストを上乗せされることなく、「適正価格」で仕入れられます。
「空気を運ぶ」無駄な走行を減らし、「積載率」を上げる 。 これこそが、「CO2排出削減」と「ドライバーの労働環境改善(=2024年問題への対策)」を、ビジネスの力で同時に実現する、ラクシーレの“第一の答え”です。
第3章:ラクシーレの“ビジョン” ―「共同配送」こそが、業界の“最終的な答え”
しかし、「積載率の最適化」だけでは、冒頭の「3台のトラック」の問題は解決できません。A社のトラック、B社のトラック、C社のトラックは、依然として別々に走り続けます。
この「業界の“構造”」そのものを根絶するために、私たちラクシーレが見据えている“最終的な答え”。 それが、「共同配送」構想 です。
「未来のインフラ」を創る
これは、業界の「物流インフラ」そのものを、私たちが再構築するという壮大なビジョンです。
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パターンA:集荷型 ラクシーレのトラックが、A青果、B精肉、C鮮魚の各卸売業者様の元を巡回して集荷。その後、最適化された「1本」のルートで、飲食店様へお届けする。
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パターンB:デポ型 A社、B社、C社は、地域の「ラクシーレ物流デポ(拠点)」に商品を一括納品するだけ。デポから飲食店様への「ラストワンマイル」は、ラクシーレが最も効率化された「1台のトラック」で責任を持って配送する。
この「共同配送」が実現すれば、どうなるか。 飲食店の店先に停まるトラックは、「3台」から「1台」に減ります。 「CO2排出量」は劇的に削減され、「ドライバーの労働」は根本から効率化されます。 卸売業者様は、自社で非効率な配送網を維持する「重いコスト」から解放され、商品の「品質」や「加工」 といった“本業”に集中できます。 飲食店様は、その効率化の恩恵を、「適正価格」として享受できます。
第4章:なぜ、ラクシーレにしか出来ないのか?
「共同配送」というアイデアは、古くからありました。しかし、実現しませんでした。 なぜなら、競合する卸売業者同士が、お互いの利害を超えて「物流」という“生命線”を統一することは、不可能だったからです。
しかし、ラクシーレには、それが可能です。 なぜなら、私たちは特定の卸売業者ではなく、「中立」な「プラットフォーム」運営者 だからです。
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私たちは、飲食店様からの「需要データ」を一元的に把握しています。
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私たちは、パートナー卸売業者様の「物流データ」「加工データ」 を一元的に把握しています。
この「膨大なデータ」と「中立性」を持つラクシーレだからこそ、個社の利害を超えた、「業界全体にとって最適な物流インフラ(=共同配送)」を設計し、運営することができるのです。
結論:ラクシーレを選ぶ、という「未来への意思表示」
あなたが「ラクシーレ」を選ぶという、“たった一つ”の行動。 その行動が持つ「意味」は、あなたが思っている以上に、大きく、そして重要です。
飲食店の皆様へ。それは「エシカル(倫理的)な選択」です。
ラクシーレで仕入れを一本化することは、単に「発注・支払いが便利になる」 だけではありません。 それは、「私は、無駄なCO2排出と、ドライバーの過重労働を生み出す“古い業界構造”には加担しません」という、明確な「意思表示」です。 ラクシーレを選ぶことは、未来の環境と社会に貢献する「エシカル(倫理的)な仕入れ」そのものなのです。
卸売業者の皆様へ。それは「未来への“投資”」です。
ラクシーレのパートナーになることは、単に「売上がUPする」 「未回収リスクがゼロになる」 だけではありません。 それは、「私たちは、単独で非効率な物流を続ける“古い経営”から脱却し、業界全体の“未来のインフラ”構築に投資します」という、「賢明な経営判断」です。
「便利だから」「儲かるから」という理由だけで、ラクシーレを選ぶ時代は終わりました。 「社会課題を解決する」という、より大きな“ビジョン”を共有するパートナーとして、ラクシーレと共に、この業界の「未来」を創りませんか?
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