ベジクルニュース|気温上昇と雨不足、さて相場はどう動…

2025.03.01

野菜通信

ベジクルニュース|気温上昇と雨不足、さて相場はどう動く?

いつもベジクルのブログをご覧いただきありがとうございます。

花粉が気になる季節になりましたね。

一方で気温が少し上がって、野菜の生育が追いついてきたように感じます。
相変わらず雨は不足気味ですが、今週の青果相場と旬のおすすめ野菜、そして最新の市場情報をざっくりまとめましたので、ぜひご活用ください!

筍は3月中旬を目処に1本単位での販売を予定しております。
今は輸入品がメインですが相場では1箱7本で4000円程度ととても高いので、もう少々お待ちください。
現在はケースでのご提供に限定させていただいております。

 

今週の野菜相場|少し安定しつつ、まだ波も…

今週の大田市場を見てみると、気温が上がった影響で一部の野菜が値下がりしています。
ただし、3月中旬は産地切り替えで端境期になりやすい時期。急な相場変動には気をつけたいところです。

今週安くなった野菜

  • レタス
  • サニーレタス
  • ほうれん草
  • にら
  • ハーブ類
  • いちご(※今週少し安定傾向)

お高い野菜

  • 白菜
  • にんじん
  • 長ねぎ
  • すだち(しばらく入荷停止見込み)
  • じゃがいも(特にメークイン)

キャベツは相変わらず高め

白菜・長ねぎ同様にキャベツも高値が続いています。ただし、ベジクルでは中国産キャベツも取り扱いがあるため、コストを抑えたい方はご相談くださいね。1箱10kg(5~8個入)2000円程度の価格でご用意しております!

入荷要注意品目

・じゃがいも(3月中には新物に切り替わる予定)
・すだち(3月いっぱいは1粒150~190円相場)
・にんじん(3月中には新物に切り替わる予定)

春野菜ピックアップ|カフェで使いやすいセレクト

気温が上がり始めると春野菜が一気に美味しくなってきます。今週は特に飲食店やカフェなどで扱いやすい食材を選んでみました。メニューの季節感アップにいかがでしょうか?

アスパラガス

・3月からグリーンアスパラが国産へ切り替え(1束3~4本/100g前後)
・ホワイトアスパラガスも国産をご用意(希少で季節感抜群)
・春メニューのメインにもなる旨味(シンプルに茹でてもソテーしてもOK)
・パスタやリゾット、グリル料理に加えると見栄えが増し、甘みも際立ちます

 

春キャベツ

 

・ふわふわ&柔らかい春キャベツはパスタやサラダにぴったり
・外葉から中葉まで甘みが強く、ムダなく使えるのが魅力
・アヒージョやピクルスにも相性バッチリ
・コールスローやスープにしても甘みと食感を活かせます

 

水なす

・水分たっぷり&アクが少ないから扱いやすい
・浅漬けやサラダなど生感覚で使えるのが人気
・炒め物・フリットでも旨味が際立ち、油と相性抜群
・春夏にかけて需要が高まり、メニューのバリエーションも広がります

そら豆

・今週、相場がさらにひと段下がり
・ベジクルでは1莢に3粒入っているLサイズをご用意
・そら豆のポタージュ、フリット、かき揚げなど和洋中にアレンジしやすく、春らしさ満点。
鮮やかな緑色が春らしさ満点でメニュー映えもアップ

新玉ねぎ

・水分たっぷりのシャキシャキ食感が特徴
・サラダや和え物、スープなどで季節の味わいを楽しめる
・加熱すると甘みが増し、口当たりも柔らかくなる
・春限定のフレッシュ感を活かし、前菜からメインまで幅広く使えます

雪うるい・うるい

・「雪うるい」は日光を遮って育てた白っぽいタイプ
・「うるい」は自然光で育てる緑色の葉
・いずれもクセが少なく、生食OK。バーニャカウダや和え物におすすめ
・山菜パスタなどにも利用しやすく、春の演出に最適

こごみ

 

・クルッとした形が可愛いシダの若芽を食用にした春の山菜
・軽く茹でてサラダや和え物に。ほろ苦さが魅力
・天ぷらやおひたし、白和えなど和食に合わせやすい
・季節感を演出しやすく、彩りアップにも役立つ存在

 

 

最新の週刊青果市場情報|輸入増と価格動向

(2) の専門的な青果市場ニュースから、今週の注目ポイントをピックアップしてみました。

【速報】1月の生鮮野菜輸入が急増

  • キャベツ:10,748トン(前年比42.6倍)
  • 白菜:1,440トン(前年ほぼ0)
  • レタス:2,023トン(前年比179%)

加工・業務用筋で輸入を積極採用

大手カット野菜業者やお好み焼きチェーンが輸入品へ切り替えを進めており、「輸入品でも問題ない」という認識が広がりつつあるようです。消費者が最終的にどう受け止めるかが今後のポイントですね。

前週比の価格上昇・下降率

  • 値上がり:大根(+13%)、にんじん(+10%)、じゃがいも(+2%)
  • 値下がり:キャベツ(-20%)、白菜(-12%)、きゅうり(-12%) ほか

全体としては、先週の上昇分の反動で下がった野菜が多い印象。とはいえ、高値疲れで需要が弱まっている面もあり、しばらくは小幅な振れが続く見通しです。

3月後半~4月前半は要注意?

  • 冷蔵保管の白菜・キャベツが少なく、「董立ち(とうだち)」が進むと在庫が一気に減少する可能性。
  • 加えて、春の風で病害が広がれば相場が荒れる恐れも。

農業雑学コラム:日本生協連の提言とは?

日本生活協同組合連合会が政府に対し、食料・農業・農村基本計画に関する提言を行いました。主なポイントはこちら。

  1. 価格転嫁は必要だが、消費者の手が届く範囲を確保
  2. 飼料の国産化や飼料用米の増産を促進
  3. 若い農業人材の育成を長期的に支援
  4. 普段の暮らしを支える農産物(高級路線だけでなく日常野菜も重視)
  5. 食料自給率の向上目標をわかりやすく設定
  6. 農村インフラの維持に携わる人材への対価が得られる仕組み

「輸入品で補うのも手だが、価格が上がりすぎると消費が落ちる…」というジレンマは、業務用野菜においても大きなテーマ。

生協連の動きは、国産農業をどう維持していくか、そして消費者が買いやすい価格帯をどう実現するかの重要なヒントになりそうです。

 

今週のまとめと今後の動向

  1. 気温上昇で野菜相場は少し落ち着き始めているが、端境期や天候次第で波は続く見通し。
  2. そら豆や新玉ねぎなど春野菜の活用でメニューの季節感UP&単価アップに挑戦してみると楽しいかも。
  3. 輸入キャベツなどの大幅増が象徴するように、加工・業務用では輸入品が定着しつつある。
  4. 日本生協連の提言が示すように、価格転嫁と消費者目線の両立が今後の大きな課題になりそうです。

ベジクルからのお知らせ

いつもベジクルをご利用いただきありがとうございます。春メニューへの切り替えや、野菜相場・仕入れ量の調整など、お困りごとがあればお気軽にご連絡ください。今週も引き続き、雨不足や端境期など要注意要素は多いですが、日々の配送や相場情報の共有でサポートいたします!

  • 毎日配送OK:早朝・昼便など柔軟に対応
  • 発注しやすい注文システム:メール・FAX・お電話での対応可能
  • 新規野菜やお試し品:春ならではの食材もご案内中です

今週もどうぞよろしくお願いいたします。何かご不明点やご相談があれば、いつでもご連絡くださいね!