大田市場の野菜入荷情報|旬の夏野菜と果物・今週の仕入…

2025.05.26

野菜通信

大田市場の野菜入荷情報|旬の夏野菜と果物・今週の仕入れポイントまとめ

毎度ありがとうございます!ベジクルです

5月も最終週に差し掛かり、大田市場ではいよいよ「夏野菜」への完全な切り替えムードが本格化しています。

雨が降ったかと思えばカラッと晴れる――そんな不安定な気候が続く中、野菜の仕入れ判断に悩まれている飲食店様も多いのではないでしょうか?

特にこの時期は、湿度と気温の上昇によって「葉物野菜の劣化スピード」が一気に早まります。

当社ベジクルでも、検品体制を強化し、状態の良い野菜だけを選別してお届けしております。

仕入れリスクが高まる季節だからこそ、現場に近い目線での情報提供と対応を徹底しています。


いまの時期は「青もみじ」がおすすめ。お料理に添えるだけで季節感がグッとでますね。

 市況感と全体の流れ

さて、今週の大田市場の野菜入荷状況と相場感ですが、全体的に見ると「出荷量が多く、価格はやや軟調傾向」にあり割安な水準が続いており、仕入れやすさはありますが、サイズが大きすぎて逆に扱いづらい…という声も。

一方、玉ねぎ・じゃがいも・トマトなどは平年よりやや高めに推移しており、相場の上下が入り混じる「読みにくい週」です。

特に玉ねぎは新物への完全切替が進んでおり、水分を多く含むため調理用途によっては注意が必要です。

ポイント:「安くても使いづらい」「高くても必要」など、野菜によって判断基準が分かれる時期です。現場に合わせた提案が重要です。

市況の背景:気温と消費の“ギャップ”

気温が20~25度程度の時期は、実は「食欲が落ちやすく消費が鈍化しやすい」ゾーン。

そのため、市場では出荷量が多くても、末端の動きが追いつかず、在庫が積み上がって価格が下がるという構図が起きています。

特に業務筋では「契約単価」での取引が多いため、市場価格の下げ幅がそのまま末端価格には反映されにくいという面も。

結果的に「市場価格は安いのに、仕入れ価格はあまり変わらない」といった声も聞かれます。

来週の見通し|業務用野菜の仕入れは“湿度”がカギ

来週も全国的に「適雨・適温」の予報が出ており、平場から準高冷地にかけての野菜生育は順調と見られています。

このままいけば出荷量も安定的に推移し、入荷量は今週以上に“多め”となる可能性が高いでしょう。

一方で、市況は引き続き“軟調”の見通しです。

出荷が順調=市場に商品が溢れる構図となりやすく、特に大型野菜では価格がやや抑えられる傾向が継続しそうです。

その中で注目したいのが「小物野菜・薬味系野菜の動き」。

この時期は湿度が高く、体感として“蒸し暑さ”を感じやすい時期。

不快指数が上がると同時に、食欲は落ちるものの「さっぱりとしたものが食べたい」というニーズが一気に伸びてきます

  • 薬味野菜(大葉・みょうが・ししとう)

  • サラダ用素材(水菜・オクラ・トマト・コリンキー)

  • 冷菜に使える“野菜のお刺身”系(水茄子・ヤングコーンなど)

このあたりは、飲食店の夏メニュー開発と直結するタイミングです。

仕入れ提案でも“季節ニーズに寄せた組み立て”を意識することで、価格以外の付加価値が提供できます。

 

今週のおすすめ野菜|業務用にぴったりな旬食材を厳選!

皮付きヤングコーン【6月限定・最盛期】

今がまさに皮付きヤングコーンの最盛期です!

6月いっぱいで終了見込みなので、あとわずか。

業務用としての人気も非常に高く、飲食店様からのご注文が集中しています。

  • 炭火・グリルで皮ごと焼いて香ばしく

  • カットして天ぷらやフリットにも

  • コース料理の前菜・添え野菜にも使いやすいサイズ感

※冷凍ヤングコーンでは出せない“皮ごとの季節感”、いましかありません!


コリンキー【生で食べられる南瓜】

ナマ食できるカボチャ「コリンキー」が今週も安定入荷中。

クセがなく、サクサクした食感はサラダや浅漬けにぴったり。

黄色い色味も映えるため、盛り付けのアクセントとしても優秀です。

  • 薄くスライスしてカルパッチョ風に

  • 刻んでレモンマリネなどにも

  • そのままスティック野菜として提供も◎


ピュアホワイト(ホワイトショコラ)【生食とうもろこし】

「ピュアホワイト」としてご案内している白いとうもろこしも、初荷から安定入荷に移行中。

まだ若干欠品リスクはありますが、甘みがしっかり乗ってきています。

  • 生食OK(そのまま削ってサラダに)

  • 焼きとうもろこしにして“白×焼き目”のコントラストも

  • 水茄子などとの盛り合わせで**“野菜のお刺身”風メニュー**にもおすすめ


水茄子【みずみずしさ際立つ旬の逸品】

大阪・泉州エリアの名産でもある水茄子は、生でも食べられるほどアクが少なく、皮も柔らか。

飲食店様では「ナムル」「冷菜」「漬け物」としての採用が増えています。

  • スライス+塩・ごま油だけでも成立

  • ナスの“冷たい提供”ができる貴重な一品

  • 彩り+冷涼感+季節感をまとめて演出できる素材です


オクラ【国産初物が柔らかい】

通年で流通するオクラですが、初夏の国産オクラは特に柔らかくて扱いやすいのが特長。

今の時期だけの“旬の食感”をぜひ活かしてください。

  • 軽く湯がいて天ぷら・サラダ・薬味

  • カットして冷や汁や冷製スープにも

  • 彩りにもなるため、コース野菜の一品としても◎

イエローズッキーニ【彩りで選ばれる“映え”野菜】

夏野菜の中でも「彩り重視」で選ばれることの多い黄色ズッキーニ

グリーンとのミックス使いや、前菜・付け合わせでの映え要素として、飲食店からの人気が非常に高まっています。

  • 輪切りスライスでソテーやグリルに

  • マリネやピクルスにして冷菜メニューへ

  • パスタやタパスなど、多国籍料理にもなじむ万能選手

彩り・食感・汎用性の3拍子がそろった、“見た目で選ばれる野菜”です!

 

今週のおすすめフルーツ|“季節の主役”果実を一気にご紹介!

肥後グリーンメロン【今が旬・特売中!】

今週の主役フルーツは、何と言っても「肥後グリーンメロン」。

熊本産の大玉で、香り・甘み・果汁ともにトップクラスの仕上がりです。

  • 大きければ大きいほどジューシー&旨みが強いのが特徴

  • カット提供はもちろん、ジュースやソルベにも

  • 今週は特売価格でご案内中!

飲食店のデザートメニューに“季節感”を乗せたい方は特におすすめです。


佐藤錦(さくらんぼ)【入荷増加中/価格はまだ高め】

「さくらんぼの王様」とも呼ばれる山形産・佐藤錦が市場に出回り始めました。

まだ「はしり」の段階で相場はやや高め(1PK1000円前後)が、見た目・味ともにインパクト◎

  • グラスデザートのトッピングに

  • アイスやヨーグルトの添え物として

  • 映える盛り付けに最適です


アメリカンチェリー【色濃く甘さ控えめ】

アメリカンチェリーも本格シーズン突入。

日本産と違い、果皮が濃く、果肉がしっかりしているので、扱いやすくコスパも◎

  • ドリンク(チェリーハイ、サワーなど)にも活躍

  • デザートのあしらい/焼き菓子にも対応


小玉スイカ【今が甘い!】

この時期のスイカは、**実は“大玉より小玉のほうが甘い”**ってご存じですか?

収穫のタイミングと糖度のバランスで、6月は小玉がベスト。鳥取産を中心に、美味しい品が出回り始めています。

  • スライスでの提供はもちろん、ジュースやシャーベットにも

  • フルーツ盛り合わせの中央に“主役”として使えます!


アメリカ産いちご【国産切替完了】

6月に入り、国産いちごは終了 → アメリカ産へ完全移行済みです。

果肉はやや固めですが、色が濃く、酸味が強いので製菓・製パン用途に非常に向いています

  • タルト・ショートケーキ用

  • 製菓仕込み用冷凍も展開中

  • 希望があれば国産夏いちごも別途ご案内可


トロピカルフルーツ各種

暑さが本格化する今だからこそ、トロピカルフルーツの仕入れ提案も強化中です!

  • マンゴー(タイ産・メキシコ産・フィリピン産 各種)

  • ドラゴンフルーツ(赤&白)

  • パッションフルーツ

  • マンゴスチン

  • ライチ(冷蔵・冷凍あり)

樹上完熟のマンゴーも、エアー便での取り寄せ可能です。お気軽にご相談ください。