なぜ業務用青果卸のベジクルが「ラクシーレ」を始めたの…

2025.11.02

ラクシーレ

なぜ業務用青果卸のベジクルが「ラクシーレ」を始めたのか?

なぜ業務用青果卸のベジクルは「ラクシーレ」を始めたのか? 10,000店との取引で見えた、卸業界の「構造的な課題」とその処方箋

 

導入:なぜ、今「青果卸」がプラットフォームなのか?

「新規営業に人も時間も割くことができない」 「顧客ごとに発注方法が異なり、受注工数が取られる」 「新規取引はしたいが、代金回収のリスクが不安だ」 「顧客数に比例して、請求書発行や入金確認の経理工数が増大している」

これらは、飲食店とお取引のある卸事業者様であれば、業種を問わず一度は抱えたことのある共通の悩みではないでしょうか。

私たちベジクル株式会社は、2009年の創業以来、業務用青果卸として延べ10,000店舗を超える飲食店・外食産業のお客様に対し、食材の納品責任を果たし続けてまいりました

青果という領域で飲食店様の成長を支え続ける中で、私たち自身も、皆様とまったく同じ課題に直面し、日々悩み続けてきました。

この業界特有の「構造的な負担」 を根本から解決し、卸事業者様が本来の強みである「良い商品を、確実にお届けする」という業務に集中できる環境を作りたい。そして、その仕組みは、私たち青果卸だけでなく、食肉、鮮魚、酒類、消耗品など、飲食店を支えるすべての卸事業者様にとっても価値があるはずだ。

その想いから、私たちは飲食店の仕入れ関連業務をトータルコーディネートするサービス「ラクシーレ」を立ち上げました

本記事では、青果卸である私たちがなぜ、すべての卸事業者様 に向けたこのサービスを始めたのか、その理由と背景、そして「ラクシーレ」が皆様のビジネスにどのような革命をもたらすのか、その全貌を解き明かします。

第1章:10,000店舗の納品責任から見えた「卸業界のジレ​​ンマ」

飲食店様のビジネスが多様化・複雑化する一方で、私たち卸売業者の負担は増え続けています。ベジクルが10,000店舗を超えるお客様との取引を通じて見えてきたのは、業界全体が抱える「構造的な課題」 、いわば“卸業界のジレンマ”でした。

 

1. 新規開拓の壁:「売上」と「人手」の板挟み

売上を伸ばすためには、新規顧客の開拓が不可欠です。しかし、既存顧客への対応や配送業務に追われる中、慢性的な人手不足の中で「新規営業に人も時間も割くことができない」 のが現実です。

かといって、昔ながらの飛び込み営業やテレアポでは、取引意欲の高い飲食店に出会うことは難しく 、紹介やリピートだけでは売上は先細りになってしまいます。

2. 煩雑化するバックオフィス:「受注」と「請求」の二重苦

お客様のITリテラシーや発注スタイルは様々です。電話、FAX、メール、LINE、専用システム…。異なる複数の発注方法に合わせるため、受注工数は膨れ上がる一方です

さらに、月末月初の請求業務も深刻な課題です。「顧客数に比例して請求書発行や入金確認の経理工数が増大している」 ため、事務スタッフの負担は限界に達しています。売上は増えても、それ以上に管理コストが膨らんでしまうジレンマです。

3. 利益を圧迫する非効率:「配送」と「積載」の問題

「飛び地のお客様のために配送コースを伸ばさざるを得ない」 。一件一件は小さくとも、こうした非効率な配送ルートは確実に利益を圧迫します。

また、既存の配送ルートの中で「配送トラックの積載効率が悪い」 時間帯やエリアが存在することも、大きな機会損失です。運賃や人件費という固定費は変わらないのに、トラックの荷台に“空き”がある状態は、経営者として最も避けたい状況の一つでしょう。

4. 常に付きまとうリスク:「与信」と「未回収」の恐怖

そして、最も深刻なのが「代金回収のリスク」 です。特に新規のお客様の場合、与信管理にどれだけ気を配っても、未回収リスクをゼロにすることはできません。万が一、売掛金が回収不能となれば、それまでの利益が一瞬にして吹き飛んでしまいます。

「売上は増やしたい。でもリスクは取りたくない」。このジレンマこそが、卸売業者の積極的な営業活動を妨げる最大の要因となっていました。

第2章:なぜ従来の「システム」や「マッチング」では不十分だったのか

これらの課題に対し、多くの卸事業者が「受発注システム」や「取引マッチングサービス」の導入を検討・実行してきました。私たちベジクルも同様です。しかし、そこには“部分最適”の限界がありました

従来の受発注システムの限界 私たちが従来利用してきた受発注システムは、確かに電話やFAXより効率的に発注を受けられる点では便利でした 。しかし、それはあくまで「受注効率化」のツールに過ぎません。

そこから「新しい顧客が自然に増えるわけではありません」 。結局、売上を伸ばすためには、自社で飛び込み営業や紹介営業を続けなければなりませんでした。

従来のマッチングサービスの限界 一方で、取引マッチングサービスを使えば、新しい飲食店とつながる「きっかけ」は得られます 。しかし、それも“入り口”だけでした。

「取引が始まった後の受注処理や代金回収、与信管理までは自分たちで行わなければなりません」 。つまり、契約まではサービスが支援してくれても、その後の請求業務や入金確認の負担は減らず、「リスクも私たち卸業者が抱え続ける状況に変わりはありませんでした」

私たち卸売業者が本当に必要としていたのは、営業、受注、請求、回収の“一部分”だけを便利にするものではありません。

新規顧客の獲得から、日々の受注処理、そして最も厄介な代金回収までを一気通貫で支援してくれる仕組み

それこそが、業界の構造的な課題を根本から解決する唯一の答えだと、私たちは確信したのです。

第3章:ベジクルの答え。卸業者の「悩み」と飲食店の「要望」から生まれた「ラクシーレ」

ラクシーレが生まれた直接のきっかけは、10,000店舗を超えるお客様からの「強いご要望」でした

飲食店様もまた、「発注先の選定」「日々の発注業務」「請求書の処理」といった仕入れ関連業務に膨大な時間と労力を割かれていました。だからこそ、「青果だけでなく、肉も魚も酒も、信頼できるベジクルに仕入れをトータルコーディネートしてほしい」という声が、日増しに強くなっていったのです。

この飲食店様からの「要望」と、私たち卸売業者が抱える「悩み」。 この二つを同時に解決する仕組みとして、ラクシーレは誕生しました。

ラクシーレは、単なるシステム提供や紹介サービスに留まりません

ベジクル(ラクシーレ)がプラットフォームの中心に立ち、「新規顧客の開拓(マーケティング)」 から「仕入コンシェルジュによるマッチング」 「日々の受注連携」 、そして卸事業者様の最大の負担であった「代金回収」 まで、そのすべてを一気通貫で引き受けます。

飲食店様は、ラクシーレという一つの窓口で発注・支払いが完結する利便性を享受できます。 そして卸事業者様は、自社の強みである「商品の仕入・仕分け・配送」 という“これまで通りの業務”に集中するだけで、売上拡大と業務効率化を同時に実現できるのです。

第4章:ラクシーレが卸事業者にもたらす「4つの解放」

ラクシーレのパートナーになることで、卸事業者の皆様は、長年抱えてきた「ジレンマ」から解放されます。

1. 「営業」からの解放:待っているだけで商談獲得

もう、人手と時間を割いて新規営業をする必要はありません 。ラクシーレが独自に飲食店様を集客し 、「取引意欲の高い/見直し確度の高い飲食店と商談できます」 。自社の営業努力だけでは出会えなかった新しいお客様との接点を、私たちがご提供します

2. 「未回収リスク」からの解放:代金回収は100%ラクシーレが保証

これが最大のメリットです。パートナー様での「取引代金の未回収リスクはありません」 。飲食店からの代金回収はラクシーレが全責任を持ち 、「お客様からのご入金に関わらず、卸売事業者様にお支払いいたします」 。もう与信リスクに怯えることなく、積極的な販路拡大に集中できます。

3. 「煩雑な経理」からの解放:請求書は「ラクシーレへの1通」のみ

バラバラだった受注管理も、煩雑だった請求業務も、ラクシーレがすべて集約します。「発注~請求のやり取りが一括で完結」 し、卸事業者様が行うのは「ラクシーレに対する請求書発行1通」だけになります 。受注管理・請求管理・入金管理といった経理業務が、圧倒的にラクになります

4. 「非効率な配送」からの解放:既存ルートのまま売上UP

ラクシーレは、闇雲に遠くのお客様を紹介するわけではありません。「貴社の配送ルートにマッチしたお客様をご提案します」 。つまり、「御社の既存配送ルートにマッチしたお客様をご紹介」 することで、新たな設備投資や人員を確保することなく 、トラックの積載効率を高めながら販路を拡大できます。運賃などの固定費は変わらずに顧客数だけが増えるため、利益改善に直結します

第5章:事例紹介:営業ゼロで月商UP、事務負担ゼロで販路拡大

すでにラクシーレを導入いただいたパートナー様からは、喜びの声が届いています。

【事例1:青果卸事業者様】

「ラクシーレ導入から10ヶ月で月商2,000万円アップ!」

コロナ以降、新規のお客様との取引が伸び悩んでいましたが、営業できる人手も限られていたため、打ち手が見つかりませんでした 。そんな中、ラクシーレを通じて多数の飲食店を紹介していただき、大きな成果につながっています。また、請求や代金回収もラクシーレに一本化されており、事務作業の手間が増えることもなく、非常に助かっています

【事例2:食肉事業者様】

「営業人員ゼロでも、2ヶ月で30件の新規飲食店取引を実現。」

「専務ひとりで営業を担っており、新規開拓まで手が回らない」 。そんな課題を抱えていた中で、世代交代を機にラクシーレを導入しました 。飲食店との接点を広げられるだけでなく、ITに不慣れな当社でもすぐに使いこなせる受注システムが決め手でした 。導入からわずか2ヶ月で30店舗以上の飲食店と新たに取引がスタートし、着実に販路が拡大しています

結論:すべての卸売業に携わる皆様へ

ラクシーレは、青果卸であるベジクルが、自らの10,000店舗を超える飲食店ネットワークとノウハウを注ぎ込み 、卸売業者の「悩み」と飲食店様の「要望」 に真摯に向き合うことで生まれた、まったく新しい流通のかたちです

私たちは、青果だけでなく、肉、魚、酒、調味料、厨房機器など、飲食店の運営に携わるすべての卸売業のみなさまを応援しています

現在、ラクシーレに登録し、利用を希望される飲食店様の数は急速に増え続けていますが、そのご要望にお応えするためのパートナー(卸事業者)様が、正直に申し上げて、足りていません

今こそ、低コストで効率的に優良顧客を獲得し、営業利益を改善する絶好のチャンスです

ラクシーレの加盟費用は一切無料です 売上が発生した場合のみ手数料を頂戴する「完全成功報酬モデル」 を採用しているため、リスクゼロで売上アップを目指せます。

「インターネットやパソコン操作に不慣れで不安だ」という方もご安心ください 。ラクシーレの導入サポートチームが、ご利用に関するすべてのことを手厚くサポートします

販路拡大、収益向上、そして業務効率化をご検討中の卸事業者様は、是非一度、お気軽にご相談ください

私たちと一緒に、卸売業界の「新しいかたち」 を創りませんか?

 
ラクシーレ お問い合わせ先(飲食店様向け)

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お電話でのお問い合わせ:0120-23-1831 (受付時間 9:00-17:00 / 月〜土)

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