【最新】春の野菜相場が大きく動く!今仕入れるべき旬野…

2025.03.29
旬の情報
【最新】春の野菜相場が大きく動く!今仕入れるべき旬野菜をご紹介
今週の市況まとめ|『春の安定』と『新しい変化』が混在
毎度ありがとうございます。ベジクルです。
3月後半から気温が上がり始め、雨の多い日も続いたことで、野菜の入荷量はしっかりと増え、価格もようやく落ち着いてきました。
4月5日からは二十四節気でいう「清明(せいめい)」。 自然界が清らかで生き生きとするこの時期は、野菜の生育にとってもベストなタイミング。 市場にも、彩り豊かでみずみずしい春野菜が続々と並び始めています。
野菜相場の動き|値下がりが目立つ一方で、“油断できない”高値品目も
今週は気温上昇と晴天が続いたことで、露地野菜を中心に生育が進み、出荷量が増加しました。
それに伴い、価格が下がった品目が目立ちますが、一部では依然として高値が続いており、仕入れには判断力が求められる一週間です。
◆ 値下がり傾向の野菜(前週比)
・ 白菜
・ 長ねぎ
・ キャベツ
・ 大根
▶ ポイント:
これまで高値であった野菜が春の気候でサイズアップ。契約出荷が安定したことで、余剰分が市場に流入→価格調整へ。
全体的にはまだ安くはない相場ですが、春キャベツの増量もあり需要分散で落ち着き傾向
◆ 値上がり傾向の野菜
・ じゃがいも …貯蔵在庫が減少し、新物切替前で相場が上昇中
・ 玉ねぎ …出荷量調整中。しばらく強含みの見通し
・ 人参 …産地切替のタイミング。新人参は小ぶり+高値傾向
・ すだち …1個200円を超える可能性あり。欠品リスク大!
▶ ポイント:
特に貯蔵系野菜(じゃがいも・玉ねぎ)は、在庫が限られる中で需要が集中し、相場は高止まり状態。
人参は新人参へと切り替わる時期で、サイズが一回り小さくなり、調理効率や歩留まりにも影響が出る可能性があります。
すだちは非常に高騰しており、注文数の調整・欠品対応が必要なレベル。できるだけ使用をお控えいただけると助かります。
◆ 総まとめ|仕入れ判断は“値段だけでなく中身”を見る時期
✔ 値下がり品目は増えてきていますが、品質にバラつきが出る時期でもあります。
✔ 安さに飛びつかず、「実際のサイズ・日持ち・使い勝手」を見て仕入れを選びましょう。
✔ 高値が続いている野菜は、納品調整や代替品の提案も視野に入れて対応を。
ベジクルでは、相場×品質×用途の三拍子そろった仕入れサポートを行っています。
気になる野菜がある方は、いつでもお気軽にご相談ください!
野菜の“旬替わり”に注意|タラの芽・菜の花は終了間近
⚠️入荷注意報
菜の花、タラの芽は終了間近につき欠品の可能性が高いです。
欠品時の代替について
・タラの芽 → こしあぶら
・菜花 → チンゲン菜花
▼タラの芽
▼こしあぶら
「こしあぶら」はタラの芽やウドと同じウコギ科の若芽の部分です。
独特の風味もありますが、ほろ苦さがくせになります。
混ぜご飯や胡麻和えなんかにおすすめです。
形はタラの芽に比べて、一回り小さくなります。
タラの芽と同じウコギ科の山菜で、独特の風味とほろ苦さが魅力。 小ぶりですが、混ぜご飯や胡麻和えにぴったりです。
春のこだわり野菜特集|彩り・香り・使い勝手を重視してセレクト!
春は、見た目の華やかさだけでなく、香りや食感まで楽しめる“多感覚な野菜”が増えてくる季節。
今回は、特にカフェやバル業態、洋食店や創作系業態で人気の高い春野菜を厳選しました。
「手軽に春を演出できる」「見た目がかわいい」「意外とロスが少ない」など、プロ目線で嬉しい要素が詰まっています。
● アスパラガス各種|シンプル調理で主役になる逸品
春の定番野菜、アスパラガス。今週は特に仕上がりのよい産地をセレクトしています。
・グリーンアスパラ:甘み・香り・食感のバランス◎。グリル、ソテー、バーニャカウダに最適。
・ホワイトアスパラ:春限定の繊細な味わい。蒸し焼き、ポタージュなどに。
・紫アスパラ:加熱で色が緑に変わりますが、炒め物やロースト調理に映える一本。
・ミニアスパラ:使い切りサイズで、前菜やプレート料理のトッピングに便利です。
いずれも太め・上物グレードをご用意しています。メニューの見映えもUPしますので、旬の演出にぜひ。
● 水茄子(生食OK)|瑞々しくて柔らかい。万能やさい
一般的な茄子と違い、アクが非常に少ない水茄子は、生でも美味しく食べられる春の人気素材です。
・サラダ・ピクルス・カルパッチョに
・バーニャカウダやカプレーゼのような前菜にもおすすめ
・火を通すと、皮が柔らかく、トロリとした食感に。炒め物や揚げ浸しも絶品です
水分をたっぷり含んだ果肉は、春野菜ならではの“ジューシーさ”が魅力。カフェのワンプレートやヴィーガンメニューとの相性も抜群です。
● 雪うるい(山菜)|パリパリ感と透明感が魅力。癖のない山菜
日光を遮って育てられることで、真っ白な軸と薄緑の葉を持つ“雪うるい”。見た目が美しく、パリパリとした食感が新鮮です。
・浅漬け・サラダ・みそ和えが定番
・加熱することで“ぬめり”が出て、まったく違う食感も楽しめます(おひたし、味噌汁、グリルなど)
・酢味噌・マヨネーズ・梅ダレなど和洋問わず合わせやすい万能調味素材
特にサラダに使うと、一気に春の表情に変わります。
● そらまめ|焼いてよし、茹でてよし、炊いてもおいしい
“春の豆”といえばそらまめ。鮮やかなグリーンと、ほんのりとした甘み、そしてホクホク感がたまらない食材です。
・定番は塩茹でですが、
・さやごと炙るグリル調理で、香ばしさとビジュアルが一気にUP
・炊き込みご飯やかき揚げ、ピザやパスタにも幅広く応用できます
ベジクルでは、大粒で食べごたえのある産地を厳選しています。今が旬の真っただ中なので、お早めに!
● 皮付きヤングコーン(レア野菜)|グリルだけで驚く美味しさ
希少価値の高い「皮付きヤングコーン」は、GW明けに安定入荷するまでは欠品する可能性がある人気商品。
・ひげ付きのまま丸ごとグリルにすると、香りと甘みが最大限に引き出されます
・天ぷらやフリットにしても◎。ジューシーな甘さが衣の中に包まれます
・薄皮をつけたまま焼くことで、自然な蒸し焼き状態になり、ひげまで美味しく食べられます
見た目のインパクト、食べてみたときの「おいしい!」体験、どちらも高い評価を得ています。
春の野菜は、味・香り・見た目のすべてが豊か。
季節の魅力をメニューに取り入れたい時、ぜひこうしたこだわり野菜たちをご活用ください。仕入れや使用法に関するご相談も、お気軽にお声がけください!
ベジクルのおすすめ商品|“春野菜の詰め合わせBOX”も人気
● カラフル野菜BOX(例) [写真] ・カラフルミニトマト ・紅くるり大根 ・水茄子 ・ミニアスパラ ・アイスプラント ・フルーツ人参 ・スイスチャード
※日によって内容が多少変更になる場合がございます
メイン料理の付け合せやサラダ用としても人気です!
編集後記:清明の頃、春の光と彩りが満ちる食卓へ✨
4月5日からは二十四節気でいう「清明」。草木が芽吹き、空気が澄み、自然界が生き生きと動き出す季節です。
市場にも、鮮やかな色合いとみずみずしさをまとった春野菜たちがずらりと並びはじめ、食卓の季節感がぐっと深まってきました。
先週ご紹介した京都産の筍のように、今の時期は“素材そのものの力”が際立つ季節。
筍も1本の単位からでもご提供ができるようになりました。
相場が下がるまでは中国産のものを中心に販売をしておりますが4月以降は国産に順次切り替えを予定しています。
1本300g前後の使いやすいサイズ感のものをご用意。
蒸し焼き、塩茹で、グリル…どんな調理法でも、シンプルなほど野菜の個性が活かされます。
仕入れの現場も、メニュー開発の現場も、春は“選ぶ楽しさ”に満ちています。
この時期ならではの感性を、一皿に込めていただけたら嬉しいです。
今週も、旬の提案・仕入れ相談、お気軽にお声がけください!