【豊洲市場データ比較】ラクシーレの鮮魚卸は本当に安い…

2025.10.31

ラクシーレ

【豊洲市場データ比較】ラクシーレの鮮魚卸は本当に安いのか?卸売価格と「仲卸マージン」のカラクリを徹底検証

【徹底検証】ラクシーレの鮮魚卸は「豊洲市場」より本当に安いのか?

「飲食店の仕入れ価格が30%〜50%OFFになる」 「漁師直結で、中間マージンをカットしている」

ラクシーレがご提案する新しい鮮魚卸サービス。 私たちはその「圧倒的な価格メリット」をお伝えしてきましたが、飲食店の皆様が最も知りたいのは、「本当に安いのか?」「公的な市場価格と比べてどうなのか?」という点だと思います。

そこで今回は、ラクシーレの価格リスト と、東京都が公表している「東京都中央卸売市場(豊洲市場)の週間市況データ」(2025年10月分) を使い、その価格を真っ向から比較・検証します。

この比較を見ると、ラクシーレがいかに飲食店の仕入れコスト削減に貢献できるか、明確にご理解いただけるはずです。

比較の前に:絶対に知っておくべき「卸売価格」と「仕入れ価格」の違い

この検証には、非常に重要な前提条件があります。

豊洲市場が公表している市況データの価格は、「卸売価格(中値)」です 。 これは、市場の「卸売業者(大卸)」から「仲卸業者」に販売される時点での価格です。

飲食店様が仕入れる価格は、この「卸売価格」ではありません。

飲食店様は通常、「仲卸業者」から魚を購入します。そのため、実際の仕入れ価格は、豊洲の「卸売価格」に、仲卸業者のマージン(手数料・利益)や配送料が上乗せされた価格になります。

従来の流通(市場経由) [ 漁師 ] → 市場 → 卸売業者 → [ 卸売価格 ] → 仲卸業者 → [ 飲食店仕入れ価格(卸売価格+マージン) ] → [ 飲食店 ]

ラクシーレの流通 [ 漁師 ] → ラクシーレ提携業者 → [ ラクシーレの価格 ] → [ 飲食店 ]

つまり、検証のポイントはここです。 もし「ラクシーレの価格」が、豊洲の「卸売価格(仲卸マージンが乗る前)」と 同等か、それよりも安ければ、飲食店様の実質的な仕入れ値はラクシーレが圧倒的に安くなる、ということです。

では、実際に魚種別で比較してみましょう。

ケーススタディ1:キンメダイ(高級鮮魚の代表格)

まず、多くの飲食店で扱われる高級魚「キンメダイ」で比較します。

【ラクシーレの価格(10月)】

  • キンメダイ(活〆)(500-800g): 1,980円/kg

  • キンメダイ(神経〆)(地金目)(700-900g): 2,420円/kg

【豊洲市場の卸売価格(10月)】

  • 10月1週(主力 0.5-1.5kg/尾): 中値 2,160円/kg

  • 10月2週(主力 0.5-1.5kg/尾): 中値 2,160円/kg

  • 10月3週(主力 0.5-1.5kg/尾): 中値 2,419円/kg

  • 10月4週(主力 0.5-1.5kg/尾): 中値 2,419円/kg

【結論】仲卸マージンが乗る「前」の卸値より安い

お分かりいただけますでしょうか。 ラクシーレの「活〆キンメダイ」は 1,980円/kg であり 、豊洲市場の10月前半の「卸売価格(中値)」2,160円/kg よりも既に安いのです

さらに、ラクシーレの最高級品である「神経〆(地金目)」の 2,420円/kg ですら 、豊洲の10月後半の卸売中値 2,419円/kg とほぼ同額です

飲食店様は、豊洲の卸売中値(2,160円〜2,419円)に仲卸マージンが乗った価格で仕入れています。ラクシーレの価格は、そのマージンが乗る前の卸値とほぼ同等か、それ以下なのです。

ケーススタディ2:牡蠣(ムキカキ)

次に、これからの季節に需要が高まる「牡蠣」を比較します。これは衝撃的な結果となりました。

【ラクシーレの価格(10月)】

  • 牡蠣(生食用)(三倍体) (牡蠣-1グランプリ優勝): 150円/個

  • サイズ: 70-90g/個

【豊洲市場の卸売価格(10月)】

  • 豊洲のデータは「ムキカキ」(三陸産)の卸売中値(kg単価)です

  • 10月1週: 中値 3,553円/kg

  • 10月2週: 中値 4,162円/kg

  • 10月3週: 中値 4,489円/kg

  • 10月4週: 中値 3,622円/kg

【結論】kg換算で、豊洲の卸値の「半額以下」

ラクシーレは「個」単価 、豊洲は「kg」単価 のため、条件を揃えます。ラクシーレの牡蠣は1個70-90g なので 、中間をとって80gと仮定すると、1kgあたりは約12.5個(1000g ÷ 80g)となります。

 
  • ラクシーレの価格(kg換算): 150円/個 × 12.5個 = 約 1,875円/kg

豊洲市場の「ムキカキ」の卸売中値は、10月は 3,500円〜4,400円台で推移しています 。 ラクシーレの「牡蠣-1グランプリ優勝」のブランド牡蠣は、kg換算で 1,875円

仲卸マージンを考慮する以前に、豊洲の卸売価格の時点で、ラクシーレの価格は半額以下という圧倒的な価格差になっています。

ケーススタディ3:サケ(秋の味覚)

次に、秋鮭で比較してみましょう。

【ラクシーレの価格(10月)】

  • サケ(オス) (鮭の聖地・北海道)(3000-4000g): 1,430円/kg

【豊洲市場の卸売価格(10月)】

  • 豊洲のデータは「塩サケ」(アキ)の価格になります

  • 10月1週(アキ): 中値 1,512円/kg

  • 10月2週(アキ): 中値 1,512円/kg

  • 10月3週(アキ): 中値 1,512円/kg

  • 10月4週(アキ): 中値 1,512円/kg

【結論】「生鮭」が、豊洲の「塩鮭」の卸値より安い

ここでも、ラクシーレの(刺し網漁の)「生サケ(オス)」の価格 1,430円/kg が 、豊洲の「塩サケ(アキ)」の卸売中値 1,512円/kg よりも安いことがわかります

仲卸マージンを考慮する以前に、卸売価格の時点ですでに価格メリットが出ているのです。

ケーススタディ4:アジ / マガレイ(品質・サイズの違い)

「待ってくれ。魚種によってはラクシーレの方が高いものもあるじゃないか」 その通りです。例えば、アジやマガレイを見てみましょう。

  • アジ:

    • ラクシーレ: 1,880円/kg (サイズ: 400-600g)

    • 豊洲中値 (10月): 475円〜734円/kg (主力サイズ: 180-220g or 120g)

  • マガレイ:

    • ラクシーレ: 890円/kg (サイズ: 300-500g)

    • 豊洲中値 (10月): 540円〜702円/kg (※カレイ類・マ)

これには明確な理由が2つあります。

理由1:サイズと品質(土俵)が全く違う

まず「アジ」です。豊洲市場の主力が120g〜220gの中小型 なのに対し 、ラクシーレは「400-600g」という 、豊洲の主力の2〜3倍にもなる大型の高級マアジです。当然、単価は全く異なります。ラクシーレは、大衆魚ではなく、価値の高い大型サイズを厳選して扱っているのです。

理由2:「仲卸マージン」の壁

次に「マガレイ」です。豊洲の卸売中値が702円/kg(10月4週) だったとします 。 ここに仲卸業者のマージンが乗ります。仮にマージンが30%だと仮定すると、 702円 × 1.3 = 912.6円 これが、飲食店様が(配送料別で)仕入れる価格の目安となります。

ラクシーレの価格は 890円/kg です 。 もうお分かりですね。一見、豊洲の「卸売価格」より高く見えても、飲食店様が実際に支払う「仲卸マージン後の価格」と比較すれば、ラクシーレの方が安くなるケースが多々あるのです。

最大の武器:市場にはない「月間固定価格」

そして、今回の比較で浮かび上がる、ラクシーレの最大のメリット。 それは「価格の安定性」です。

豊洲の市況概況 を見てください。 「1-2割上伸」 「小幅続落」 「2-4割反発」 「軟調」 「堅調」 市場価格は、入荷状況や天候、買い気によって、毎日激しく変動しています 。これでは安定した原価計算は不可能です。

一方、ラクシーレがご提供するのは、「月間固定価格」。 日々の相場変動に一喜一憂することなく、原価を安定させ、安心してメニューを提供できる。これこそが、飲食店経営における最大のメリットではないでしょうか。

まとめ:まずは「今のお店の仕入れ値」と比べてください

公的な豊洲市場のデータと比較しても、ラクシーレの価格優位性は明確です。

  1. 「仲卸マージン前の卸値」と「ラクシーレの価格」が同等か、すでに安い(例:キンメダイ、サケ)。

  2. 卸値の時点で「半額以下」になるケースも存在する(例:牡蠣)。

  3. 一見高く見える魚も、サイズ・品質が異なるか、「仲卸マージン後の価格」で比較すればラクシーレが安くなる(例:アジ)。

  4. 市場の激しい価格変動 と無縁の「月間固定価格」という、経営上の絶大なメリットがある。

ぜひ、このコンテンツを参考に、皆様が「今、仲卸業者から仕入れている価格」とラクシーレの価格リスト を見比べてみてください。 その差に驚かれるはずです。

 

参考:ラクシーレ鮮魚卸 10月取扱リスト(一部)

直近魚種 価格 産地
サワラ(京サワラ) 2,100円/kg 京都
マアジ 1,880円/kg 京都
アオリイカ 2,650円/kg
マダイ 1,745円/kg 岡山
クロダイ 880円/kg
マゴチ(神経〆) 2,200円/kg
マナガツオ (400-800) 3,300円/kg
マナガツオ (1000アップ) 4,180円/kg
マゴチ(神経〆) 1,980円/kg 愛知
イワガキ (700) 825円/kg 愛知
イワガキ (900) 1,045円/kg 愛知
サワラ( )脂質7%~ 3,080円/kg 愛知
クルマエビ(活〆、冷蔵OR冷凍) 10,570円/kg 愛知
カマス 560円/kg 高知
サバコ 186円/kg 高知
ヤリイカ 2,320円/kg 高知
キハダマグロ 2,320円/kg 高知
トビウオ 1,000円/kg 高知
マダコ (ラウンド生冷凍) 2,530円/kg 兵庫
牡蠣(生食用)(三倍体) 150円/個 北海道
サケ(オス) (鮭の聖地) 1,430円/kg 北海道
サケ(メス) (鮭の聖地) 3,190円/kg 北海道
マガレイ 890円/kg 北海道
ケンサキイカ 3,420円/kg 島根県
アカアワビ 13,200円/kg 千葉
イセエビ 9,900円/kg 千葉
キンメダイ(神経〆)(地金目) 2,420円/kg 静岡
キンメダイ(活〆) 1,980円/kg 神奈川